その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

目に沁みる新緑 -ゴールデンウィーク 箱根旅行-

2016-05-03 00:00:30 | 旅行 日本
 GWの前半、箱根(強羅)に母と1泊2日で出かけました。たまに箱根湯本の日帰り温泉に行くことはありますが、宿泊してゆっくりすることは滅多にありません。今回は天気にも恵まれ、目が眩むような新緑の中、リラックスした時間を過ごすことができました。


(箱根湯本駅にてロマンスカーから登山電車に乗り換え)


(登山列車の車窓から。緑で一杯)

【ポーラ美術館】 →HPはこちら
 初めて訪れる美術館です。緑に溢れたロケーションの魅力を最大限引き出した美術館です。丁度、「Modern Beauty フランスの絵画と化粧道具,ファッションにみる美の近代」という企画展をやっていました。企画展の他にも、常設の印象派から近代日本画家までの選りすぐり15枚の絵画が展示してあり、どれも見ごたえがあります。


(美術館入口)


(企画展入口)

 加えて、素晴らしかったのは、美術館の裏に整備された全長670mの「森の遊歩道」。木洩れ日の中、瑞々しい空気を深呼吸し、鳥の鳴き声に耳を澄ましながら歩いて、マイナスイオンを一杯吸収。体の細胞が隅々まで生き返る感覚です。





【強羅界隈の早朝散歩】
 翌日は6時前に目が覚めたので、さっそく、バードウォッチングも兼ねた朝のウォ―キングへ。坂道だらけの強羅エリアをせっせと歩き、ケーブルカーの終点早雲山駅まで歩いてみました。朝の爽やかな空気が心地よいです。朝日に照らされた早雲山の見晴らし台からの風景は雄大ですが、春霞がかかっていて、海の方はぼんやり。


(朝もやの中のケーブルカーの線路)


(大涌谷へのハイキング道は未だ立ち入り禁止)

【箱根美術館】  →HPはこちら
 チェックアウトぎりぎりまで宿でのんびりし、その後は強羅界隈の観光スポットを訪れました。箱根美術館は初めてです。陶磁器を中心とした展示ですが、縄文式土器とか古墳時代の埴輪(重要文化財)があり楽しめました。また、ここには日本式庭園が整備されており、苔庭が見事です。

(蛇足ですが、書道家・美術家でもあり宗教家でもある岡田茂吉氏が創設した美術館とのことで、ちょっと独特な雰囲気が少しあります(しかも、この日は丁度、氏創設の世界救世教の大会合があったようで、信者さんたちが大挙して観覧にいらしてました)。が、あまり気にせず、純粋に展示品や庭園を楽しみましょう。)


(木々だけでなく、苔も新緑)



【強羅公園】 →HPはこちら
 箱根美術館と向かいにある強羅公園。こちらは西洋式庭園です。昭和の香りがする園内のCafeで午前中からビール。ぜいたくな時間です。


(公園中央の入口には大きな杉の木)


(いい日だなあ~)



 こちらの穴場は、北側にある白雲洞茶苑。賑やかな公園中心部とはうって変わった静寂の世界。丁度、ウグイスが複数羽さえずっており、修養があれば、思わず一句詠みたくなるような環境です。


(新緑に包まれる茶室)


(この木のどこかでウグイスが鳴いてます)

 お昼過ぎに、お蕎麦を食べて、箱根湯本でお土産買って、夕方帰京。絵にかいたような、箱根での保養となりましたが、想像以上の天候と新緑に恵まれて、心身ともにリフレッシュすることができました。


(帰路につく時に乗ったケーブルカーの車窓から)
コメント (2)
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