とうとう わたくしのおそれていたことが起きたのでございます。
解雇、失業、倒産・・・
こんな日がくるのではないかと ずっと心配しておりましたが、
ついに・・・
全国に 3月からの休校要請は、早すぎました。
全国一律の 緊急事態宣言解除まで、長すぎました。
電車に乗りますと、座席があいておりますのに
みな、自分の隣の席に座るな!オーラを発しております。
自分以外の者をよせつけぬ風潮・・・
そのような風景をみておりますと、
この先 はげしい争奪が予想されます就職にも感じられ、
なにやら おそろしい気がいたします。
わたくしにも 欲しいものがございました。
したいことが ございました。
ですが、万一の時のため、諦め、慎ましやかに
真面目に コツコツとお金を貯めてまいりました。
もしもの場合・・・
わたくしは 切り崩してやっていく覚悟でおりました。
驚きましたことに、世間は そんなわたくしに
救いの手を差し伸べるどころか 1か月で
手を、わたくしから申しますと、根をあげた方のために
幾重にもわたり、救済される話があるというのです。
わたくしは、耳を疑いました。
このような不公平な世であってはならない、
これでは「アリとキリギリス」ではないか、
懸命に働いてきた者が馬鹿をみるのか、
はらわたの にえくりかえる思いでございます。
太宰治の「きりぎりす」を読みました。
わたくしは「燈籠」「皮膚と心」「きりぎりす」「水仙」
などを好む傾向にあるようでございます。
「きりぎりす」を拝読いたしました際、
その鮮やかさに 梶井基次郎の「檸檬」を思い出しましたが、
こちらは皆様に賛同されない特殊な感想になりますでしょうか。
太宰治みたいに? わたくしも 本日は、
女性の第一人称で綴ってみました、のでございます(笑)