フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

渡良瀬遊水地の湿地園ではノジトラノオが盛りでした

2010年07月02日 15時57分34秒 | 花の和名
渡良瀬遊水地の湿地園ではノジトラノオがちょうど盛りだった。細長い花冠裂片、茎や葉の毛の状況等サクラソウ自生地のノジトラノオらしき(仮称)と同じなのを確認したのは成果だったが、イヌヌマトラノオ、ノジヌマトラノオは残念ながら見られなかった。


湿地園のノジトラノオ

谷中村史跡ゾーンの所々でハナムグラが咲き、ハンゲショウがヨシの間から真っ白な葉を群生させていた。ハナムグラは自生地よりかなり遅くて最初は信じられなかったが、ハンゲショウはちょうど半夏生の頃で、野生の逞しさと瑞々しさを実感した。
一部でヌマトラノオが見られ、トモエソウはいずれも終り近くだった。


ハナムグラがまだこんなに咲いていました
半夏生は葉も草丈も大きくたくましさを感じました
ヌマトラノオはフト見やった路傍に咲いていました

ヨシのてっぺんでコヨシキリが囀っていた。荒川河川敷のヨシ原で煩いくらいに囀っているオオヨシキリはスズメより大きいが、コヨシキリはスズメより小さく、高く細い声で囀るウグイス科の小鳥だ。


コヨシキリは白い眉斑の上が黒いのが特徴

二十四節気にみるサクラソウ自生地の夏至の項に自生地のオカトラノオ属を3種に大別してみましたをアップしました。