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ジャン・ギャバン主演の「ヘッドライト」をネットで観た。
1956年製作のフランスの白黒ムービーだ。
ジャン・ギャバンの役柄はしがない長距離トラックの運転手。
全編に過剰なまでのトラックの騒音と、フランスの殺風景な田舎道の風景が流れる。
筋書きはジャンの不倫を軸として、妻や子供、同僚との希望のない会話など、特筆すべきは何もない。
暗く、乾いた、戦後から10年経っても依然として貧しい労働者階級の、終わりなき日々を淡々と描いている。
しかし、その「暗い淡々」が、今の映画では味わうことのできない、やるせなさやもどかしさ、腹立たしさや懐かしさという余韻を、心に残すのだ。
なるほど名画という所以である。
人間、歳をとると容貌、容姿が衰えてくるのは当然の理だ。
シミ、シワ、タルミは増え、禿げたり、白髪が増えたり、メタボ体型や骨皮筋右衛門になったりと、大変なのだ。
一部の俳優あたりは、渋くクールな歳のとり方をしている人もいるが、素人はそういうわけには行かない。
身体の衰えは、筋トレやストレッチである程度は抵抗できるかも知れないが、それもだんだん億劫になってくるものだ。
それにともない、開き直りというか、人目を気にしない諦めの境地になる人もいるだろう。
人はやっぱり、見た目というのは大事だ。
サラリーマンにあっては、スーツにネクタイ着用は基本だ。
太田裕美も「木綿のハンカチーフ」で言っているじゃないか。
♪ 見間違うような~スーツ着た僕の~写真~写真(は)~見てくれ~
でも単にそれらを着ていればいいというものでもない。
自分の体型にジャストフィットしたスーツが必要なのだ。ダブダブやツンツルテンではダメなのだ。
還暦サラリーマンよ、見てくれは大事だよ。