第4219話 塞王の楯(下)

2024年10月13日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

ほこ × たて。

最強の「楯・石垣」 と

至高の「矛・鉄砲」の対決。

一進一退の攻防戦。

今村翔吾著「塞王の楯」

 

守りと攻め。

兵の数、武士の力量、

様々な要因(ヒト)から 単純に

矛楯(モノ)だけで はかれないが、

守りが勝つのか、攻めが勝つのか。

我が国の自衛や保持したくない兵器

を想起してしまうため、

守り(楯)を応援してしまう。

 

どうか 死なないで。

その命と技(文化)を

守ってほしい・・・

祈ることしかできない後半。

 

完全無欠の石垣なんてものは ねえ。

何としても家族を、

この地を守りたいという人の心が、

石垣に魂を吹き込む。

 

師から弟子へつなぐ奥義を、

人の心の矛盾を 知りたくて

(その先を知るのが怖い

恐怖に耐えて)ラストまで。

風(明日の聲)に吹かれて

泰平を味わう。

 

※ 上記に盛り込むことができなったが、

覚えておきたい「強みと弱みは表裏一体」

「今からでもよいではないか。

人はそう思った時から歩み始める」


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