渡良瀬遊水地の観察会に参加してきた。
広大な敷地の中の観察会はヨシやオギをかき分けての将に野生の観察会だった。
これから目の前のヨシ原をかき分けて自生地に向かいます
一部では水溜りに入りながらようやくたどり着いた自生地
観察会の前にご案内役の大和田先生とお話しする機会に恵まれ、純粋なノジトラノオの自生地は全国にも数少ない事、ノジトラノオの特徴の一つは花穂の先に線状の苞が付く事、そして交雑種が多く確かめるのはDNA鑑定によるしかない事などをうかがった。
詳細は観察会で出会ったノジトラノオとその交雑種達をご覧ください。
土手の斜面では所々でピンクのネジバナやカナビキソウが、小さな花をつけていた。
カナビキソウは堤防などの日当りの好い所に生える半寄生のビャクダン科の多年草で、外面が淡緑色で内面が白色の小花をつけるが花弁に見えるのは萼片。日本ではビャクダン科の草本は2種のみで、葉緑体があり糖などは自分で作れるが水や無機質の吸収をふつう根を通して宿主に依存しているという。
カナビキソウは草丈は30cmもなく花径は5mmくらいで葉も細くて短い