「頑張って」と「頑張っているね」
私は「頑張って」という言葉が嫌いです。
すでに自分なりに力を尽くしている人にかけるべき言葉ではないと思うから。
「頑張っているね」といってあげたい。
そう思います。
その昔、長女が産まれたばかりの時期
特に過敏にそんなことを考えたなと、ふと思い出しました。
松岡修造さんも自らの著書の中で次のように述べています。
「(中略)僕は本気で頑張っていると思う人には、決して『 頑張れ』とは言いません。すでに頑張っている人の背中を無理やり押しても、それはただの余計なお世話になってしまうとわかっているからです。その代わり僕は『 頑張っているね』と言うようにしています。」
「『頑張れ』と『頑張っているね』では、同じようでいてだいぶニュアンスが異なります。『頑張っているね』はすでに十分に頑張っている相手の努力を『ちゃんと見ているよ』と伝える言葉でもあるのです。
(出典:松岡修造「応援する力 」朝日新聞出版、2013年 Kindle)