かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

うるさいヒトは様々あれど、かくもうるさいヒトはめずらし。

2006-03-16 20:37:59 | Weblog
 今日は大雨。ざばざば降って思い切り濡れました。終わり。
 ・・・と、昨日はうっかり天気の話ばかりに終始してしまいました。その気になって書けば1行ですむのですけどね。実は昨日は移動中のネタを書こうと思っていたのに、ついつい井戸端話に終始してしまいました。
 さて、そのネタ、というのも実はもちろんたいした話ではないのですが(笑)、すぐ近くに座っていたはた迷惑な乗客のことです。何が迷惑かというと、とにかくうるさいのです。私はあまり子供や赤ん坊が泣く声とか女性の方々が話に夢中になっておられるのとか、形態音楽ツールのシャカシャカ音とかはそれほど気になりません。比較的騒音には寛大なほうだと自分では思っているのですが、この乗り合わせた乗客だけは難渋しました。まず定番の携帯電話。車内で着信音を盛大に鳴らし、出たと思ったら今度は大きなお声でおしゃべりです。とまあこれくらいなら今日びあちこちで見られる日常光景に過ぎません(というのも難儀な話ですが)。ところがこの乗客、その行動一つ一つがやたらと大げさで、うるさいのです。新聞を開けば、ばりばり耳元でもみつぶすかのごとき音を立てるし、何が気に入らないのか、しきりに舌打ちやため息をついて、それもそっとやればいいのにこれ見よがしに大きな声でつくのです。挙句に寝たと思ったら盛大ないびき。私も結構いろいろな乗りものに乗っていろんな同乗者と出会いましたけど、これほど人の神経を逆なでする人にはちょっとお目にかかったことがありませんでした。普通ならとっとと席を移っていたのですが、残念ながらほぼ満席で移動することもならず、我慢するよりありませんでした。ところがこの人、割と愛嬌もあって、さる親切を受けた相手に律儀に礼を言っておりましたし、携帯電話でも、「今車内だから話ができない」と一応は相手をたしなめているのです。思うにこの人、まず間違いなく根は素直ないい人なのでしょう。でも、日常生活で静かにする必要がないような、あるいは大声出していないとまともに話もできないような環境に慣れ親しんででもいるのでしょう。たとえば周りに人がいない山の中に住んでいるとか、あるいは逆にガンガンうるさい工事現場みたいなところで働いているとか。そういうわけで、私もほんの少し気持ちをやわらげることができました。こういう人に「静かに」と言ったところで多分素直に謝ってはくれるでしょうけど、静かにはならないでしょう。日常そんなことに気を使っているわけではないのでしょうから。付け焼刃でできるものではないと思いますし。それに、しばらくするといびきも収まって、静かになりました。これで一安心、と思っていたら、何となく息をしていないように感じます。最近はやりの、無呼吸症候群というやつでしょうか? いびきをかく人はなりやすいと聞いたことがあります。ちょっとはらはらしてましたら、無事息を吹き返したように、また呼吸音が聞こえてきました。うーん、うるさくても静かでも人の気を乱す珍しいヒトでした。

コメント
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