風邪は小康状態、と言うより膠着状態の方がより正しいかも。そんな状態ではありましたが、取りあえず半年前からの予定である破傷風予防接種3回目を行いました。一応医者が問診を基に接種可能かどうか判断するのですが、現状熱はないし、飲んでいた薬が悪影響を及ぼすこともないとのことで、予定通り注射いたしました。相変わらず「痛い」注射ですが、前2回と比べるといささか痛みもましなような気がいたします。2回の接種で多少は免疫が付いてきているのでしょうか? まあともかくこれで次は10年後のいつかに一回打てば大丈夫とのこと。これでいつでも安心して土の上で怪我が出来ます(もちろんしたいわけでは無いです)。
さて、唐辛子が前立腺ガンに効く、というニュースを見たのですが、また根拠の怪しいお話かと思いましたら、一応それなりのバックデータのあるお話のようでした。
前立腺は男性しか持たない臓器ですが、その働きはまだよく判っていないそうです。よく知られているのは、年をとると次第に肥大して尿道を圧迫し、排尿を困難にすること。これに対してサプリメントの一つ、ノコギリヤシエキスにその肥大を抑える効果があると言うことで、盛んに宣伝・消費されています。
ただ、実際に効果があるかどうかと言うのは疑問で、アメリカでは効果無しとする研究もあったりしますが、体験者によると顕著な改善効果がある事は間違いないそうなので、ライトグレーくらいの怪しさなサプリメントと言えるかも知れません。
それはともかく、前立腺に発生するガンが前立腺ガンなのですが、これが今、日本人で急増しているそうです。原因として、例によって食の欧米化が上げられていたりしますが、それに加えて、昔に比べて人が長生きになったこと、それから簡単で高感度な検査方法が開発されたため、発見されやすくなったことが、急増の原因と考えられているそうです。
まあ男性である以上宿命的にいつかは対峙しなければならないかもしれない病の一つと言えます。
そんなガンに、唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」が顕著なガン細胞増殖抑制効果を示したのだそうです。これはマウスを使った実験で、人工的に前立腺ガンにしたマウスにカプサイシンを経口投与してガンの成長を調べたところ、投与した方が明らかにガンの成長が遅くなったことが判ったとのことです。その原因として、ガン細胞のアポトーシスを助長したことが上げられております。アポトーシスというのは細胞の自殺のこと。普通の細胞は分裂後一定時間たつと自殺を促す遺伝子が動きだし、自ら命を絶って寿命を迎えます。新陳代謝はそう言う細胞の働きで維持されるのですが、ガン細胞は、その自殺遺伝子の働きを何らかの方法で抑え込んで自ら死を選ぶことなく生き続けるため、ほぼ無限に増殖を続けてやがて本体を死に至らしめるものです。このガン細胞の自殺回避の働きをカプサイシンが弱め、ガン細胞の80%を自殺に誘導し、結果としてガンの成長を抑えたと言うことだそうです。
こんな話が出るとまた唐辛子とか唐辛子をふんだんに使ったキムチなんかが、「ガンに効く!」とばかりにどーんと売れたりするかも知れませんけど、残念ながらまだ研究は動物実験レベルでヒトのガンでも本当に効くのかどうか不明ですし、第一実験に使ったカプサイシンの量は、90kgのヒトが週3回激辛唐辛子を3個から8個食べる量に匹敵するそうです。辛いもの好きのヒトならどうか知りませんが、私は到底そんな量食べることは出来ません。もし本当にヒトでも効果が確認されたら、是非辛いものが嫌いな人間でも食べられるような方法も、あわせて考えていただきたいものです。
さて、唐辛子が前立腺ガンに効く、というニュースを見たのですが、また根拠の怪しいお話かと思いましたら、一応それなりのバックデータのあるお話のようでした。
前立腺は男性しか持たない臓器ですが、その働きはまだよく判っていないそうです。よく知られているのは、年をとると次第に肥大して尿道を圧迫し、排尿を困難にすること。これに対してサプリメントの一つ、ノコギリヤシエキスにその肥大を抑える効果があると言うことで、盛んに宣伝・消費されています。
ただ、実際に効果があるかどうかと言うのは疑問で、アメリカでは効果無しとする研究もあったりしますが、体験者によると顕著な改善効果がある事は間違いないそうなので、ライトグレーくらいの怪しさなサプリメントと言えるかも知れません。
それはともかく、前立腺に発生するガンが前立腺ガンなのですが、これが今、日本人で急増しているそうです。原因として、例によって食の欧米化が上げられていたりしますが、それに加えて、昔に比べて人が長生きになったこと、それから簡単で高感度な検査方法が開発されたため、発見されやすくなったことが、急増の原因と考えられているそうです。
まあ男性である以上宿命的にいつかは対峙しなければならないかもしれない病の一つと言えます。
そんなガンに、唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」が顕著なガン細胞増殖抑制効果を示したのだそうです。これはマウスを使った実験で、人工的に前立腺ガンにしたマウスにカプサイシンを経口投与してガンの成長を調べたところ、投与した方が明らかにガンの成長が遅くなったことが判ったとのことです。その原因として、ガン細胞のアポトーシスを助長したことが上げられております。アポトーシスというのは細胞の自殺のこと。普通の細胞は分裂後一定時間たつと自殺を促す遺伝子が動きだし、自ら命を絶って寿命を迎えます。新陳代謝はそう言う細胞の働きで維持されるのですが、ガン細胞は、その自殺遺伝子の働きを何らかの方法で抑え込んで自ら死を選ぶことなく生き続けるため、ほぼ無限に増殖を続けてやがて本体を死に至らしめるものです。このガン細胞の自殺回避の働きをカプサイシンが弱め、ガン細胞の80%を自殺に誘導し、結果としてガンの成長を抑えたと言うことだそうです。
こんな話が出るとまた唐辛子とか唐辛子をふんだんに使ったキムチなんかが、「ガンに効く!」とばかりにどーんと売れたりするかも知れませんけど、残念ながらまだ研究は動物実験レベルでヒトのガンでも本当に効くのかどうか不明ですし、第一実験に使ったカプサイシンの量は、90kgのヒトが週3回激辛唐辛子を3個から8個食べる量に匹敵するそうです。辛いもの好きのヒトならどうか知りませんが、私は到底そんな量食べることは出来ません。もし本当にヒトでも効果が確認されたら、是非辛いものが嫌いな人間でも食べられるような方法も、あわせて考えていただきたいものです。
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