かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

参院選公示されましたが、個人的にはいまいち盛り上がりに欠けそうな懸念があります。

2007-07-12 22:39:37 | Weblog
 台風、ますます寄って来ました。午後8時50分発表の気象庁情報によると、中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の瞬間最大風速は70m、まさに超大型の本格的台風です。衛星写真を見ても、沖縄本島がすっぽり納まりかねないほどの巨大な台風の目がぽっかり黒々とあいているのが判ります。この週末はもうどこにも出かけることはかなわないでしょう。台風がどう動いてどこにやってくるのか、息を呑んで見守ることになりそうです。

 さて、参議院選挙が公示され、昨日は7党首が「年金」をめぐって討論するなどいよいよ政治の空気が濃くなってきた感がありますが、果たして今回はどこの誰に私の一票を行使したものか、結構迷います。公明共産社民は論外とすると、結局自民か民主かになってしまうのですが、民主党はどうもやっぱり信頼が置きかねますし、第一、党首から与野党逆転しか聞こえてこないというのは、それが最大の目的だったとしても納得いたしかねます。なんとなれば、確かな未来、明るい明日を描くことのできる政策を提示し、その実現可能性を具体的にかつ十分な説得力で説明して与党よりも優れていることをアピールすれば、与野党逆転など後からついてくるものでありましょう。いかに政権交代が重要であろうとも、政策そっちのけであたかも政権交代こそ至上命題であるかのごとく振舞っているように見えるのは、唯一政権交代の可能性がある政党の党首の姿として理解できかねます。
 自民党は自民党で、相変わらずお金にはルーズなところがありますが、個人的にはそんなことはあまり気になりません。身奇麗な無能者より多少汚れていても実力ある人物の方が好ましいと私自身考えているためで、だからといって自殺した人を始め、各位が能ある人たちだったかどうかは判らないわけですが、少なくとも、そのお金の問題自体がそれほど大騒ぎするのことか? と思ったりするわけです。年金問題にしても、罪があるとしたら何年もの間事態を放置してきたかつての政治家や高級官僚たちこそ第一級の犯罪者であって、今の政権にその責任を問うのはどうも筋違いのようにも思います。それに、それなりにけなげにがんばっているようにも見えるのです。ただ、その自民党にしても、防衛省やら教育基本法やら社会保険庁やら色々と政治的戦果を挙げていながらそれを政権浮揚に生かせないまだるっこしさや、年金問題ばかりが前面に出ていて、そもそも日本の借金がどんどん増え続けている現状についてはあまり話が出てこないなど、どうも釈然としないものがあります。
 いずれにしても、この田舎ではそんなにたくさんの候補者が出るわけではありませんし(ポスターは3枚しか張り出されていませんでした)、楽しめそうなのは比例区でどこに入れるか、に尽きそうなのですが、こうしてみると、なかなかこの人、この政党へ、と食指が動かない感じで、このまま行くとなんともまだるっこしい選挙になりそうです。
コメント
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