★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

インターネットの功罪

2024年05月22日 09時00分15秒 | 徒然(つれづれ)
 人間、何か疑問があれば、大なり小なり、その回答を求めていろいろ調べるはずだよね。

 昔だったら、辞書で調べたり人に聞いたり、どうしても知りたければ、書店や図書館などに出向き、参考文献や資料を漁ったものだ。
 その調査には手間や時間を要し、得てして、もどかしい思いをしたり、結局わからないまま、徒労に終わったこともあるはずだ。

 それが今やどうだ。
 インターネットで、ほとんど答え一発だ。

 思い出せない漢字や諺、類語や対義語など卑近なものから、数式、昔の出来事や歴史、哲学、社会情勢に至るまで、マルチに情報収集が可能なんだよね。
 インターネットだと、リンクを辿れば、その答えから派生するいろんな情報も得ることができるしね。

 極端な話、この世のすべてはネットの中に入っているのだ。
 まさに、文明の利器、技術の進歩の恩恵を実感できる。

 かかる時間だけを比較すると、多大な時間の節約だよね。
 しかし、その節約できた時間を活用して、人間は果たして進歩、進化したのか。
 もちろん、進化した人間もいるだろうけど、逆に退化した人間も少なくない。

 ネットを検索するだけで簡単に答えに辿り着けるので、あれこれ考えたり、憶える必要がなくなった。
 苦労して調べた情報は、記憶に残るけど、ネットで得た情報は用済みになれば、右から左へ抜けていく。

 昔は憶えていた漢字もほとんど忘れて書けないし、せっかくネットで調べた情報も記憶に定着していない。
 インターネットは便利な反面、人間を退化させているのかもしれないね。


ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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