第1279話 好きになってもらうということ

2016年07月19日 05時24分15秒 | Weblog

どうしたら気にいってもらえるだろうか・・・

人の心を動かす難しさに悩み、策を練るプレゼンは恋愛に似ている。

 

相手の心が開く前から「いいでしょ? いいでしょ? 買って、買って」

と一方的に押し売りすればひかれるだろうし、

もう既に知っている情報などわざわざききたくないだろう。

知らなかったという新しい発見(情報の新鮮さ)があって、

初めてご興味を持ってお聞きいただけるであろうし、ご興味を誘ったのち、

「うん、これにしよう」と相手に決定権をゆだねる余白を残し、最後は自分で決めてほしい。

私の場合こちらからガンガン、熱血アプローチするのではなく、

告白は寸止めで終わることをむねとし、後は「あなたが決めて・・・(待ってるから)」と去る。

 

とはいっても、相手の気持ちが気になるもの。 どう思ったのかアンケートチェック。

「今まで誤解していた」、「不安がなくなった」、「(自信を持って)決めました」・・・

あぁ、聞く前より聞いた後の心の変化が嬉しくて。

好きになってもらうことの大変さと喜びを味わう。

説明している女の人の「声が素敵でした」、「可愛かった」という貴重なご意見は

テンションがあがるのでコピーし、手元に保管(笑) 今後の糧に、と。

 

そして、もうひとつ、わかった現実がある。

100% 好かれることはないということ。

「こうした方がいいよ」という改善点ではなく、生理的にあわないレベルで

どうしても好きになってもらえない方がいるということ。

全員じゃないけれど、おおむね満足を目指せばいいんだ・・・

こうして私のプレゼンは終わる。

しばらく担当することはないだろうが、

次回いつかまた担当する時のために日々誠実さを失わず、

徳をつみ、好感度は高めておこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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