激しい

2014年09月04日 | Weblog


今の所、毎日気温が一定していて24℃前後です。風も強くなく弱すぎずです。今日はだんだん曇ってきました。

ミステリードラマが多いです。見始めると、席を立つのに勇気が要ります。しかし、このミステリーもこの頃は、内容がエスカレートして、こんなことがあり得るのだろうかと思わせるものばかりです。
昔のミステリーと比べたら、その差はかなり大きいです。実際に起こっている事件も、考えられないものも多いのでしょうけど。

 
                                映画 『天井桟敷の人々』

何でも激しくなる傾向にありますね。事件もそうですが、天気も激変しますし、戦争も激しいし、人の心の揺らぎも激しいのでしょうか。
お笑いの世界でも、昔は笑えたネタでも今は古くさくてちっとも面白くない。今はもっと激しいもので無くては笑えないなんてこともあり得ます。

 
     ケール  葉っぱの位置が高くなっていますが、下から食べてきたためです

スピードが速く、変化が激しく、程度が極端・・・。そういうものでないと、なかなか楽しめない世の中になりました。スポーツの世界でもそうですね。

味の世界は、甘くあまくと言う傾向があります。トマトも甘く、フルーツトマトなんて言うのがあります。甘くないと美味しくないと言わんばかりです。魚でも野菜でも、芸能人やアナウンサーは現地に行って食べるときには、「あまい」と一様に言います。

 

こう言うものは、どこから来ているのでしょうか。素人の邪推かも知れませんが、すべての根源はテレビにあるような気がしてなりません。テレビは、実に簡単な楽な情報獲得手段です。座椅子に座ったり、寝ころんだ状態で、海の底から砂漠の真ん中、宇宙の始まりから未来まで、さまざまな世界が目の前で展開されるわけです。

私も、いろいろなもの、特に珍しいものが楽に見られるし、むかし学校で習ったことわざ「百聞は一見に如かず」という気持ちが根底にあるものですから、とても興味を持ってテレビ画面に貼り付けにされてしまいます。

まあ、激しいことについては麻薬的な効果があり、もっと激しくなければ面白くなくなってしまうということになりますので、程々のところで気付いておく必要があるかも知れません。