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町会役員は高校生

2021-12-27 06:22:10 | 社会
千葉日報より。

千葉県内各地で高齢化が進む中、松戸市の小金原九丁目町会(会員数約700世帯)に今年度、高校生の役員が誕生した。
いずれも2年生の嶌田晴菜さん(16)と末永実優さん(17)。
新型コロナウイルスの影響で町会活動に制限がかかり、本格的な仕事はこれからだが、2人は交通安全や世代間交流を進めることに意欲をみせる。
市によると、高校生の役員就任は珍しいという。

市民自治課によると、市内には347の町会があり、2020年の町会の世帯加入率は約67.8%。
加入率はほぼ横ばいで推移している一方で、高齢化による「役員のなり手不足」に悩む町会も少なくない。

同町会などによると、小金原地域は高度経済成長期に開発された住宅地。
九丁目付近も1971年ごろに造成された。居住者の大半が町会に加入するという。

2人は交通安全や世代間交流を進めることに意欲をみせる

嶌田さんは市川工業高校建築科、末永さんは松戸馬橋高校に在籍。
2人とも小学5年生から町会の和太鼓チームに入り、その縁で町会の清掃活動や夏祭りなどの行事に参加。
改善提案にも積極的で、夏祭りのステージ照明や売店の品ぞろえに反映された。

役員就任は2021年4月。
2人には元々「地域の役に立ちたい」との思いがあり、渋谷寛之会長(51)が声を掛けた。
渋谷会長は「新しい意見を取り入れ、多世代が交流する町会にしたいという思いがあった」と明かし、「2人には若い世代が興味を持つイベント、多世代が交流できるイベントを企画してほしい」と期待する。

開発から半世紀がたち、街路樹が大きくなったことで、末永さんは「見通しのよくない交差点がある」と改善の必要性を指摘。嶌田さんは「幅広い年代の人が町会活動に参加するようになれば」と意欲をみせる。

12月の市広報誌では、高校生町会役員として、嶌田さんと末永さんのインタビューが掲載された。
同課の担当者は「2人から刺激を受けて、他町会でも若い世代の地域参加が進んでくれたら」と期待を寄せた。<了>

すばらしいです!
全国の町内会(町会)は存在意義が問われるようになりり、存廃の岐路に立たされているところも数多くあると聞いています。
とくに高齢者比率が高い地域においては、存在意義はあるのは間違いないが、担い手がいない問題も…。
そんな状況において、現役の高校生が積極的に取り組むのを地域が支援してあげたら、新たな事例として波及するかもしれませんね。

でも個人的には、収益化に取り組み、幾ばくかの(手間賃程度の)報酬を払える仕組みにすべきだと思っています。
完全ボランティアは現代においては、さすがに厳しいと思いますよ!
あとは行政の立ち位置だろうなぁ。
下請け的な扱いをしている自治体が多いのが、このような状況にさせた一因だと思うので、首長を筆頭に再検討する必要はあると思いますよ!