フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

ドクダミの白い花が目立つ季節です

2011年06月04日 15時10分46秒 | 花の和名
ドクダミが花をつけ始めた。
といっても白い花弁状の4枚は花序を包んでいた総苞片だ。

真中に立つ黄色い花穂が花の集まり。黄色いのは葯で、雄しべ3と白く3裂して見える雌しべで一つの花という。花には花弁も萼もなく雄しべと雌しべだけが密集してつく。


ドクダミの花序のUP

ドクダミは人家近くの半陰地に群生する事が多い。独特の臭気がある為地方によって色々の呼び方がありその数は150にも上るという。匂いの正体はデカノイルアセトアルデヒドで抗菌作用もあるようだ。

ドクダミの名には色々な説があるようだが、毒止めまたは毒矯めが転訛したと言うのが自然のように思える。別名のジュウヤク(十薬)も薬効からだ。

去年八重を見つけた所にまた八重咲きが多く見られる。園芸品種の一つと言うがシンプルなドクダミを見慣れた目には何となく花らしい花に見える。


この花を見ると総苞片も葉が変化した事が分かります