かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

また「ライダー」か、とは思いましたが、PG-12の映像は果たしていかほどのものでしょうか?

2007-07-05 22:59:13 | アニメ特撮
 今日は晴れ時々曇り、と言うのが適切な感じの空模様でしたが、その割には涼しくて過ごしやすい一日でした。このところ、真夏を思わせる暑熱著しい苛烈な日差しばかりだったので、それにあわせていた軽装では、バイクで走っていると少し寒さを覚えるほどでした。梅雨明け後もこれくらいで推移してくれたら楽でよいのですが、さすがにそれは望めないのでしょうね。暑いのはそんなに苦手でもないですが、暑すぎるのはさすがに体力の損耗が激しくなるので、ほどほどになってくれたらと祈るばかりです。

 さて、この秋に公開される映画「仮面ライダー THE NEXT」が、ライダー初のPG -12指定されたのだそうです。お子様は保護者同伴でないと観ることができない、ということのようですが、顔を切り刻まれた惨殺死体などが指定の要因、とみなされているのだとか。監督さんは、新たな世界が広がることを期待してバイオレンス性に踏み込んだ。テレビでできないことを盛り込んだつもり。PG-12は本気を出して頑張った勲章」と胸を張ったとのことで、それなりに理由のある指定なのでしょう。
 それにしても、クウガに始まる最近のライダーシリーズは、これが「戦隊物」と「プリキュア」の間に流す番組なのか? と疑問に思えるほど、シリアスなドラマ性を重視した話が多い気がします。本当にこれで子供がついてきているのか、と、初代仮面ライダーをリアルタイムで観ていた私などは心配するくらいです。まあ今やっている「電王」は、その点かなりくだけたコミカル路線で話を引っ張っているようでそれはそれで楽しんでいるのですが、その「電王」にしても、お話の背景は結構フクザツそうですし、伏線がたくさんあって謎ばかり、というこれまでのライダーシリーズと共通の難しさは健在です。友人は「あれはお父さん向けに作っているのだ」とのたまいましたが、なるほど、とうなずかせるものが、今のライダーシリーズにはあると言えます。この新しい映画も、そんな「お父さん世代」へのアピールなのでしょうか。今見ると失笑してしまうこともあるほど当時の映像は陳腐で安っぽいところも多々あるのですが、まだ幼かった私には十分迫力と恐怖にあふれておりました。特に天本英世演じる死神博士は秀逸で、その姿は今でもまだ十分畏怖するに足りると私は思います。そんな幼少時の衝撃を今新たに得ようと思ったら、スレ切った神経にも通用するだけの迫力が必要なわけで、それを追求したらPG-12にたどり着いた、と言うことなのかもしれません。
 私としては、いつまで過去の遺産にしがみついているのだろう、と疑問に思う点も無きにしも非ずですし、それならそれでいっそもっと取り上げてほしい題材も数多あるのではありますが、とりあえず出来栄えを観て、単なる話題づくりなのか、あるいは言うだけの事はあるのかを判断してみたいと思います。
 ・・・でもやっぱり往年の特撮ファンとして、今の製作陣にも、新しいヒーロー・ヒロインを0から生み出す気概なぞも見てみたいと思うのです。
コメント
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