まったく、はっきりしない天気の一日でした。外に出て仕事をしようとするとパラパラと降り出すのです。「じゃ、やめようか。」と長靴を脱いで家に入って本でも読んでいると止むので、「それじゃ始めようか。」と外にでると降り出すという、きわめて根性の悪いいじわるな人がやるようなことに似たような降り方でした。
それでも、合間を見ては少しは野良仕事をしました。長靴と言いましたが、本当は畑仕事は地下足袋がいいんでしょうね。しかし、あのコハゼを10個もはめるのが面倒なので、いつも長靴を履いてしまいます。運動靴は土が入ってだめですからね。
ところでコハゼって漢字で書けないので、辞書で調べてみたら 小鉤(鞐)という字なんですね。こういう字は書けなくたって恥ずかしくないですね。だいたい、コハゼなんて知らない若者の方がはるかに多いと思います。

矢印のところに異常に力が加わるので、破けてしまうんです。
話をもどしますが、その長靴ですが、直ぐにだめになってしまうんです。草むしりを多くするからですね。無理に曲げられるので、とうとう耐えられなくなり裂け目ができてしまうんです。数ヶ月しか持ちません。長靴というのは、長いばかりでなくて長持ちする靴という意味は無いんでしょうか。何か良い履き物がないでしょうか。

ワケギです。プランターに植えて、取りやすくしてあるのですが、それでも食べないですね。食べるときにはワケギでなくて、ネギになってしまいます。チャイブも食べませんね。

昨日は午後は暑かったのですが、今日はとても涼しいです。暖房器具を使った地域もあったとか。秋が深まってきましたね。いま、コオロギが一匹さびしく鳴いていますよ。泣いているわけじゃないでしょうね。
しんしんと 谷村 馨
しんしんと 更けゆく夜に
こおろぎよ 泣くな一人で淋しいと
もっと淋しい 人もいる
しとしとと 冷たく落ちる
秋の雨 泣くなこおろぎ悲しいと
もっと悲しい 人もいる
しみじみと 思い浮かべむ
おさなき日 泣きなき聞いた子守歌
もう戻りゃせぬ 母の影
一日一茶
淋しさに飯をくふ也秋の風
廃久
淋しさに飯をくふ也秋の暮
淋しさに耐えたる人の秋の暮
淋しさに思わず家を出(いで)にけり
淋しさはきのうやけふのことでなし
淋しさを噛みしめながら秋の暮
おセンチな秋の夜でした。
