その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

3年ぶりのイギリス訪問(2) 《大混みロンドン!》

2015-08-20 07:15:34 | 旅行 海外
街を歩いていて思ったのは、「ロンドンの夏って、こんなに観光客が多かった?」。人ごみの東京を離れて、ロンドンでまったりしようという思惑は大きく裏切られる混雑ぶり。有名観光スポットの混み具合は経験が無いほどで、国会議事堂があるウエストミンスター界隈やロンドンのへそともいえるトラファルガー広場廻りは、人ごみに酔ってしまう程です。

《この写真では観光客はさほど映ってませんが、この反対側は人で一杯でした》

 ナショナル・ギャラリー、ナショナル・ポートレートギャラリーの再訪を楽しみにしていたのですが、東京の人気特別展ばりの会場は絵を鑑賞する雰囲気とかけ離れ、30分もたず退散しました。当地でお会いしたロンドン在住のブログ仲間さんによると、「ロンドンオリンピックの翌年こそ一旦落ちたものの、その後観光客は増え続けている」とか。この時期に、落ち着きを求めてロンドンを訪れるのはやめた方がよさそうです。

《ナショナルギャラリー この辺りはまだ空いている方でした》

 あと、落ち着きの無さを感じたのは、街のいたるところで建設関連の工事が行われていたこともあるかと思います。3年前には見たことも無いビルが建っているし、建物の建て替え、改築もあちこちで行われ、クレーン車や足場を組んだ建物がやたら目立ちます。なんかアジアの国にでもいるような建設工事ブームのようにも見え、ロンドンの不動産市況が好調を続けているのも分かる気がしました。ただ、私のイメージに残っていた、「活気はあるが落ちついた都会ロンドン」とはちょっと違っていたのは残念です。

《タワーブリッジ近くのテムズ川南岸から 頭でっかちの高層ビルは初めて見ました。その左側の空間にクレーン車のクレーンが何本も見えます》

 そんな時は、迷わずパブの生ぬるいエールで、ゆっくりするのが一番です。最近は東京でも随分、イギリス式やアイリッシュ系のパブのお店も増えて、イギリスのエールも飲めるようになってきましたが、どうも東京で飲むエールは冷え過ぎ。真昼間からパブで、ロンドンの気候ならではの、生ぬるいエールをちびちび飲んで、「これだよ、これ」と自己満足に浸っていました。



(つづく)
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