虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

左足に注目

2010-10-30 10:14:44 | スポーツ
28日行われたプロ野球ドラフト会議で、注目の早稲田大学・斎藤佑樹投手は北海道日本ハムファイターズに1位指名されました。

おそらく、すんなりプロ入りするものと思われますが、彼の高校時代と大学時代を比較して、ちょっと気になる点があるので、今日は指摘してみます。

まず写真を見てください。
踏み出した左足に体重が乗り切っていないことが覗えます。特に左の写真では顕著に見え、上体の力みにより全体のバランスを崩しているように感じます。

高校時代の彼はもっとゆったりしたフォームから、左足への体重移動もスムーズで、しなやかなイメージが印象的でした。
だからこそ甲子園で連投も出来たし、最終的には150km/hくらいの速球を投じることも出来たのです。
すなわち、下半身主導の理想的な投球ができていたのです。

しかし、大学2年の後半から左足が突っ張った感じで踏み出すケースが多く見られるようになりました。
おそらく、高校時代のような速球を投げたくなったのか、上半身に頼った投球になったのではないかと考えます。

彼は上背もそんなにありませんし、体重もさほど重くはありません。
このことからコントロールと球のキレで勝負するタイプのピッチャーを目指すのが理想的でしょう。
桑田真澄や和田毅のようなタイプです。

このことから、プロ入り後はしっかり足腰を鍛え(走りこんで)下半身主導のピッチングが求められます。そして、下半身をしっかりつくると怪我=故障の防止につながるのは今更言うまでもありません。

彼は毎年のように10~15勝できる日本を代表するピッチャーに育ってもらいたいと思っています。
それだけのポテンシャルを持った逸材だと思います。

本人の意識もさることながら、周囲の人たち(首脳陣など)がきっちりサポートして、ファイターズを担う投手になることを切に期待しています。