その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

かすみがうらマラソン完走記 CW-X効果も35kまで・・・

2014-04-23 00:49:14 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 昨年に引き続き、かすみがうらマラソンを走ってきました。昨年は大雨で難儀したものの、沿道の応援や大会ボランティアの方々の暖かい雰囲気を感じるレースだったのでとても好印象の大会でした。コースも走りやすいので再度挑戦です。今年は、にわか雨の可能性は残るものの、曇り空で気温14度という絶好のマラソン日和となりました。

 7時過ぎに日暮里で常磐線に乗って会場に向かいましたが、マラソン列車と化していた常磐線は始発の上野駅でほぼ満員。危うく土浦まで立ちっぱなしになるとこでしたが、何とか最後尾車両に座席を見つけました。スタート1時間半前の8時半には会場に到着し、職場のランニング仲間と合流し、記念撮影やトイレなどを済ませスタート地点へ。


≪スタート地点に集合≫

 今年は2万人近くのランナーが参加ということで、凄い混雑でしたが、無事10:00にスタート。最初は渋滞でしたが、道幅も広いのですぐばらけます。前半は思いのほか登り坂が結構ありました。去年はひどい雨だったので、コースが登りか下りかを感じる余裕もなく、ただただ足を動かしていただけだったことを思い出しました。


≪さあ、4時間切りを目指してスタート≫

 10k経過は55分とまずは順調です。時折薄日が差すと暖かいのですが、日が陰ると結構冷えます。風も弱いのだけど逆風で、なるべく集団の中に身を置いて走りました。前半は土浦市内の住宅地や工場地を走り抜けます。


≪土浦市内の工場地エリア≫

 15kほど走って、結構良い感じでした。天候といい、体調といい、「これは行けるかも」と気持ちも乗って来ます。土浦市からかすみがうら市に入ると俄然、雰囲気が長閑になり、気分もリラックスできます。ハーフが1時間58分。ロンドンマラソンの時と同じぐらいかな。このペースではサブ・フォーは厳しそうですが、直近2年間では一番行けそうな予感がよぎります。


≪曇り空のさくらもなかなか良いです≫

 ただ、ハーフを過ぎると、ちょっとエネルギーが切れてきた感じ。そこでつかさず、ウエストポーチに忍ばせていたアミノバイタルでエレルギー補給。すると、不思議なくらい力が湧いてきました。


≪かすみがうら市内の田園風景の中を走ります≫

 後半は霞ヶ浦沿いの平坦な道を淡々と走ります。後半になると、沿道のサポートも俄然増えて、補給所では水・スポーツドリンク・バナナだけでなく、パンやレモンも差し出してくれます。私設ステーションではおにぎりや沢庵まで。ガス欠寸前の身にとって補給食はありがたいことこの上ないですが、逆に食べ過ぎると走れなくなるので、ここは欲望との戦い。それでもなんだかんだで、コッペパンを3つも食べてしまいました。ちょっとお腹一杯。


≪かすみがうら市内の距離ポストのところには地元言葉のエールボードがあります。走りながらこのボードの意味を考えてたら、1キロは距離を稼げました≫

 20kから35キロまでの苦しい中盤を乗り越えられたのは、ランニングタイツCX-W効果があったことも間違いありません。今回、初めてのフルマラソンでの着用。普段、20キロを超えると必ずと言っていいほど始まるふくらはぎの痙攣も感じることはありませんでした。逆に普段感じることない両脇の腹筋がに筋肉痛を覚えましたが、耐えられないものではありません。35キロまではキロ6分以内でのペースを守って走ることができました。

 後半のコースは道幅も狭いので、サポーターとの距離が近いです。おじいちゃん、おばあちゃん、おばさん、おじさん、小さい子供たちの声援が何とも暖かく、ありがたいです。


≪道路幅狭いのでサポーターの励ましがダイレクトに伝わります≫


≪かすみがうらの民家の間を通り抜けるのですが、どのお宅も大きくて東京人にはうらやまし≫

 ただ、流石にCX-W効果も35キロまででした。35キロを超えると、色んなところが痛み始めます。脹脛、太もも、ペースも明らかに落ちてきます。そんな中でも40キロ手前のところでのバラスバンド演奏など、最後の力を振り絞る元気を貰いました。40キロで3時間53分台。サブ4は無理にしても、何とか4時間1けた分台は確保できるかなあ?そんな思いが過った後でした。

 丁度、41キロポストの手前で、左太ももの裏側が完全に吊ってしまいました。走ることはもちろん、歩くこともできないし、立ち止まっていても、筋肉がきーっと張ってどうしようもない痛み。撫でてみても、自分の体とは思えないほどの、伸縮を勝手に繰り返す筋肉。「おいおいあと1キロだぜ。なんとかしてくれよ」と自分の脚相手に話していると、突然、コールドスプレーを持ったおばさんが現れ、「大丈夫?ほら、スプレーよ」と言って、手に持ったスプレーを掛けてくれました。ありがたくて、ホント涙です。

 結局、かれこれ、5分ほど立ち尽くした後、何とか足が動けるようになったので、最後の力を振り絞って、ゴールへ。最後の1キロはヨタヨタでしたが、何とか歩くことなく走り通しました。手元の時計で4時間11分6秒。完全満足ではありませんが、前2回のレースが散々だっただけに、今後につながるレースとなり、嬉しかったです。


≪参加賞の品々≫

PS このマラソン大会、昨年も思いましたが、本当にアットホームな雰囲気が溢れる暖かい大会です。また来年も是非出たい。ただ、大会関係者に一つお願いは、トイレを増やしてほしいですね。参加ランナーの数に比べて、大会会場やコースのトイレの数が明らかに少ないと思います。大会あいさつで「来年は3万人を目指します」と役員の方が言っておられましたが、それならトイレの数は倍に増やしてほしいです。

<手元の時計>
5k: 28:02 (28:02)
10k: 54:57(26:55)
15k: 1:24:21(29:24)
20k: 1:52:38(28:16)
25k: 2:21:43(29:05)
30k: 2:49:50(28:06)
35k: 3:19:56(30:06)
40k: 3:53:34(33:38)
ゴール: 4:11:06(17:31)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする