なんでもう辞める人に投票するんでしょう？ 党首に投票するのが当たり前だと惰性で選挙していては駄目だと思います。

　奈良市の今朝の最低気温は１０℃、最高気温は１４．１℃、五條市の今朝の最低気温は６．４℃、最高気温は１７℃でした。今日は朝からずっと雨が降っては止んで、極稀に日差しが出るという一日雨模様のぐずついた天気でした。上空の風は大分強いようで、雨をたっぷり孕んだ黒雲が流れてきてはまた去っていくという、空の模様が目まぐるしく変わった一日でもありました。気圧配置が西高東低の冬型を呈してきていますから、まだまだ気温が下がり天気はぐずつくことでしょう。明日も面倒臭そうな天気になる予報が出ていますから、ゆとりを持って行動するように心がけると致しましょう。

　さて、第２次岸田内閣が発足、ようやく新たな体制構築がなり、日本の政治が前を向いて進むための最低限必要な準備が整いました。１８歳以下１０万円給付やマイナンバーカードの発行・普及と結びつけた最大２万円相当のポイント付与、ガソリン高騰に対するトリガー条項発動への躊躇など、観ていてあまりまともそうには見えない、実に頼りない感じがする内閣ですが、やっていくうちに軌道に乗ってくるのかもしれません。まあできなければ次の参院選で結果が出るでしょうが、総理には、人の話を聞くばかりじゃなくて自ら決断して責任を持って物事を動かしていくリーダーシップを期待したいものです。
　それはともかくとして、首相指名選挙で立憲民主党の枝野党首に１０８票と、党の議員数を超える投票があり、共産党の志位委員長が、「投票するのは当然だ」とのたまう通り衆院選挙の野党共闘が首相指名選挙でも発揮されたそうです。まさに「立憲共産党」の面目躍如な結果でしたが、もう党の代表を辞任することを決めているヒトの名前が首相指名選挙に出てくる事自体、国会を軽視し国民を馬鹿にしている所業に思われてなりません。こうして枝野代表に票が集まるのは、実に未練がましくて見苦しく見えます。共産党がどこの誰に入れようが知ったことではありませんが、少なくとも立憲民主党の方々は、枝野代表に入れるべきではなかった。ではどうするかと言うと、自分たちはこれから新たに代表を選び直すので、現時点で首相にあたう候補なし、として投票を棄権すべきだったと思います。どうもやることなすことおしなべてちぐはぐな感が拭えない野党第１党ですが、せめて早く新しい党首を決めて、心機一転出直してくれることを期待します。それで生まれ変わるなら良し、それとも従来路線の踏襲に終わるならそれもやむなし。その時はついに政党としての命数は尽きたと観念して、その灰から次の芽吹きが新たに力強く誕生することを期待しましょう。それが維新や国民民主でも一向に構いませんし、違う政党であっても良いと思います。