腰痛により読書

2014年09月17日 | Weblog


昨夜は、一時ずいぶん激しく雨が降っていましたが、今日は曇り空とは言え、一日降りもしないで持ちました。空気がずいぶん落ち着いて、と言う言い方は空気と言う言い方で始まってしまったので、どういう雰囲気なのか、なかなかどう言う雰囲気かを捕らえにくい言い方ですが、雰囲気が落ち着いた一日でした。

 

数日、腰を痛めていますので、あまり外の仕事はしないようにしています。今日は落ち着いて、もみもみ機に寝そべるようにして座り、腰を中心に揉みながら本を読んだり、たまった録画をみたりしていました。

ふだんは、なかなか小説など読んでいられませんが、今日は働けないし、ひとりでいたものですから覚悟が決まりましたので、ゆっくりと読んでいました。

 

これは数日前からここに置いてある、使っていない部屋なので、こういう風に置いたままにしておけるのですが、ダンテの 『 神曲 』 の 「 地獄篇 」 です。いつかは読んでみたいと思っていましたが、ついつい後回しになってしまい、この年になってしまいました。が、なかなか進まないです。この後に 「 煉獄篇 」 と 「 天国篇 」 が待っているのです。まだ 「 煉獄篇 」 までしか買っていません。

 

今日のはこれです。これは読みやすいのですが、私が速読できないタイプなので、遅々として進みません。しばらく小説は読んでいなかったので、長いと飽きるのですが、これは全体としては繋がりがあるのでしょうが、章ごとのまとまりはありませんけど、短編の集まりのようなものなので読みやすい方です。今の自分と若くてワイルドかつガサツであった頃の自分の両方の年齢の人物が登場するので、より親密さを感じますが、これはたぶんこの作家の代表作ではないみたいです。さて作者は、どのように話をまとめるのでしょうか。

たまたま古本屋で見つけたもので、作家に惹かれて買ったものでした。この作家の作品は、彼自身も若かったので熱の入ったものが多かったせいか、若い頃はいくつか読んだことがありました。たしか、「 狐狸庵(こりあん)先生 」 と言う雅号を名乗っていたかと思います。

 

二階の窓から見える風景。もう、田んぼの稲はいつでも刈れる状態です。右手の立木の向こうは団地です。



   廃 句
      秋の声 そろそろ芋も 美味かろう
      稲刈りは 田植えほどには 慌てずに
      庭見れば いつの間にやら 枯れ葉舞い
      雑草は 今年もいやはや 豊作で
      コスモスの 倒れてなおも 上を向き