義肢装具とファッション

義肢装具とファッション

パラリンピックを盛り上げようとする取り組みが、様々な形で始まっています。
その中の一つ。
ヴォーグに掲載された一枚の写真が物議をかもしていますね。

写真に写っているモデルは実際は手や足があります。写真はパラリンピックの宣伝のためにちの体の一部を画像加工ソフトで加工したもののよう。

モデルはクレオ・ピレスさんとパウロ・ビリエナさん。
話題の写真は、二人の写真に、ブラジルのパラリンピック代表選手である、卓球代表のブルーナ・アレシャンドレさんと、シッティングバレーボール代表のヘナト・レイチェさんをフォトショップで合成して作られたものだそう。

欠損や義肢装具について、切断ヴィーナスを見て「かっこいい」という人はいても、これを見て「うらやましい」という人はいないでしょうね。

よく義足はメガネに例えられますが、伊達眼鏡をかけたモデルを批判する人はいない。むしろそれはファッションでしょう。

義肢装具や欠損についての「あたりまえ」がどんどん壊れ、常識が少しづつ変わっていくのを目の当たりにしている気がします。
我が子が生まれた当時と比べると変わったものです。でも、こうしたことがオープンに議論されている時点で、昔よりは数倍マシ。
私はそう思います。

ヴォーグのこの試み。
賛否両論があるようですね。
皆様はどう思われますか。


以下はWEBより。一部抜粋とリンクになります。

このキャンペーンが行われた背景にはパラリンピックのチケットがまだあまり買われていないという事実があったよう。パラリンピックを盛り上げるために、多くの人に会場に来てほしい、選手たちのことを知ってほしいという思いがあったようです。

また、これはVogue誌によるキャンペーンでははなく、モデルでありブラジルのパラリンピック委員会のアンバサダーであったピレスさんとビリエナさんの発案によるだとのこと。Vogueはパラリンピックを支援する立場として否定的な読者の意見も尊重するとのことですが、競技参加を奨励するパラリンピック委員会をサポートし続けるとのことでした。

http://spotlight-media.jp/article/319821050380249542?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=own_page