その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

これはお勧め: 映画「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」

2023-07-19 07:30:35 | 映画

職場の同僚2人が劇場で見て激賛していたのを昼飯時に聞いていた。

久しぶりにPrime Videoを覗いたらもう上がっていて、早速視聴。

ワールドベースボールクラッシックにおける日本チームの選手選びから優勝までの舞台裏を追ったドキュメント。改めて軌跡を追うとこの大会、筋書きのないドラマそのものだ。また、映像がベンチ目線なので、TVカメラのアングルとも異なり、リアルな臨場感が凄まじい。これは劇場で見るべきだったと思う。

大谷翔平をはじめとして、プロフェッショナル中のプロフェッショナルの、野球に向き合うスタンスや生き様が伝わってくる。緊張と期待を背負って、自分の記録よりもなにしろチームの勝利を優先して戦うプロフェッショナルたち。チームスポーツの最高レベルの世界がある。

個人的に印象的だったのは、栗山監督のリーダーシップ。熱い思いはもちろんのこと、あえてキャプテンを置かないチーム創り、各球団から預かった選手たちへの気遣い、正直で謙虚なコメント。ワールドカップサッカーの森保監督にも感じたが、時代とともに求められるリーダーシップが大きく変わってきているのを実感する。マッチョでカリスマなリーダーから、選手をリスペクト、信頼し、その力を引き出すリーダー。もちろん、こうしたリーダーが機能するのは、自律したプロのフォロワー(選手)が必要だと思うが、リーダーとフォロワーのあるべき関係性を見る気がした。

 

監督:三木慎太郎
撮影:三木慎太郎
主題歌:あいみょん
ナレーション:窪田等

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする