虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

存在感を示せ!

2010-10-21 08:58:52 | メディア
この春からまた地域メディア(地域FMラジオ)の仕事をしていますが、以前に比べて存在感が薄れているのは否めません。
正直なところ、リスナーからのリアクションが少ないのです。
こちらの情報発信の問題もあるとは思いますが、リスナーの絶対数が少ないようなのです。

これはメディア自体が多様化したことと、地域メディアのあり方が問われているように感じます。

とくに札幌のような大都市の場合、マスメディアではフォローしきれない部分に活路を見出していくべきではないでしょうか?
例えば、演歌や懐メロに特化した番組。
在宅の高齢者に受け入れられる要素は大きいと思います。
そして受け手(ラジオの場合はリスナー)と相互にやり取りが出来る、現代で言う「ツイッター」のような関係性を保てる番組、昔ながらのリクエスト番組がいいかもしれません。

現在、私が担当しているのは運動・スポーツ・健康の分野ですが、スポーツの奥深さやマニアックな面白さを(興味があって、造詣のある)リスナーの皆さんと一緒に、ワイワイガヤガヤと構築できればと番組としての独自色を見出すことは可能だと感じています。
既存のメディアではいろんな部分に限界があるので、拾い切れない部分を徹底的にフォローすることで充分にポジションを確立することは可能だと思います。

どのように自らのポジションを確立し、経営=財政面も安定させていくかが、今後の地域メディアにとって課題といえましょう。
そのためには媒体社がビジョンを明確にし、その方向性に沿った番組作り=編成が求められるのです。