★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

不気味な廃病院

2019年03月03日 19時57分51秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキングコースの途中に、ブルースの「セント・ジェームス病院」を彷彿とさせる病院がある。

 といっても、とっくの昔に廃業している、診療所に毛の生えたような小さな病院というか医院だ。
 風雨に晒されて、埃っぽい外観の建屋の古さから、廃業してもう何年も経っていそうな年季の入り具合だ。
 病院名と診療科の一覧が書かれた看板も色褪せている。

 テレビでたまにやる心霊スポットを紹介する番組にでも出てきそうな、幽霊屋敷にも似た、夜な夜なゾンビが徘徊しているような不気味さが漂う。
 夏の夜など地元のヤンキーたちが侵入して、肝試しでもしているのかもしれない。

 私の中では、お寺や葬儀社、スリラーやホラーと同じカテゴリーに入る廃病院だ。
 そんな廃病院が街の家並みにひっそりと溶け込んでいる風情はなんとも複雑で形容しがたい。
 
 病院が廃業したあと、学習塾が入ったみたいだが、それもすでに撤退しているようだ。
 その学習塾の名前も窓に明記されている。
 長年取り壊されないということは、まさか奇特な医者が現れて、再開するのを待っているのだろうか。
 
 
コメント
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