フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

果実の季節のハナウドには千客万来です

2011年06月07日 23時02分12秒 | 風物詩
5月中旬には荒川河川敷の耕作放棄地はハナウドの白い花が全盛だったが、今や果実の季節で、小さな軍配形の分果がいっぱいだ。
でも面白いのはメインの茎の先の花序だけが結実し、側生の花序は雄花なので結実しない事だ。
果実は2個の平たい分果が合わさっているからこれだけで一族繁栄には十分なのだろう。


分枝の先の花序は結実していない。円内は分果

小さいが派手な虫が飛んできた。
赤と黒の1㎝くらいの虫だ。アカスジカメムシというカメムシの一種でセリ科植物に集まるという。何でこんな目立つ格好なのか不思議だったが、これは毒虫を偽装し鳥の捕食を免れる為という。それだからかカメムシ共通の悪臭は出さない。

同じような赤黒のテントウ虫がいた。大きさはナナホシテントウと同じだが斑紋が多いナミテントウだ。近くにアマガエルもいた。
そしてその先にはハチが一生懸命巣を作っていた。写真を見ると結構至近距離だ。
面白い幼虫もいたが何かの幼虫かは不明だ。


ナミテンテトウ


左は巣作りに忙しいハチ。右はアマガエル