かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中越沖地震、新潟の話ばかりで長野の状況がもう一つわからないのですが、大丈夫なのでしょうか?

2007-07-17 22:25:29 | Weblog
 昨夜の雨と雷、特に雷がいつまでたってもやまず、寝付くことができずに閉口しました。やっとおさまったか、とまどろみかけたらガラガラドカン! と窓枠を震わせる大音響とカーテン越しに輝く瞬光。休み明けに備えて早めに布団に入ったのですが、これではなかなか寝られるものではありません。おかげで今日は1日寝不足でしたが、まあ寝不足で済んだのを幸いとしなければならないのでしょう。昨夜の雨は、時間雨量100mmを超える集中豪雨で、あちこちで浸水したり冠水したり、と大変だったようですから。まさに、先日の台風など目じゃない大災害で、梅雨明けを告げるトキの声、などとのんびり構えていられるようなものではなかったのです。幸いうちは高台にあるのでその手の被害からは無縁でいられるのですが、川沿いや池の端に近いところはもう気が気ではなかったのではないでしょうか。それに比べれば、とにかく布団で寝ていられた分、マシだったと切に思います。

 さて、中越沖地震の報道が相次いでおりますが、新潟県の話ばかりで、同じように震度6を観測した長野県側の情報が少ないように見えるのは気のせいでしょうか? 新潟に比べると、たとえば住んでいる人が少ないなどで被害は小さかったのか、あるいは新潟は3年前と続いてまたも大被害を受けた上、原発が実際に被害を受けていたりしてなどとにかく目立つから新潟を大きく取り上げて、長野県の方はありていに言えばおざなりにされているのか、ひょっとしたら長野県側の震度6は誤報だったのか、とまで思わせるほどに、長野の被害状況が今ひとつ聞こえてこない気がするのです。私の狭い情報収集範囲に引っかかってこないだけで、実は長野の方も同じくらい大々的にメディアに取り上げられている、と言うのなら自分の不明を恥じるだけなのですが、仮に無事なら無事でその無事な様子を知りたいと思いますし、被害があるならなおのことどんな様子か気になります。そこで念のためネットで検索してみたら、確かに長野側は被害が少なく、死者も出ていませんしインフラにも、一部断水が伝えられるだけで、特筆するほどの目立った被害は無かった様子がうかがえました。それでもけが人は出ているわけですし、小なりとは言え自衛隊だって出動しています。とかくセンセーショナルな「絵」になるほうばかりに報道が偏っているのは、もはや間違いないのでしょう。新潟の惨状を報じるのは確かに重要な報道テーマだとは思いますが、同じ震度で方や激甚災害、方や目立った被害なし、という状況について、震災直後の様子を、建物、住民の表情なども含めてできるだけ多く映像なり写真なりで記録しておくことは、将来防災計画等を立案するに当たって貴重な資料となりうるのではないでしょうか。メディアにはそういう情報を正確にできるだけ多く集め、記録保存して構成に託す社会的使命があると思うのですが。少なくとも、そのような仕事ができる存在は、技術的・組織的能力から考えてもマスメディア以外に無いでしょう。いえ、報道の表に出さないだけで、それらはちゃんとやっています、と言うのならべつにいいのですが、それならそれで、ちゃんとそういう活動もやってますよ、とどこかに出しておいてもらいたい、と思ったのでした。

コメント
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