第1655話 過去最高の平和

2017年10月11日 07時00分00秒 | Weblog

昨日、女性の自由について考えたが

昔インドに行った時の会話を思い出す。

海外旅行慣れしていない身で

いきなりインド。

行く先々で日本人に救われながら過ごした日々。

そこで出会った人が、かなり旅慣れた方で

「(自分は)暇があったら海外に行っている。

行かないと損だよ。

行きたいと思えば、飛行機に乗ってどこでも行ける時代。

それでも行けないところもあるけれど、今ほど平和な時代はないよ」

 

海を渡って日本を見ると、

日本がいかに平和であるか、恵まれているかを痛感した。

女性は、日本史上 過去最高に自由で、

男女とも 過去最高に平和な時代を生きている。

今後さらなる最高をめざしていけるのか・・・

右肩上がりでいきたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1654話 女の自由度

2017年10月10日 07時00分00秒 | Weblog

十二単を着て思ったが、

走ることができない・

逃げることができない・

アクティブに行動できない。(泣)

衣を重ねる美しさもあっただろうが、

女性を家の中にとどめておくための策でもあったのではないか・・・

自我を失う衣の重さ。

 

十二単から着物へ・・・そして、現代に至るまで

世界的に女性はファッションと称し、

少しずつ身軽になることに成功してきたのではないか。

現代の なんと衣の軽いことよ。

走れ、遠くまで行け、飛ぶことも踊ることもできる。

男尊女卑。

まったくなくなったわけではないが、

昔より女性の自由度は高まったのではないか・・・

十二単は、女性が囲いの身であることを痛感させる重みであった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1653話 十二単(じゅうにひとえ)体験

2017年10月09日 07時00分00秒 | Weblog

毎年恒例の家族写真撮影。(1年に1度の写真入り年賀状用)

今年は、息子の十歳(ととせ)の祝い記念として (はりきり)

十二単(ママ)・束帯(パパ)・水干(息子) 変身体験 (奮発)

 

いつもは着つけに時間がかかるためママ(女性)からだが、

今回は最後に着替える(ほど重い) という。

私のコスプレ好きにつきあわされ不機嫌なパパ・・・

は、さておき

待っている間、束帯(公家の正装) の着付を眺める。

最後は、縫腋の袍(ほうえきのほう・黒い布)で覆われ、

ちらっと見えるか見えないかだけの 朱色、赤色なのに

内にこんなにきっちり着こまなければならないのか・・・

しかも、股のところ「謎の紐クロス」・・・この必要性が謎。

石帯(ベルト)も 派手な内側を見せたくなるところ、

こっちかぁ・・・の抑え気味。粋な日本人の美意識に触れる。

 

父子、束帯の着つけが終了し、いよいよ私の番。

足をひろげて立つよう 指示される。

要所要所、紐で結んで固定していく着物の着付と異なり、

留めては取って、結び紐を残さず、ひたすら重ねていく。

(実際、十二枚 羽織るわけではない)

苦しくはないが、重い・・・

男性同様、襟に袖に ちらっと見せるだけなのに

抜かりなく覆っていくため 大変な重さになる。

平安貴族(女性)が1日中ほとんど動くことなく座って過ごした・・・

そう導かれた陰謀すら感じる。(明日の第1654話につづく)

 

最後にもうひとつ重ねてみたのが、鬘(かつら)

鬘が似合わない(泣)・・・

取り返しがつかない 笑劇的ラストを迎える。

たった一本の紐で着つけられた十二単。

脱ぐときは一瞬。

脱皮すると、裳抜け(もぬけ)の殻 ができあがる。

これは光源氏もそこにいると思う 空蝉(うつせみ)の術。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1652話 チーム別対抗リレー

2017年10月08日 07時00分00秒 | 子育て・「おママごと」

息子が録画しているので

芸人の運動会を 私も繰り返し見ることになる。

バトンをつないでいくリレー観戦は、

見ているものを熱くする。

テレビを見ながら「バトンを手にすると、早く走りたくなるねん」

という息子の気持ちに同感する。

 

私が子どもの頃、バトントスに重きをおき、

つまらない練習に余念がなかった(笑)

息子の運動会を見る限り、

6年生でもうまくバトントスができていないような・・・

早く走る体制に向かって

バトンを受け取る側が助走をするのだが、

渡す側が、早く渡そうとバトンを差し出し、

腕を振らず、息も絶え絶えに走っている。

そんなに助走しないであげて・・・

(ここでスピードが落ちる)と遠目に敗因の分析(笑)

相手の状況を見ながら判断する。

渡す側と受け取る側の呼吸が重要なバトントスは、

私が子どもの頃の方がうまかったのではないかと思う。

 

バトントスの良し悪しが勝敗に影響を及ぼす。

右手で受け取って 左手に持ち変える。

何度も何度も繰り返し練習した 昔の体育指導を思い出す。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1651話 ものたりない運動会

2017年10月07日 06時30分00秒 | 子育て・「おママごと」

運動会が、なんとなくものたりない。

年々 なまぬるくなってきたような・・・

 

まず、全学年の徒競走 (純粋に足の速さを競う個人戦) がない。

足の遅い子への配慮だとわかるが、

速い子が活躍できる場を!と思ってしまう。

実際、ただ走るだけなのだが、

足の速い子を見ると (我が子ではない・笑)

その恰好よさ、美しさにうっとりしてしまう。

得意、不得意があっていいじゃない・・・

得意がたたえられる場を作ることが、今は難しいようである。(ことを嘆く)

 

全学年ではないが、リレー(団体戦)がある。

このリレーもくせもので、

6年生なのに、アンカー以外、トラック半周なの?! 謎。

短い距離の中では、バトン落とす、こける等

何かハプニングがない限り、追いつき、抜かし、は至難の技。

最初についた順番をひたすらこなしていく。

高学年は、走行距離をのばすべきだ!と思う。

競争社会の早期化を願わずにはいられない。

 

組立体操も 年々こじんまり・・・

組立て以外のところに時間を割くため、

これまで運動会で踊った1年生からのダイジェスト・ダンスを見せられても・・・

6年生になったからキレッキレのダンスになるわけではなく・・間延び。

ダンス以外に取り入れた集団行動も

観覧席下から見上げる集団行動はただの行進じみて・・・もったいない。

批判ではない。

実際、見ながらいつも涙を流し、感動している私だからこそ、

6年生の団体演技のみならず、他学年の団体演技にも

練習時間の少なさ、過剰に配慮された指導問題を感じてしまう。

 

これは、公立だからか?

私立であれば、もう少し競争社会感、

(学校の指導力をあらわすため) 一糸乱れぬ感を出しているのであろうか・・・

公立であれ、私立であれ、

全児童の待機・観覧席に設けられたテント(人工日陰)に

時代の移り変わりを見る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1650話 運動会に(ジャンプ)

2017年10月06日 06時30分00秒 | 子育て・「おママごと」

運動会が終わって・・・結果、

息子の所属するチーム(黄組)が団体優勝を果たす。

最後の運動会は6年生だけが迎えるわけではなく、

息子の友だち・S君にとっても

入学式から通い続けた小学校 最後の運動会。

同じチームで優勝したい。

そう願っていたことが叶い、心から感謝している。

 

他の人にとっては何でもない日なのだけれど・・・

昨日までと今日、一変する そんな日がある。

運動会のあと。

祭りのあとのさびしさを抱えながら

そのうち少しずつ慣れて、忘れて・・・生きていく。

新天地で暮らすS君の幸せを 私も心から願っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1649話 運動会に向かって(ステップ)

2017年10月05日 06時30分00秒 | 子育て・「おママごと」

今年度はPTA役員として 運動会前日の準備から参加。

担当は・・・トイレ掃除 等々。

男子トイレ・・・今も思い出されるその香り。

女子トイレに比べて汚い(涙)

適当男子の日々の清掃を恨む(笑)

これまで当日できあがった会場で観戦、

周りを注意深く見ていなかったが、来場者を想像し、

授乳室(囲いを作って簡易なもの)を仮設したり、

あらゆる遊具、また、遊具となりかねないものを覆って隠す。

小さな子が のぼって、ぶらさがって、けがをしないよう、

ここにも?の防止策。

ワーキングママとしては危機管理の勉強になり、

自社イベントにもいかそうと思う。

最高学年・6年生と先生方の準備(会場作り)に心から感謝する。

これが 私のステップ。

 

息子のステップは、別れへのカウントダウン。

学童でよく遊ぶ1つ下のお友だち・S君

(息子と同じ月曜から土曜までの数少ない利用者) が

この運動会を最後に転校するという。

がっくりきている息子にその話をきいた時、

どう反応したのか問うと、

「・・・そうか」とだけ。(しか言えなかったようである)

息子なりに 家庭の事情があって

どうしようもないのだということはわかっているようで

こらえている。

息子の通う小学校の運動会は、色別対抗戦。

息子とS君は、偶然 同じ色のはちまきを巻く。

同じチームで優勝したい 息子の気合い、高まる。

(明日、運動会当日ジャンプに つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1648話 運動会に向かって(ホップ)

2017年10月04日 06時30分00秒 | 子育て・「おママごと」

新学期が始まって 運動会一色。

「今年は黄色に決まった」

息子の通う小学校は、赤、青、緑、黄 の4色対抗戦。

心の中で、黄色?・・・黄色は面白キャラで

赤、青より弱いイメージ。現にここ近年、

黄色の最下位が続いている記憶も生々しいが

この不穏、

息子に言うべきことでもないであろう(笑)

 

宿題も「運動会のスローガンを考えよう」

1年~3年生になかった運営側サイド視点に

高学年になったことを実感。

作文やキャッチコピーを考える時、

息子は私を訪ねてくる。

例にのっている、

過去2年間の作品を見て 傾向(主催者の好み)を知る。

なるほどね・・・絆、パワー、新たな歴史・・・

(わかりやすく、ちょっと恥ずかしい言葉もOKってことね)

息子が考えた文章(後半)いかしつつ、出だし

奇跡を起こせ!

はどう? キャッチの7文字を親提案。

4年生の作品は採用されることはないだろうが、

来たるべき最終学年・6年に向かって、準備の時。

 

チームカラーも決まり、スローガンも決定。

次年度の傾向と対策も 抜かりなく。

今年決定したスローガンを見る限り、

6年生の組み立てのテーマと関連したものが

採用されやすいかも となんとなく。

運動会本番まで、あと少し。(明日のステップへ つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1647話 不時着する流星たち

2017年10月03日 06時30分00秒 | 読む(小説・物語)

不時着・・・

制御不能になって、目的地以外の場所に到着すること。

 

小川洋子著「不時着する流星たち」

奇異な世界の扉を開いたのに、

なぜか 私にもわかる 世界がひろがっている 不思議。

特異な物語を 詳細な描写がとらえる。

わからぬまま わかるところへ連れ去られる。

 

本を読む時、

字体や文字の大きさ、行間(余白) に好みがあって・・・

購入に至るかどうかまで影響を及ぼす。

小川洋子さんの作品は、

手にとった時の、目の前にひろがる言葉の様子も 私好みで

本棚の一角を占めていく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1646話 博士の愛した数式

2017年10月02日 06時30分00秒 | 読む(小説・物語)

息子の誕生日が「素数」で構成されており、

ルート(登場人物)と同じ「10歳」つながりもあって

本棚に眠っていた「博士の愛した数式」(小川洋子著)を読む。

 

博士がやさしく素数のすばらしさを語ってくれたので、

予定日より早く生まれた息子の誕生日が

この日以外考えられないくらい素敵な日になり、

今まで何とも思わなった0(ゼロ)の美しさにうっとりしたり・・・

これまで見てきた世界が違って感じられる。

 

交通事故の後遺症(被害者)により、

博士の記憶は80分しか持たない。

わかっていながら

この日の出来事だけは博士の記憶に残りますよう

奇跡を祈っては現実をつきつけられ・・・

やり場のない思いの中で迎える ラスト。

生まなくても、育むことができるんだ・・・

残せなくても、残すことができるんだ・・・

 

その時の気持ち、状況によって

読後の感想は異なるであろうが、今回は、

ラスト、誰かの存在が誰かに確かな影響を与え・・・

博士は生まなくとも、残すことができたんだ に救われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする