フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

トウダイグサ科は草本から高木まで多くの種がある科と知りました

2010年07月08日 11時51分19秒 | 花の和名
淡黄色の尻尾のような物をたくさんぶら下げた木が目に付いた。何だろうと橋を渡ろうとしたら手前の橋のたもとにもあって芳香を放っていた。15cmくらいはある長い総状花序に小さな花らしからぬ花をたくさんつけてミツバチや蝶が盛んに来ていた。


最初に目についた大きなナンキンハゼの木

ナンキンハゼ(南京櫨)で花序の基部に2~3個の雌花をつけ他は多くの雄花で花弁は無く、雄花は皿状の萼が浅く2~3裂し雄しべが2個付くという。秋の紅葉が美しいのが名の由来のようだ。
ハゼと名がつくがウルシ科ではなくトウダイグサ科という。


花穂を近付けるとメロンのようなさわやかな香りでした
雄しべと萼だけでも蜜は多いのでしょうか

先日、渡良瀬遊水地の谷中湖畔で雨滴をつけた花穂にミツバチが忙しく飛び交っていたアカメガシワもトウダイグサ科だった。

トウダイグサ科は草本から高木まで様々あり、おもに熱帯から亜熱帯に多く世界に約300属、8000種があり日本には9属が分布するという。
大きな科で将来はいくつかの科に分かれると予想されているようだが、木本と草本の違いがあるとはいえ春にサクラソウ自生地で隆盛を誇ったノウルシと同じ科だとはとても思えなかった。