「ジャックと豆の木」 ではなく、アスパラと豆の手です。やっとアスパラガスの芽が出てきました。まだ赤ん坊ですから、色は赤みがかっています。1.5~2cmくらいあるでしょうか。これがあちこちに見えるようになってきました。これにもみ殻を厚めに被せれば、ホワイト・アスパラとなるでしょうが、グリーンの方が栄養があると思って、何もしていません。もっとも、ホワイトだと何かの成分が出て、また別な栄養価値が出てくるなんてこともあるかもしれませんけど。 勉強不足
土や、もみ殻の色にまぎれて、まだわかりにくい状態です。
これを、今年はたくさん食べられます。何せ30m近い畝ですから。食べきれなかったら、知人にわけてあげたりしますが、全部はたべずにきちんと成長させる分も考えなければなりませんから、たくさん出ても、もてあますということはありません。
このアスパラにはアスパラギン酸という養分があるのだそうです。体内の老廃物の処理とか、肝機能の促進や疲労回復などの効果があるという話です。そんなことより、まずおいしい。 ムフフフフ ~。
さてその、冷たい東風が強く吹く中を、隣では長ーーーーいトンネル作りを夫婦二人でやっていました。ここも、農業後継者はありません。息子さんはサラリーマンです。「君ーぃ、親がやらなくなったら、この百姓をどうするの?」と聞いたことがありますが、彼は「私にはできないでしょうね。」とまるで他人事のような返事。
「そのトンネルは何をつくるのー?」って聞いたところ、カボチャだとか。暖かくなって蔓が這い出すまでのトンネルなんでしょう。
私たちも、その寒風の吹く中を、山からとった枝を土にさして豆の手を作りました。こんな日には、風を通さないウィンドブレーカーが最適。汗ばんできますから。
家内からの希望があります。手を伸ばして豆が取れる程度の高さの木を使って欲しいと言うことです。豆ができても、取れなくて指をくわえているようでは仕方ありませんから、それはナットク。 まず、枝を深く差し込んでから、大きなハサミで頭のところや、目などを突っつくと危なそうなところをきれいに剪定しました。これであとは豆ができるのを静に見守るだけです。
しかしこのキヌサヤという豆。できはじめたらたいへんです。何度も取れるので「三度豆」なんて言う異名があるくらいです。これがなまって「サドマメ」などと近所では言っています。さてそのキヌサヤ。できるわできるわ。「もう勘弁してくれよ。」というくらいできますから、楽しいです。と言いますのは、私はこれが大好きですから。バター炒めなどにしたら最高ですね。
そんなことを頭に描きながら、海のほうから吹いてくる冷たい東風など、ものともせずに、しっかりと任務を果たしました。