鶴見線のたび

距離的には近いのに、とぉーーーくへ行った気分になれる、
それが鶴見線のいいところ。ずっと乗ってみたいと思っていた鶴見線。
みんなで乗ってきました。

まずは、鶴見駅集合。
せっかくなので、この前修行に行ったばかりの總持寺へご案内。
かわいい大黒様にまた会ってきました。それから、石原裕次郎のお墓。話のタネに。

さて、いよいよ鶴見線です。目指すは海芝浦駅。
ＪＲの駅なのに東芝の敷地内にあるため、一般の人は改札から外に出られない、
というとても珍しい駅です。

電車は３両で、ガラガラ。乗っている人といえば、ほとんどが鉄道マニアふう。
一見、わたしたちの一団だけがそうでもなさそうな感じ。
鶴見の街を抜けて、いよいよ工業地帯へ。
電車は運河と工場の間を走って、もーワクワク度満点。
終点の海芝浦駅で降りたら途端に潮の香り。海は目の前です。
確かに東芝の構内へは立入禁止と書いてありました。
ホームの先にある小さな海芝公園だけが唯一入れる場所。

コンビナートと橋が織り成す風景があれだけ間近で見られるのがいいですね。
海は決してきれいではないですが。

滞在時間は約１０分、すぐに折り返しの電車にそのまま乗って浅野駅へ。
そこでまた乗り換えて、今度は別の終着駅、扇町駅へ向かいます。
扇町駅で見たものは……カメ２匹！　これにはびっくり。
駅の人が飼っているようです。貨物列車もたくさん止まっていました。

また折り返しの電車に乗ったんですが、すでに車内の顔ぶれは同じ。マニア集団。
でも、わたしたちは浅野駅で降りて、沖縄タウンへ。

高度経済成長期、京浜工業地帯での職を求めて
たくさんの人が沖縄からやってきて、鶴見周辺に住みついたそうです。
それで沖縄料理の店や沖縄の食材を扱う店がいくつもあるのです。

仲通りの沖縄料理屋でおいしいものを食べまくりました。
（わたし以外は飲みまくりも……）

大いに盛り上がって、さあ、鶴見駅へ向かう、とその途中で
今度はブラジル料理屋の前でなにやら楽しそうに集う人たち発見。
素通りできずに店に入ってみました。あら、そこは日系ブラジル人の世界。
日本人のお客さんはわたしたちだけ。
沖縄料理でもうおなかいっぱいなのに、せっかくだから、と少しだけ
注文しました。これまたおいしくて、今度はおなかを空かせて再挑戦しなければ。

１日で仏教文化、鉄道文化、沖縄文化、ブラジル文化と４つのものを楽しんで、
盛りだくさんで充実した街歩きの会でした。チャンチャン。