その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

3年ぶりのイギリス訪問 (1) 《いきなり、これかよー》

2015-08-18 00:40:12 | 旅行 海外
夏休みを使って、3年ぶりにロンドンを訪ねました。その一部始終をご紹介。

ヒースロー空港からロンドン市内に向かう列車の車窓から景色を眺めていると、帰ってきた感覚と旅行に来た感覚がミックスされて、なにか妙に落ち着かない気分でした。パディントン駅から自宅ではなくホテルに向かうというのも、不思議に感じられる現実です。

ロンドン市内に着いて、早々にロンドン名物に出くわします。そう、在住時に散々迷惑を被った地下鉄ストライキ。今回は、地下鉄の運転手さん達が9月から始まる週末24時間運行に関する処遇を巡っての抗議運動のようでしたが、いきなり48時間のストライキ(の2日目)にかち合いました。折角、飛行機が予定より早く到着し、陽が高い17:00過ぎに宿にチェックインできたのに、一番の移動手段を封じられ、何とも腹立たしい。ストにより、道路もバスやタクシーで大渋滞で身動きが取れません。結局その日は宿の周辺をぶらぶらするにとどまりました。何か、最初からこのロンドン滞在は嫌な予感・・・。

《この風景、妙に懐かしい→こちら



そして、スト明けの翌朝も忘れていたものを思い出せてくれるものがいろいろ。地下鉄駅で朝から切符を求める長い行列(キュー)。ロンドン居住者であれば慣れっこで気にならないキューも、時間を有効に使いたい旅行者にはイライラの素にしかなりません。駅係員の対応のそっけなさやチケット販売機の分からなさにもムカッ。う~ん、いつの間にか、日本標準に慣れてしまっている自分を笑ってしまう余裕さえ無くしてました。

まあ、そんな思い通りにいかないことはあっても、最高温度35度の東京から、最低気温13~15度、最高気温23~24度のロンドンは天国です。日中でこそ半袖で大丈夫ですが、朝晩は長袖でないと肌寒いぐらい。夕焼けの空も広く、綺麗ですし、やっぱりロンドンはいい。

《ロンドンの夕暮れ》

(つづく)
コメント (4)
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