姫路での滞在時間はわずか4時間半で、そのうち2時間以上は姫路城で使ったので、極めて限られた時間であったのだけど、城だけでなく食の方も堪能しました。
お昼に到着したので、城見学の前にランチ。姫路に4年間単身赴任していた高校時代の同級生のお勧めで、駅とお城の間に位置する福亭に入りました。一人で入るには敷居の高そうな感じがする外観で、店内は個室とテーブル席が余裕もって配置されていて、BGMにクラシック音楽が流れるエレガントな雰囲気です。(友人のアドバイスで一人でも事前予約しておいた方がよさそうです。ネット予約だと2人からの予約ですが、電話したところおひとり様でも予約入れてくれました)
(お店の正面)
次いつ訪れることが出来るかわからないので、ランチのお膳のメニューの中から上等な品を選び、地酒と一緒に頂きました。どの品も美味しいですが、アナゴ丼が口の中でアナゴの肉と脂が馴染み特筆もの。日本酒は田中酒造所の「白鷺の城」。切れがありながら、ふっくらとした甘みもあり、薄味の料理にしっかりとあいました。
(豪華な御膳です)
お城見学のあとに、「お土産はまずここから」と友人に勧められた伊勢屋本店を訪問し、「玉椿」を購入。写真撮り忘れましたが、巨峰の実を一回り大きくしたサイズのお饅頭は、柔らかい皮に包まれた白餡はとってもお上品な味で、万人に好まれそう。
(伊勢屋本店)
伊勢屋本店から駅に向かう途中に匂いに吸い寄せられたのが、<鯛焼本舗 遊示堂>で鯛焼きを焼く匂いでした。薄い皮にアツアツのあんこがたっぷり。これがなんと(たしか)160円。新橋の鯛焼きやは260円ぐらいする店がありますが、決して引けを取りません。甘いものはホントに気分を幸せにしてくれます。お城巡りの疲れも吹っ飛びました。
そして、とどめを刺されたのが、神戸に向かう在来線のプラットフォーム。なんとホームの上に列車仕様の店舗が。いわゆる駅の売店かと思ったら、駅構内のスタンドそば屋さん。しかも、名前もえきそば。昼の御膳と鯛焼きでお腹一杯でしたが、ここは入らないわけには行かないと、意を決して入店し、きつねそばを頼みました。
そして、出てきたソバにびっくり。関西風のうす塩醤油だしのうどん汁に中に入っているソバがなんと中華麺。まるっきりの初体験ソバでした。中華麺ながら、和風出汁との相性はとっても良く、これはこれで美味。汁もすべて飲み干して「ごちそうさまでした」。
驚きと感動の姫路の食を堪能し、在来線でこの日の宿泊地神戸へ向かいました。
(源氏物語にも出てくる須磨の浜近辺)
(海が近い)
2025年1月18日