今季のプロ野球、レギュラーシーズンもほぼ終わり、選手や首脳陣の去就が話題になる時期になった。
セ・リーグでは奮わなかったチームの監督が辞任することが決まり、次期監督の人選が行われ、どの球団も今月下旬のドラフト会議までに決まっているだろう。
いつもこの話題を聞く度に思うのだが、プロ野球の世界では監督のライセンス制度はなく、近年では現役時代の実績をベースに選ばれるのが一般的である。
サッカーに倣ってライセンス制度を取り入れよ!とは言わないが、監督育成プログラムをNPBが取り入れてもいいのではなかろうか?
誰がとは言わない(言える立場にない)が、指揮官(指導者)として疑問符が付く監督がいるのは明らかだ。
個人の資質の問題もあるが、指導者に相応しい人格やスキルを一定レベルまで高めるプログラムは必要だと思う。この先には必然的にライセンス制度につながるはずだが、それは置いておいて、まずは監督育成プログラムを早急に導入しないと、プロ野球のレベルアップにも繋がらないと考えます。
ビジネス界では少しずつ、管理職向けの育成プログラムが導入され、コーチングやファシリテーション能力を磨くことが導入され、いろんな業務現場で活かされるようになってきています。
スポーツ界全般に言えますが、指導者(監督)育成プログラムは遅れ気味で、全く手付かずの競技団体も見受けられます。
やるかやらないかは各組織の裁量と考え方如何。
長らく日本のスポーツ界をリードしてきたプロ野球界こそ、早急に検討し、着手すべき案件です。あとはコミッショナーのリーダーシップ次第なんですけどね。
NPBのコミッショナーは実質「お飾り」だから、やれないんでしょうけど、トップがこんなことだと話にならないですね。この話題はまたの機会に。