所用で山梨県の石和温泉郷近くに出かけたので、温泉でも浴びて帰ろうということで、日帰り温泉施設を検索。ここが良さそうということで、深雪温泉という旅館の日帰り入浴サービスを利用しました。旅館のHPによると「1分間に1,415㍑(ドラム缶7本分)の豊富な湧出量の新鮮な自噴源泉を各浴槽に直接配管し、循環・加熱・加水・塩素滅菌を一切しない極上の100%源泉かけ流しが堪能できます。」
「(この日の)殿方は柿の湯へ」とご案内された、お風呂は大きな内風呂と同じくらい大きい露天風呂。2つの湯口があって、それぞれ源泉温度50.8度の熱い「完の湯」と源泉温度36度のぬるめの「熟の湯」がとうとうと流れ出て、湯船で混ざり合って適温になっているという仕組み。2つ合わせて「完熟の湯」と呼んでいるとか。内湯ではもったいないほど湯船からお湯があふれ出していて、源泉かけ流し感満載です。
お湯は無色透明、アルカリ性のしっとりやわらかいお湯で、肌にも優しそう。飲用にも天然のミネラルウォーターとして最適とのことで、温泉口から流れ出るお湯を掌で受け止め、熱いお湯、ぬるいお湯の双方を頂きました。
3連休中であるにもかかわらず、お昼時だったこともあってか、湯船には常時私一人か、多くて3人。湯船をほぼ独占し、お湯が湯船に注がれる音に耳を傾け、ゆったりしました。露天風呂も壁に囲まれているので眺望を楽しむということはできませんが、お湯をじっくり楽しむ、味わい、静かに気持ちを落ち着けさせるには最高の環境です。
石和温泉と聞くと、昭和サラリーマンの残党としては、鬼怒川、熱海と合わせての職場温泉旅行のイメージが強いし、最近はお湯もあまりでなくなったみたいな話も耳にしたのですが、しっかりした良い温泉はあるものですね。日帰り入浴は1時間半で1300円(最近、値上がったらしい)。この値段で、これだけのお湯と環境が楽しめるのは有難いです。
残念ながら、館内にはお休み処的なところは無いので、ロビーにソファーが何セットかありますので、そこで上がった後はちょっと一休み。
初訪問の温泉は期待以上に素晴らしいものでした。受付のおねえさんの対応も感じいいです。また、近くに来たら寄ってみたいです。
2023年7月15日 訪問
(深雪温泉の後、300mほど行ったところのそば処幟(のぼり)へ)
山梨のお蕎麦なので、勝手に黒くて太い蕎麦と勝手に想像してたら、東京のそば屋さんのような白くてそうめん並の細い麺でした。味はしっかり美味しかったです。