今日はひょっとして黄砂が飛んでいたのでしょうか? あるいは花粉が舞っていたとか? どうも朝からくしゃみが出がちで、一日、クシュンクシュンしておりました。このところ、花粉は終息した、と見込んでマスク無しで出歩いているのですが、わずかながら残っている花粉に反応してしまったのかもしれません。と言ってこの気温でマスクをして出かける、というのはさすがにためらわれますし、あんまりひどくて日常生活に支障をきたすようなら、また薬を飲むしかないでしょう。出来ればそういう事態にはならないで欲しいものです。
さて、拒絶反応の出ない再生医療の要として期待されていたiPS細胞が、場合によっては生体移植同様拒絶反応が出ることもある、という実験結果が、アメリカの研究機関から提出されました。実験はマウスで行われ、自身の体細胞から作り出されたiPS細胞を皮下に移植したところ、免疫細胞に攻撃されて上手く育たなかったのだそうです。一方、卵細胞から作り出されたES細胞では問題が起こっておらず、iPS細胞では、ES細胞と比べ、少なくとも9つの遺伝子が過剰に発現しているのが確認されているとのことでした。
身体の各部位に分化する能力を最初から持っている卵細胞から作るES細胞に比べ、体細胞に遺伝子を導入して作出するiPS細胞は、その導入部分なりが拒絶反応を起こす「異物」として認識されてしまうのかもしれません。
永らく実験室の細胞レベルの研究が続いていたiPS細胞ですが、このほどようやく、動物実験レベルで、iPS細胞から機能分化した器官へと生長させることができたと聞いています。多分まだまだ実用化までには色々なハードルが待ち構えているには違いなく、今回のように、それまであまり考えられていなかった問題が顕在化してきたりすることも当然多々あるのだろうと思います。でも、未知で不可知な問題ならともかく、あらわになった問題なら対処法もまた検討できるわけですから、今後ともどんどん研究を進めてもらい、一日も早く、実用化される日を見てみたいです。
さて、拒絶反応の出ない再生医療の要として期待されていたiPS細胞が、場合によっては生体移植同様拒絶反応が出ることもある、という実験結果が、アメリカの研究機関から提出されました。実験はマウスで行われ、自身の体細胞から作り出されたiPS細胞を皮下に移植したところ、免疫細胞に攻撃されて上手く育たなかったのだそうです。一方、卵細胞から作り出されたES細胞では問題が起こっておらず、iPS細胞では、ES細胞と比べ、少なくとも9つの遺伝子が過剰に発現しているのが確認されているとのことでした。
身体の各部位に分化する能力を最初から持っている卵細胞から作るES細胞に比べ、体細胞に遺伝子を導入して作出するiPS細胞は、その導入部分なりが拒絶反応を起こす「異物」として認識されてしまうのかもしれません。
永らく実験室の細胞レベルの研究が続いていたiPS細胞ですが、このほどようやく、動物実験レベルで、iPS細胞から機能分化した器官へと生長させることができたと聞いています。多分まだまだ実用化までには色々なハードルが待ち構えているには違いなく、今回のように、それまであまり考えられていなかった問題が顕在化してきたりすることも当然多々あるのだろうと思います。でも、未知で不可知な問題ならともかく、あらわになった問題なら対処法もまた検討できるわけですから、今後ともどんどん研究を進めてもらい、一日も早く、実用化される日を見てみたいです。