その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

3年ぶりのイギリス訪問 (6) 《オックスフォード & コッツウォルズ》

2015-08-29 08:24:49 | 旅行 海外
 せっかくの機会なので、車を借りて1泊2日でロンドンを脱出しました。向かったのはオックスフォードとコッツウォルズ。

 ロンドンから車で1時間ちょっと走らせてオックスフォードへ。目的地はアシュモリアン博物館です。事前に情報を得ていた特別展「偉大なる英国絵画展(Great British Drawings)」がお目当てです。ゲインズバラ、ターナー、ロゼッティ、ミレイ、ハントからホックニーとイギリス美術を一望する企画で、しかも多くが一般公開初ものというふれこみです。

 が、残念ながらわざわざ特別展料9ポンドを払って鑑賞するほどの展示ではありませんでした。デッサンや小型の水彩画など、比較的軽めの作品が多く、私にはあまり興味をそそられず。30分程度で特別展会場は退出しました。


《これが大学博物館だからね~》

 それでもアシュモリアンの一般展示の絵画は、ルネッサンスからラファエロ前派やピサロのコレクションなどなど、目が眩む展示が一杯ですから、そちらのほうを楽しみました。ロンドンの混みこみ美術館を離れ、ゆったりマイペース。いつもながら、これが大学の美術館なんて信じられないです。歴史と伝統の重みを感じざる得ません。

 オックスフォード市内も少しぶらぶら。ただ、ここもロンドン同様、ツアー観光客、語学学校の生徒達と思しきグループ、一般観光客らで一杯。8月で大学生が夏休みで不在なことも手伝ってか、キャンパスと言うよりは完全に観光地と化してました。それでも、天気の良い中、中世から続くカレッジを覗きながら街をブラ歩きするのは何とも気持ちよいものです。


《ピンボケですが街の雰囲気だけ》


《ボドリアン図書館。14世紀からの図書館です》



 この後、この日の宿泊のサイレンスターから西に10kほど行ったコッツォルズ中部にあるフランプトン・マンセルという村に向かいます。途中、コッツォルズの中でも有名なBurford(バーフォード)、Bibury(バイブリ―)の村を通りましたが、こちらも観光客で一杯で、駐車場所さえ探すのに一苦労と言う感じだったので、バイブリーでセントメアリー教会に立ち寄った以外は素通りして宿に向かいました。


《バイブリーのセントメアリ教会》


《いかにもコッツォルズっぽいお庭》

 コッツォルズは車を走らせているだけでストレスが抜けますね。コッツォルズ名物の羊はそう多く見かけませんでしたが、ゆるやかな段丘のある、視界いっぱいに広がる牧草地や草地を突っ切ってのドライブは、イギリスならではの田舎の魅力をたっぷり味わえます。ドライブ風景を写真を撮らなかったのが残念。

(つづく)
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