ギャンブルは、一番シンプルなコイントスやジャンケンから、宝くじまで多種多様だ。
コイントスやジャンケンは勝ち負け2分の1の確率だが、宝くじになると高額賞金が当たる確率は限りなく低い。
私にとってのギャンブルは、人生を除けば競馬だ。
馬券の式別の単純的中確率は、18頭立て、枠連はゾロ目含みでそれぞれ以下の通りだ。
単勝 5.56%
複勝 16.67%
枠連 2.78%
馬連 0.65%
馬単 0.33%
ワイド 1.96%
三連複 0.12%
三連単 0.02%
確率的には複勝を除けば、ほとんど当たりそうもない低確率だ。
そこに人気や過去データ、購入点数を加味すれば、少しは当たる確率もアップするだろうが、焼け石に水程度だろう。
それでも競馬ファンは、確率がゼロでない限り、見果てぬ夢を追い続けるのだろう。
世にクジ運の強い人間は確かにいるものだ。
競馬芸人じゃいのような、ウン千万円の配当を何度も当てた人間もいる。
宝くじでも、高額当選を複数回当てたという人間もいる。
そんな話を聞くにつけ、競馬ファンは、次は俺の番だとばかりに、毎週ハズレ馬券を買い続けるのだろう。
私もそんな競馬ファンのひとりだ。
ちょっと違うのは、過去に239万馬券を当てたという実績があることだ。
人生で一度あるかないかの馬券を当てたので、もう一生高額馬券を当てることはないと考えるか、夢よ再びと考えるかだ。
もちろんアホな私は後者のほうだ。
競馬歴約50年の私ゆえ、それなりの必勝法やジンクスがある。
まあ、必勝ではなく、もしかして勝てるかも、くらいのものだ。
その通りに買って外れることのほうが多いが、逆に、買わなくて泣きを見たことも多々ある。
私の重賞レースの予想のやり方は、まず過去データから消去法をもとに、買い目を絞り込んで仮決定する。
その後、ネットの記事や動画を参考に買い目を修正して最終決定する。
今までの実績から言うと、仮決定の買い目のほうが最終決定より当たる確率は高い。
また、不思議なもので、仮決定の買い目で買うと、最終決定の買い目が当たるものだ。
最終的に消した馬や買い目が来ることも多々ある。
そこには何か見えない力が働いている気がする。
それは取りも直さず、私の脳裏に巣喰う、欲望という邪心だろう。
その邪心を取り除くことが、競馬必勝法への近道なのだが、それができないのが人間だ。
その昔、美空ひばりも言っていたが、勝つと思うな、思えば負けよ、の境地に立つことだ。
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