虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

悪循環からの脱出なるか

2019-03-01 07:11:40 | ビジネス

毎日新聞より。

 SUBARU(スバル)の品質を巡る不正や不具合などの問題に歯止めがかからない。28日には、同社として過去最大規模となる国内外で約226万台のリコール(回収・無償修理)届け出を明らかにした。多額の関連費用計上や、ブランド力の低下が経営の足を引っ張る悪循環から抜け出せない状況が続く。

 スバルでは2017年秋以降、完成車検査を巡る無資格検査や燃費・排ガスデータの改ざん発覚が相次ぎ、一連の不正による累計リコール数は53万台に上った。18年11月には部品の不具合で走行中にエンジンが停止するおそれがあるとして、国内外で計41万台のリコール実施を発表した。さらに今年1月には調達部品の不具合に伴い、国内唯一の完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)の操業を一時停止。生産への影響は3万台に上り、今期2度目となる業績予想の下方修正で、最終(当期)利益の見通しを1670億円から1400億円に引き下げた。

 品質管理向上のために生産速度を落としていることもあり、スバルは18年度の国内生産計画を昨年11月時点の計画から4万台少ない61万5800台に引き下げ、世界販売台数も3年ぶりに100万台を割り込む見通しとなった。2月27日に発表した1月の国内生産台数は、前年同月比50・9%減となり、大手自動車メーカーでスバルだけが前年同月を下回った。

 一連の問題では、対応のまずさも目につく。28日に届け出たリコールでは、13年から不具合情報が寄せられていたが、「原因究明に時間を要した」(同社)ことで届け出が遅れたという。ブランドイメージの回復のためにも、品質管理などで抜本的な対策が急がれる。<了>

悪循環からなかなか抜け出せないどころか、一層泥沼化しているように思える。決して企業規模が大きくないスバルがこのようなことになると、企業イメージへの影響は甚大だと推測できる。

企業=人なのだ。どこかに慢心や油断があるのだろうし、他人事みたいな部分があるのかもしれないですね。持ち直すには数年を要する雰囲気である。このままだと結構厳しい局面になりそうな気がします。スバルは好きなメーカーだけに頑張って欲しいですけどね。