かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ヒトが3人よれば派閥ができると言うけれど、未曾有の危機には呉越同舟できないものでしょうか?

2012-07-15 23:42:53 | Weblog
 今日の昼間は蒸し暑くて、折角の休みでしたが一日ぼうっとして何もヤル気が起きませんでした。まあたまにはそういう日もあるだろう、と言うことで、夕方、少し涼しくなったところからようやく動き出しました。で、寝るのが遅くなる、という休日の困ったパターンにハマっています。こういう日は仕事に行ったほうがまだしもマシなことが多いのですが、明日も休みなのでなんとか生活のリズムが崩れ過ぎないようにしないとなりませんね。

 さて、秋田県の内陸にある上小阿仁村という人口2600人余りの過疎の村で、無医村状態を解消すべく村立の診療所に招聘したお医者さんが、就任1年で辞めることを村に伝えたとのことです。この診療所、既にその前にも2人のお医者さんが志も高く就任されて、1年で辞めざるをえなくなって村を出ていかれたそうですが、その原因はというと、なんと「いじめ」なのだとか。村は高齢化が進んで日常的に診てもらえるホームドクターがいないと不便で困る土地柄のようですが、そんなところにやっときてくれたヒトをたてつづけに3人も村から追い出すとは、なんとも理不尽で不可解なことが起こるものです。
 どうやらその原因は村長選とかに絡む村の中の権力闘争に巻き込まれた、というものらしく、村の客観的な事情などよりも、敵対する陣営が呼んできた医者などまかりならん! というような感情論に支配されてしまっているらしいです。まあハタから見ると馬鹿馬鹿しいのにも程がある幼稚さですが、当事者たちはそれで生きるの死ぬのというような気持ちで真剣そのもののようですから、なんとも申し上げようもありません。ただ、別にこの村の人達が特殊、というわけでもなく、この手の話は田舎ならどこにでも大なり小なりあり得るだろうとは思います。現に私もこの奈良県の山の中の田舎で、やっぱりそういうコップの中の嵐を、世代を超えて延々続けている事例を見聞きしたことがありますし、歴史を紐解けば、危機敵状況にもかかわらず、内部分裂を起こして滅んでいく組織など掃いて捨てるほど見つけられるはずです。そうして滅んだ国のごとく、この村もいずれどうしようもなくなる時が来るのでしょうが、その時に初めて自分たちの愚かさに気づくことになるのかもしれません。気づかぬまま相手を非難することに集中して共倒れになることも多々あるのでしょうが。これもいかんともしがたいヒトの性と言うものなのかもしれません。せめて自分はその手の頑迷さに囚われることのないよう、反面教師として自体の推移を注目していたいです。

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