今日は七夕。本来は1ヶ月先のはずですが、そんなことはお構いなく、地元スーパーとその近隣の数件の商店が合同で、七夕祭りを開催しておりました。お祭りといっても詰めれば50台は入る、と言う駐車場を使って、商工会や自治会やボーイスカウトなどが出す露店やちょっとしたステージを組んでのカラオケ大会などを行なう、ささやかなお祭りです。それでも、焼きそばやら焼きとうもろこしやら焼きイカやらビールやらを目当てに、降るか降らぬか怪しげな空模様の下、私も軽くのぞきに毎年足を運んでいました。ところが、なぜか今日は朝からずっとおなかの具合が悪く、朝から食べるのはおかゆやおじやばかり。原因は不明ですが、昨日寒い中薄着のままバイクで走っていたために軽く風邪をひいてしまったのではないか、というのが今のところ思いついている病因です。おかげで一日身体に力が入らないし食欲もないしで、無理やり買い物だけでも行こうかとも思ったのですが、外に出るのも億劫で、結局ここに越してきて初めて七夕祭りを欠席いたしました。やっぱり無理は禁物ですね。寒いと思ったら躊躇せず防寒対策を採らないと、と反省いたしました。
さて、刊行から1週間たちましたので、そろそろマリみて新刊「フレーム オブ マインド」の感想を記しておきましょう。
本来なら前巻の「あなたを探しに」でとうとう決着がつくまで後一歩、というところまで迫った祐巳と瞳子の関係、その続きと言うか、判りきったこととは言え、はっきりとした結末を観てみたい、というのが新刊に期待される内容でしたが、この一番興味の魅かれる話は次巻以降におあずけとなりました。もっとも、今回が中休みとでも言うべき短編集であることはかなり早くから判っていたこともあってそれほどがっかりもしませんでしたが、それでも、一つくらいは瞳子関連の話が出るか、と期待していたのが、細川可南子の話だけで終わったのが少々不満が残ると言えば不満な点です。
それはさておき、まず表紙初登場の蔦子サンはなかなか新鮮で(初め、祐巳ともう一人は誰だろう? と思ってしまいましたが)、次にめくった主要人物紹介に、時期薔薇様3人娘と、「ウァレンティーヌスの贈り物」以来の蔦子サン、「妹オーディション」でも出なかった笙子ちゃんが並んで納められているのが印象的でした。確かに今回の幕間つなぎはこの二人が中心になった話ですからまあ紹介されるのに違和感は無いのですが、編集の都合なんでしょうけど、1ページを上下に区切って5人納める、と言うのはちょっと窮屈な感じでした。乃梨子もいないし、と思ったらお話にも白薔薇の蕾は出てきませんでした。とは言え、いつもどおり2ページあれば、この5人に加え、短編にも出ている可南子、内藤克美、鳥居江利子、支倉令といった面々を加えることができたろうに、などと、まあわりとどうでもいいことを、のっけから考えてしまいました。
お話は雑誌「コバルト」に掲載されていた短編が主体で、私も既読のモノが幾つかありました。その話だけに登場する新キャラ主体の話も多く、総じて私はその手の話には余り興味をもてないせいもあって、個人的には幕間劇のほうがより楽しめました。タケシマツタコとマジックで名前が書かれた撮影済みの27枚撮りフィルム。しかし、持ち主と目された蔦子は覚えが無く、その本来の落とし主をあれこれ考えつつ、短編を挟んで展開していくお話、一応形として短編も一つ一つ目を通しながら幕間劇を追っていきましたが、純粋に蔦笙話を楽しむのなら、その部分だけを追いかけても良かったかもしれません。再読するときにでも試してみるといたしましょう。
さて、次はいつ出るんでしょうね。楽しみに、また数ヶ月を待つといたしましょう。
さて、刊行から1週間たちましたので、そろそろマリみて新刊「フレーム オブ マインド」の感想を記しておきましょう。
本来なら前巻の「あなたを探しに」でとうとう決着がつくまで後一歩、というところまで迫った祐巳と瞳子の関係、その続きと言うか、判りきったこととは言え、はっきりとした結末を観てみたい、というのが新刊に期待される内容でしたが、この一番興味の魅かれる話は次巻以降におあずけとなりました。もっとも、今回が中休みとでも言うべき短編集であることはかなり早くから判っていたこともあってそれほどがっかりもしませんでしたが、それでも、一つくらいは瞳子関連の話が出るか、と期待していたのが、細川可南子の話だけで終わったのが少々不満が残ると言えば不満な点です。
それはさておき、まず表紙初登場の蔦子サンはなかなか新鮮で(初め、祐巳ともう一人は誰だろう? と思ってしまいましたが)、次にめくった主要人物紹介に、時期薔薇様3人娘と、「ウァレンティーヌスの贈り物」以来の蔦子サン、「妹オーディション」でも出なかった笙子ちゃんが並んで納められているのが印象的でした。確かに今回の幕間つなぎはこの二人が中心になった話ですからまあ紹介されるのに違和感は無いのですが、編集の都合なんでしょうけど、1ページを上下に区切って5人納める、と言うのはちょっと窮屈な感じでした。乃梨子もいないし、と思ったらお話にも白薔薇の蕾は出てきませんでした。とは言え、いつもどおり2ページあれば、この5人に加え、短編にも出ている可南子、内藤克美、鳥居江利子、支倉令といった面々を加えることができたろうに、などと、まあわりとどうでもいいことを、のっけから考えてしまいました。
お話は雑誌「コバルト」に掲載されていた短編が主体で、私も既読のモノが幾つかありました。その話だけに登場する新キャラ主体の話も多く、総じて私はその手の話には余り興味をもてないせいもあって、個人的には幕間劇のほうがより楽しめました。タケシマツタコとマジックで名前が書かれた撮影済みの27枚撮りフィルム。しかし、持ち主と目された蔦子は覚えが無く、その本来の落とし主をあれこれ考えつつ、短編を挟んで展開していくお話、一応形として短編も一つ一つ目を通しながら幕間劇を追っていきましたが、純粋に蔦笙話を楽しむのなら、その部分だけを追いかけても良かったかもしれません。再読するときにでも試してみるといたしましょう。
さて、次はいつ出るんでしょうね。楽しみに、また数ヶ月を待つといたしましょう。