フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

日本名が将来的にはヤイトバナになる可能性もあります

2010年07月28日 06時55分46秒 | 花の和名
荒川河川敷に限らず今は何処もツル植物の天下で、中でもヘクソカズラは至る所で見られる。

真中が赤い小さな白い花を今年は14日に秋ヶ瀬の林縁で初めて見たが、もう我が世の春ではなくて我が世の夏を謳歌している。
この花の名前はどう考えても可哀相だが属名のPaederiaも悪臭のあるという意味だ。名前についてはその繁殖力の強さに対する妬みも多少はあるのかもしれない。

古くからの在来種で万葉集にもクソカズラ(屎葛)の名前で詠まれているが、ヤイトバナやサオトメバナ(カヅラ)等のきれいな別名もある。


普通は開いている先端部分は白ですがピンクもあります

平凡社の「日本の野生植物」と世界文化社の植物図鑑ではヤイトバナを日本名とし、ヘクソカズラとサオトメバナを別名としていて、将来的には変わる可能性もありそうだ。


花筒の赤が先端部分の真中に伸びている花もありました

さいたま市の荒川堤と水田の花のホームページに二十四節気の大暑に見る田島ヶ原サクラソウ自生地をアップしました。