お彼岸になってもまだ暑い、という年があるかと思うと。例年より遙かに暑い日々が続いたあと、ストンと物が落ちるように涼しくなり寒くなると言う、今年のような秋もあると言うことですね。
国道を走っていたら、こういう車が脇に来て信号で止まりました。これは珍しいとばかりにパチリ。インパラというロゴが読めたので、帰ってきてから調べたところ、シボレーのインパラというアメリカの車だそうです。
1958年から6年間作られていたそうです。こういう大きなアメリカ車が以前、と行っても10年になるかならないかくらい前ですが、若い人たちの間で流行っていたことがありましたが、ガソリンの値段が高くなってから、姿を消していました。どれくらい燃費がかかるのか分かりませんが、アメリカの車は一般にガソリンを食うそうです。並じゃないくらい食うそうです。
今朝の東の空
いろんな物が流行り廃っていきますが、過ぎてしばらくすると、とても懐かしく思うものです。当時は何となく反社会的で面白くないことが流行るななんて思ったことも、過ぎてみれば大したことでないことが多く、返って郷愁を誘いさえすることがありますから面白いものです。
この車だって、かなり不格好ですね。それでも、いま見れば お~、なかなか面白い格好をしているな~ なんて主観の目から客観の目に変わっている自分がいるのです。
もう紅葉している枝もあります。今は紅葉と書くことが多いですが、古くは 黄葉 とも書いたようで、今も書かないわけではありません。「こうよう」 とか 「もみじ」 と読みます。
秋山の黄葉をしげみ惑ひぬる妹を求めむ山道知らずも 柿本人麻呂
(あきやまの もみじをしげみ まよいぬる いもをもとめん やまじしらずも)
秋山の黄葉が繁っているので、迷ってしまった。
妻を探そうにも、山道が分からない。
町内の団地にある古墳。開発されるときに、これだけは残したらしいです。
古い土地のようで、幅が3mくらいある浅い川がながれていて、その両側に田んぼがあります。いわゆる谷田(やつだ)です。
大昔は、その水と田んぼがあるので川の両側には集落が点在していたようで、土器、石器や鏃などが今でも見つかります。
パン屋さんに置いてあったブロンズ像。何を持っているのかなと思ったら、大きなフランスパンを抱えているのでした。
こういう像もいいですね。女性のブロンズ像というと裸体が多いですが、私はそういうのは嫌いで、ごく自然な生活の一コマというものが好きです。
廃 句
秋深し 芋でもひとつ 蒸かそうか
秋深し 冬になったら 石焼き芋
秋深し 赤トンボの群れ まだ見えず
秋深し 猫もコックリ 昼下がり