かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いよいよあした!

2005-10-15 20:38:10 | Weblog
 遂に明日になりました、関西オフ会。準備もほぼ完了、あとは荷物をカートに縛り付けるだけ。気になる天気は、早朝未明はまだ残りそうですが、日中は上がってくれそうでまずまずです。2次会会場のお店にも連絡を済ませましたし、今日早く寝て、明日に備えるばかりと言うところです。
 夏冬のコミケと違って自宅からの出発になりますので、地元とはいえインテックス大阪までは結構時間がかかります。コミケは会場から比較的近いホテルに投宿するので朝は案外のんびり出来るのですが、今回は片田舎から出て行かねばならないので結構朝早くになります。時刻表を見ると、自宅を大体6時40分頃の出発になりそうです。これはやっぱり早寝早起きですね。

 そのオフ会の準備にかまけているうちに、郵政民営化もあっさり参院を通過してしまいました。やっぱり再否決、と言うのは夢でしかありませんでした。
 それから、やはりオフ会準備に専念するあまり、先週自分のサイトの更新をすっかり忘れていたことに今日気づきました。と言っても連載小説の掲載を忘れただけなのですが、今やこれ無しでは週1更新も難しいコンテンツなので、それを忘れるというのは非常にまずいです。そこで今日は反省も兼ねて、長編小説連載2週間分を一度に上げてみました。いよいよストーリーがダッシュする間際の、タメを効かせた部分が今日までの分です。この辺りの展開の緩急は私がお話作りする上でかなり神経を使って組み立てるところでして、「緩」の部分が長すぎるといかにも冗長になりますし、といって急ぎすぎると、平板でひねりのないものになってしまいます。書くときでも一番しんどいところで、ここを抜けると一気に書くのが楽になり、執筆スピードが加速するのです。うーむ、そんなことを考えていたら、冬の作品を考えないとなぁと言う気になってきました。恐らくこの冬は有明には行けそうにないので新作を書く意欲も今ひとつなのですが、その分合同記念誌の方に注力する事になるかな? と想定しています。最近短編小説は書いていないので、20周年にあった内容のものを、一度考えるといたしますか。作品のヒントでも明日拾い上げることが出来たらうれしいんですけどね。
 
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あぁ、遂にプリンタ逝く。合掌。

2005-10-14 22:42:10 | Weblog
関西オフ会、いよいよ明後日です。

参加予定の皆様へ待ち合わせ場所の連絡メール・・・・・・・完了。
 お手伝いのお願い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了。
 20周年記念のポスター(夏コミで使った奴の刷り直し)・・完了。
 記念誌「れむぼん」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了。
 昨冬新刊の増し刷り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・明日裁断。
 釣り銭の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了。
 テーブルクロス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・準備完了。
 値札・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了。
 二次会会場への連絡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・明日連絡。

 ・・・ほぼ準備は整いました。あとは残りの仕事を済ませて荷造りをするばかりです。
 唯一の不安は天気があまりよくなさそうなこと。はっきり言って雨は勘弁願いたいのですが、こればかりは祈るしかないですね。

 さて、今日仕事から帰宅してみると、家の者がコピー機が動かないと言います。うちのコピー機はヒューレットパッカードの複合機PSC1210なのですが、スイッチを入れても動かないと言うのです。見てみますと、何となくプリンタ周辺に嫌なにおいがします。試しにコンセントを抜き差ししてからスイッチを押してみますと、初期化動作が一応始まりました。ひょっとしてコンセントが抜けかかっていたのか? と喜んでいたら、途中でぴたっと動作ランプが消え、ガチャガチャうるさかったプリンタの動作音が途絶えました。これはおかしいともう一度同じ事を試みてみましたら、プリンタ本体から白い煙が出て、鼻をつく刺激臭が辺りに漂いました。
・・・完全にアウトのようです。
異様なにおいがこの煙に由来する事は間違いなく、電源か基盤のどこかが焼き切れたのではないか、と思われました。もともと最小の複合機として登場した華奢な本機で数回のコミケをこなした上、家の者がコピー機として毎日酷使していたのですから、無理もないです。一回のコミケだけで1冊100ページの本を20冊以上印刷し、この夏はそれに加えて記念誌もありましたから、家の者のコピー分をのぞいても、その印刷量は軽く1万枚を超えていたのではないかと思います。家庭用の低価格機でこれだけ印刷できれば充分元は取ったと言ってよく、私自身はこの結果に充分満足し、酷使に耐えてここまで印刷し続けてくれた同機に感謝しているのですが、家の者は便利なコピー機が無くなったと大騒ぎです。そこで取りあえず後継機を物色するため、ネット・オークションを散策しているのですが、まだ充分つかいでのあるインクカートリッジを生かしたいので、選択できる機種は自ずと限られてきます。いい出物があるといいのですが、しばらくはそれを捜してネットをうろうろする事になりそうです。

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コピー本1冊6万円で荒稼ぎ。何てうらまやしい(じゃなくて!(笑))

2005-10-13 22:14:55 | Weblog
 今日は20周年記念誌「れむぼん」の仕上げ断ちと帯のカット及び本へのセットを完了いたしました。新たに作った30冊、はたして何冊出るでしょう。楽しみでもあり、不安でもあり・・・。あんまり残ると荷物になりますので、なるべくはけて欲しいんですが、こればかりは判りません。まあ余ったら冬コミで売ればいいんですけどね。

 防衛白書を丸ごとコピーしたいわゆるコピー本を6万円で企業に押し付け、お金を脅し取ろうとした容疑で、大阪の右翼団体代表等が逮捕されました。うーん、コピー本が6万円・・・。そんな問題ではないと頭では承知しているのですが、うちのコピー本(ではなくて自己印刷本、とでも言うべき本ですが)は一冊200円とか500円とかというのとついつい比べてしまいますね。それにしてもいわゆる右翼団体はどうしてこう自分達を貶める行為に走るんでしょうね。純粋な思想的・政治的結社でないと言うことなのかも知れませんが、どうもその行為に意味を見いだせないので理解に苦しみます。お金も表面化しただけで三億円近く集めていたそうですが、そのお金は一体何に使ったのか、あるいは使うつもりだったのか。自分達の遊び金だったりするのでしょうか?
そもそもどうしてこういう怪しげな結社が認められるのでしょう? この団体も大阪府に届け出を出しているそうなのですが、届け出を受理した大阪府には何の責任もないんでしょうか? 政治結社など隠れ蓑に過ぎないのでしょうけど、届け出を受ける立場にあるのなら、その隠れ蓑具合を見抜く目を養う事も必要なのではないか、と思ったりいたします。一回の地方公務員にそんなことを求めるのは酷なんでしょうかね?

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日本は何故有人ロケットを上げられないのでしょう?

2005-10-12 23:00:15 | Weblog
 中国の有人ロケット、神舟6号の打ち上げが成功したとの事、どこの国のことであれ、またその目論見が何であれ、取りあえずある種の科学技術が結晶して大きな成果を生み出すのを見るのは、血が騒ぎますし、うれしいものでもあります。「有人ロケット打ち上げるような国にいつまで経済援助しているんだ?」とかいう疑問も当然ながらあるんですけどね。なにせまともに有人ロケット上げられる国なんて、アメリカとロシアしか無かったんですから。
かえりみて我が国は、宇宙への旅はアメリカかロシア頼み。スペースシャトルに乗せてもらって喜んでいるレベルですから、かつてロケット実験のため無理矢理押し込められたカエルやサルと大きくは違わないと言えるかも知れません。ただ、アメリカにせよ中国にせよ、大きな国家的目的を持って、わざわざ大枚はたいて国力を注いで、宇宙を目指しているのでしょう。政治的なパフォーマンスな点や弾道弾などの兵器研究の側面もあるにはあるんでしょうけど、無重力空間で得られる様々な物理特性を生かした新技術開発や、バイオテクノロジーな研究など、将来の国力を担保するために、何年か先を見越した研究開発を行うという点も大きな理由なのではないかと思います。特に今回中国は植物育種などの実験に取り組むそうですが、やはり世界最大の人口を抱え、年々減少する国内の畑と増大する食料輸入という危険な実態を、彼の国の指導者は冷静に判断しているのでしょう。日本が非科学的で感情的な排斥運動をして止まない遺伝子組み替え作物を積極的に導入・推進し、その開発にも膨大な資金と優秀な人材を湯水のようにつぎ込む様子を見ていますと、このロケットもそう言った国家の生き残り戦略の一環なのだと考えられます。中国の革命は、三国志の冒頭を見ても判るように、時の王朝・政府が国民を食わせることが出来なくなるのがきっかけになるようです。今の中国は、まさにその危機の縁にあると言って差し支えない状況にあると見えます。幾ら政権が軍を掌握していても、10億を超える民が暴徒と化したらどうしようもないでしょう。しかも生活水準の向上と共に肉類の消費が増え、肉類は数倍の農業生産の上に成り立つ産業ですから、ますます農地が逼迫します。頼みの黄河は水量減少著しく、砂漠化が進んで畑がどんどん減っていく。その足りなくなった分は、米ならタイ、小麦、トウモロコシならアメリカ、カナダ、オーストラリアと言った国々に頼るしかなく、これらの国からそっぽを向かれたら、中国はたちまち今の繁栄を失って、内戦状態まで転落するかも知れないのです。中国としてもそんな他国に首根っこ押さえられるような状況は何としても回避したいことでしょう。そんな危機感が軍事力強化だけでなく、科学研究投資にも現れていると思うのです。
 対して日本は、そんな危機感を放棄して久しいぬるま湯国家です。宇宙開発にしても、何のためにそれが必要なのか、政治家も官僚も科学者も国民も、考えずに来たのではないでしょうか? 例えば、政治家、官僚、国民は、何のかんの言っても、所詮それらの研究開発は、「科学者の自己満足」に過ぎない、と思っているのではないか。科学者は科学者で、その必要性をもっとはっきり日本の将来に、みんなのためになることなのだと説明する努力を怠ってきたのではないか。もし本当に宇宙開発で中国に追い抜かれたことに危機感を抱いているなら、我々は何故宇宙を目指すのか、を、日本国の総意として今こそ盛り上げていかないと、誰もお金を出しませんし、種子島ではいつまでたっても理不尽な打ち上げ制限を科せられたままになるでしょう。エネルギーも食料も自立出来ない我が国には、色々な科学技術で世界をリードし、日本ブランドの価値を高める以外にないと思うのですが、財政赤字を理由に、遂に科学技術関連予算も削られるそうです。つくづく未来を語ることの出来ない国なんだな、と嘆かずにはいられません。

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郵政法案衆院通過。はたして参院は?

2005-10-11 22:42:37 | Weblog
 関西オフ会参加予定の皆様へ連絡と問い合わせのメール・・・完了。
 お手伝いのお願い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了。
 20周年記念のポスター(夏コミで使った奴の刷り直し)・・完了。
 記念誌「れむぼん」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・裁断と帯カット・セット。
 昨冬新刊の増し刷り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・裁断。
 釣り銭の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13日の予定。
 テーブルクロス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・要検討
 値札・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了
 二次会会場への連絡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15日の予定
 
・・・・・・
他に何か忘れていることはないでしょうね? 往復の切符や泊まりの事を考えないですむ分コミケ参加よりはずっと楽なはずなんですが、やっぱり色々細々したことを考えはじめると何か忘れているような気がしてなりません。あと5日、チェックを重ねながら万全を期したいと思います。

 さて、郵政民営化法案、衆院をあっさり通過したようですね。今の興味は、いっそ参院でもう一度否決してくれないか、という期待です。特に自民党で反対した方々には、己の政治信条とプライドをかけて、是非とも今一度反対する気骨を見せてもらいたいものです。そうすれば、参院否決、衆院再送致で三分の二の賛成多数で可決、という55年体制以降初めての事態を目にすることが出来るんですから。日本国憲法のお勉強のためにも、一つやってくれないものかなどと考えたりしてしまいます。
 冗談はともかく、法案その物が全くと言っていいほど改められていないと言うのに、それを一度は明確に反対した参院の方々が、今度は賛成に回るというのはやっぱり理解に苦しむのです。今更賛成に回るだなんて、じゃああの時の反対は一体何だったのか。良識の府と自負するなら、その良識を発揮し、前回の反対理由と同じ意見を付して粛々と衆院に突き返すべきです。衆議院での与党圧倒的多数という状況において、参議院が存在感を示すためにも、たとえ無駄な抵抗だったとしてもここは奮起するべきではないか、と思うのですが。はたして何人の前回反対者が今回も反対してくれるでしょう?・・・期待するだけ無駄なのかな?


 
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16日の目処は立ちましたが、年末の目処が立ちません(泣)。

2005-10-10 21:59:44 | Weblog
 今日は休日出勤で作業時間が余り取れそうもなかったので、いつもより早起きして、未明より印刷・製本作業に取りかかっておりました。帰宅後ももちろんひたすら製本、その努力の甲斐あって、「れむぼん」30冊出来上がりました。あとは端っこを仕上げ断ちしてから、帯をカットして折って本にセットすれば完成です。ついでに残部数がほとんどなくなっていた昨冬の長編小説「ドリームジェノミクス」を10冊増し刷り。これもあとは表紙と中身をくっつけて、仕上げ断ちしたら完成です。詰め替えインクの黒が切れかかっていたので、何とか無事全部印刷できて胸をなで下ろしております。あと6日間ですが、ここまで来れば余程のことがない限り「できませんでした」は無いと思っております。
 その関西オフでは、冬コミに向けた20周年記念事業の取り組み、なんてところを集まっていただいた皆さんと考えられたらいいな、と私的には思っている次第ですが、実は今回の冬は、私は参加が危ぶまれて参りました。

 仕事です。

 いつの間にやら年ばかり食って丁稚では無くなってしまったため、それなりの責任とやらを負わされるようになって参りました。年末年始の当番も、そんな責任の一つ。昨年までは肩書き無しの気楽さで回避していたこの仕事も、今年はかなり情勢が厳しそうです。夏には結構無理言って休んじゃいましたしね。もう、参加できない、と思っておいて、もし急に時間が出来るようなら僥倖という気持ちで、年末を迎えることになりそうです。
うーん、自分が行けそうにないとなると途端に考えが暗くなってきますね。
20周年という一つの節目に当たって、皆さんと喜びを分かち合える企画が出来たらいいのですが・・・。

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郵政民営化 旧反対派の人達は判りにくい。

2005-10-09 21:50:53 | Weblog
 16日のインテックス大阪に備えて記念誌の印刷は終えたのですが、机に記念誌だけではさすがに淋しいので、夏の新刊と、昨冬の作品を少し増し刷りしてもっていこうと作業を進めています。まずは原稿を読み返して、発行時にはチェックしきれなかった誤字脱字言い回しの変なところなどを修正したうえ、印刷しています。さしずめ、改訂版と言った趣でしょうか? 新しく導入したプリンタには自動両面印刷機能と言うのが付いてまして、複数ページ印刷指定してその機能の欄にチェックを入れますと、勝手に両面に続きページを打ってくれます。少々時間がかかるのが難点ですが、いちいち方向を入れ替えて裏面を再印刷しなくてもいいので便利です。それに、まとめて印刷したものを重ねて再度裏面印刷にかけますと、大抵2、3枚いっぺんにプリンタに呑み込まれてしまって、それがみんな使えなくなると言う事故が、案外多く発生します。それも人がトイレやお風呂などで中座したときに限っておこりがちなので、精神的にもダメージが大きいです。紙やインク、時間だって無駄になってしまいます。その点、この自動両面印刷は、一枚づつ紙を呑み込み、勝手に裏返してくれますから、そう言う事故の心配がありません。これは、充分速度を犠牲に払う価値のある機能だと感心している次第です。

 さて、郵政民営化反対議員で自民党居残り組が、軒並み賛成に転じておりますね。野田氏をはじめ、自民党に残った人達は、何を考えて反対し、また、今賛成に回るのか、やっぱり判りにくいです。法案の中身自体は前回とほとんど変わらないそうですし、政治的信念をかけて反対したのなら、どうして反対を貫こうとしないのか。理由が、先の衆院選の結果が、拙速でも民営化を推進するよう求めた民の声だからと言うのでは、結局大衆迎合でしかないでしょう。政治家というものは、たとえ国民の意に反するようなことになろうとも、自分の信念をもって政治を行うものだと思うのですが、何故法案に反対し、今また賛成するのか、その考え方の推移をつまびらかにしていただきたいものです。これならまだ新党を結成して出て行ってしまった人達の方が、その主張の是非はともかくとして、一種の潔さを感じますし、中身も理解しやすい。賛成に転じるにせよ、国民のせいにしないで、自らの考えでもって転向の理由を説明いただくべきかと私には思えます。

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お葬式に参列したりすると、「死」その物を考えてみたくなります。

2005-10-08 23:14:08 | Weblog
 16日用の記念誌、帯の印刷は色あわせに苦労しつつも何とか終わり、あとはカッティングと製本・仕上げを残すのみ。30も出るとはとても思えませんが、余ったら冬に有明へ送ればいいか、と思っております。

 職場の同僚の身内が昨日亡くなり、今日は午後7時からその通夜に参列いたしました。まあ御年90近いと言うことでしたから、日本人としては平均よりやや長生きされたわけで、天寿を全うされたと言って差し支えないでしょう。面識もなく、写真の顔がその同僚によく似ているな、と思ったくらいで、その故人の死については、私自身にはなんの感慨もありません。でも、葬式というのは間違いなく一人の人間の死を象徴する出来事なわけで、私自身の身内にもそろそろ彼岸に旅立つ準備をしていてもおかしくないお年の人がいることを思えば、いろいろ普段はそう意識しない「死」その物について考える機会を与えてくれるのです。
 私は霊魂の存在についてはかなり懐疑的です。あって欲しいと思う一方で、それが自然法則に矛盾しない形で存在出来るとは信じ難いからです。意識や心は有機物である脳が生みだすものであり、その脳が個体の死によって機能停止すれば、それらは消えてあとかたも無くなるという考え方を、今の所首肯しております。心や意識と霊魂は別物かも知れませんが、どちらにしてもその個体が死ねば、その時点で雲散霧消するものと、私は思っております。故にこそ、畏れを抱くのです。死によって全てが消失すると言うのは、自分だけでなく、自分の身の回りにいる親しい人にも等しく起こりうる現象です。その人達の死に直面したとき訪れるであろう巨大な喪失感に自分が耐えられるかどうか、今現在では正直少々心許ないのです。と言って永遠に生きることは誰にとっても不可能ですし、私が期待する科学の今後の進歩でも、大甘に見積もってもせいぜい寿命を倍ほどに伸ばすのがせいぜいでしょう。中国の仙人に李八百と言う人がおり、八百才も生きていよいよ往生を遂げるとき、「まだ死にたくない」と宣ったそうですが、結局幾ら生きようとも、自分自身はもちろん、自分にとって大きな影響を持つ人達にもいつか必ず来る終わりに、私は備えねばならないと思うのです。長年連れ添った夫婦の片方が無くなった途端、もう片方も程なく後を追うという事があり、これは喪失感の巨大さが強いストレスとなり、健康を損なったり精神を蝕んだりするためだそうです。私自身は極力長生きして、先々の世の移り変わりを眺めたいと希望するのですが、私がそう言う事態に遭遇したとき、そのストレスに抗しきれるかどうか。そうなったとき、もう未来はいいや、と投げ出してしまいそうな気が、現在の私にはあり得ると自己分析しております。これを避けるためには、最終的には何れかの宗教が受け皿になってくれそうですが、出来ればそういうものに安直に頼らず、色々検討した結果、神仏に頼るのがもっとも良い、と判断するくらいは、自分で考えたいのです。

 ところで自分自身の「死」については、全てが消失する以上、自分についてはあれこれ考えても仕方がない、と思っています。幽体離脱やいわゆる三途の川が見える、と言った臨死体験は、死という大きなストレスに晒された脳の異常活動による幻影、という事のようですが、もし、本当に死後の世界という物があり、死後も意識を保ち得るなら、是非体験してその仕組みを研究してみたい、とは思うのですけど、ね。そんなことをまじめに考えるくらい、自分の死については不真面目なようです。

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今日は心底眠いので・・・。

2005-10-07 22:43:07 | Weblog
 帯の印刷を始めました。例によってA3ノビサイズの光沢紙の幅をA4プリンタに通るよう215ミリでカットし、用紙設定を幅215ミリ、長さ483ミリに設定して、カッティング用の印を入れた帯4本いりのデータを印刷します。プリンタのおかげで高品位で印刷しても、夏に比べてずっと早く印刷できるので助かります。ただ、どう言うわけか色味がちょっと夏と違うのです。このプリンタも夏に使っていた奴もカートリッジは同じ型番で、インクも同じ詰め替えを使っているのですが、今の奴はプリンタ専用機だけあって、ドライバで色々細々した調整がきくようです。前の奴はきれいか普通かくらいしか選べなかった簡略設定でしたので、色味の違いはそのあたりの設定の味付けが、前の奴と今の奴とで違うと言うことなのだろうと思われます。今少し設定をいじりつつ試し打ちを繰り返し、納得できる出力を得たいと思います。

 風邪は少しだけましになってきました。少なくとも喉の痛みは無くなり、鼻づまりだけ頑固に残っています。あとは上唇右側に口内炎が発生。これがやたら染みるやつで、ご飯にゆかりをかけて食べていたら、口内炎にゆかりが接触して飛び上がるくらい痛かったです。口内炎は内臓の不調の現れ、と、特に根拠無く思いこんでいるのですが、確かに現在、胃にも不調感があります。これは摂取している風邪薬のせいと考えられますが、まずは風邪退治が最優先なので、胃にはもう少し頑張ってもらいたいです。それとやたら眠いというのが残ってますね。薬のせいなのか、体が休息を欲しているせいなのか、ちょっと判らないのですが、会議中に危うく眠り込んでしまうところでした。明日はようやく休みですので、ここは一つ、充分に寝ようと思います。
そういうわけで、今日はお休みなさい。


 
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風邪がうっとおしくて、いつにも増して頭が回っていません。

2005-10-06 20:54:41 | Weblog
 マックのメールソフトの調子がおかしいです。昨日まで何ともなかったのに、今朝からどうしてもサーバーに繋がってくれません。サーバーがパンクするほどスパムメールが激増しておかしくなったのか? とか考えてしまいましたけど、ホームページを見る分には何の問題も無いですし、念のため、接続業者のサイトをのぞきに言っても、障害情報などまるでなく、今更オールドマックのメーラーを狙ったウィルスが現れるとも思えないとあって、結局放置したままです。でも、もうすぐオフ会というのにメールが使えないと言うのは大変困りますので、ウィンドウズの方のメールソフトを使うことにしました。マックのメーラー直ってくれたらいいんですが、ちょっと手間取りそうです。

 メールの調子が悪いせいでもないのですが、3日ほど前から喉の調子がおかしいな、と思っていたら、鼻水鼻づまり喉痛頭重と典型的な風邪の症状がやって参りました。取りあえず今仕事休んでもいられない状況なので薬飲んで頑張りましたが、昼前は眠くて眠くて。オフ会控えて寝込んでいる場合ではないので、早く直したいです。

 休めない仕事、と言うのが、テレビ取材対応。うちの仕事を取材に来た某公営放送地方局の方々の相手をして、生放送に出演する、と言うもの。風邪のせいでテンションがた落ちで頭がボーとなっていたせいか、カメラを前にあがった位でちょうど普通の精神状態になったようで、マイク向けられても自然体で応対できました。あとで録画してあったのを見ると、風邪でふらふらとは思えない様子に映っていましたのでまずは一安心です。

 明日一日頑張れば取りあえず土日の休みになります。16日の準備は残すところ帯だけだし、ちょっと時間をとってゆっくり体を休めて風邪を治してしまいたいです。

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牛肉輸入再開近し。でも、私はもう食べないかも。

2005-10-05 21:46:28 | Weblog
 20周年記念誌「れむぼん」の印刷、裏表紙も完了し、残るは帯のみとなりましたが、ここで問題発生。プリンタは最大A4サイズしか印刷できませんので、帯はA3ノビの紙をA4の紙の幅にカットして使います。当然紙の長さは40センチをはるかに超える物になるのでユーザー定義サイズというオプション設定でそう言う特殊なサイズを指定してやるのですが、どう言うわけか、ウィンドウズのプリンタドライバでは、最大長さ35センチまでしか設定できないのです。そもそもサイズのユーザー定義コマンド自体とんでもなく判りにくい所にあるだけでも不快なのに、どうしてサイズ設定できないのか、理解に苦しみます。試しにマックで同じ設定をすると、こちらは印刷設定の紙サイズでユーザー指定を選択したら即紙のサイズを入力する窓が開く親切設計なうえ、何の問題もなく紙サイズを設定できました。もちろん印刷もちゃんと出来ます。この差は一体何なんでしょう。ウィンドウズでは大きなサイズの分割印刷や一枚の紙に幾つかの画像を縮小して印刷できるコマンドなど正直あってもなくてもどうでもいいオプションが一杯くっついているのですが、肝心のやりたいことが出来ないのではかえって憤りが募るだけです。しょうがなしにウィンドウズも使いますけど、こんなちょっとしたことでやっぱりマックの方が使いやすい、と感じてしまうのですね。まあ、ドライバの問題はマイクロソフトのせいではないのかもしれませんけど、判りにくいコマンド配置などは明らかにマイクロソフトの責任でしょう。本当に、何とかしてもらいたいですね。

 さて、ひと頃大騒ぎになったBSE問題で輸入停止していたアメリカの牛肉が、近々解禁される可能性が出てきました。とたんに牛丼屋さんの株価が急騰したそうですが、まだ輸入と決まったわけでもないのに、経済界というのは気が早いものです。
 牛丼は、安いしそれなりのボリュームがあって味もまずまずでしたから、確かに昔はよく食べました。牛丼が無くなって豚丼とか色々出ましたけど、味という点では牛丼に取って代われるものではなかったようで、わたしもすっかりその種の店に行くことはなくなりました。日常の食生活に置いても、牛を食べる機会はめっきり減って、肉と言えば豚とか鶏ばかり食べるようになっています。だから、いまさらアメリカの牛肉が帰ってきても、多分私は牛肉を食べることはそう増えないでしょう。そろそろ年のせいか肉そのものに魅力を感じなくなってきておりますし。
 それはともかく、アメリカと対等に付き合う積もりがあるなら、牛肉は食べない方がいいでしょう。輸入肉もそうですが、国産の肉もアメリカから輸入する飼料用のトウモロコシなどで飼われているのですから、素材から言えば国産肉もアメリカ産といえなくもありません。そうでなくても小麦や大豆などをアメリカに頼る我が国なのですから、食べ物で首根っこおさえられたも同然の状態なのです。それを、BSEを奇禍として、ほんのわずかではありますが、対米食生活依存状態を改善できる機会を得たというのに、これで元通りになってしまってはもったいないと思うのです。それに、ただでさえ日本人は脂肪の取りすぎで生活習慣病が激増しているのです。別に牛肉だけが悪いのではありませんが、その悪い状況に拍車をかけるような物をわざわざ海の向こうから運んできて食べることは無いのではないかと思ったりもするわけです。

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イスラエルの人は潔く謝ったみたいだけれど。

2005-10-04 21:15:43 | Weblog
 今日は朝からプリンタの不調を解消するのに躍起になっておりました。安物買いの銭失い、ではないのです。言うなれば貧すれば窮す(ちょっと違うか)。要は詰め替えインクを多い目に入れすぎたために起こった不具合。インクを入れすぎるとタンクの内圧が高くなり過ぎ、インクが充分すぎるほど残っているのに、まるでインク切れみたいに色が出なくなる現象が生じてしまったのです。まるでインク切れみたいに見えるのがこの問題の厄介なところで、切れたと思って継ぎ足すと余計症状を悪化させてしまいます。解消する方法は、インクを吸い出して内圧を下げ、あとはきれいに印刷できるようになるまでひたすらベタうちすること。A4相当の面積をフォトショなどで詰まった色に合わせて単色に塗りつぶし、適当な紙に印刷させるのです。結局これを4回通して、ようやく元に戻りました。そんな苦労も乗り越えて、コミックシティ大阪56の準備もそろそろ終盤です。表表紙の印刷を何とか終わり、裏表紙の印刷もあと少しで終わり。残すは帯の印刷のみですので、ゆっくり製本する時間がとれそうです。

 さて、北海道沖の漁船転覆事故は、イスラエルのコンテナ船による衝突・あて逃げで決着が付いたようですね。目撃者0の事件だったのに、船体に残された傷や衝撃で付着した塗料が決め手で交もあっさり犯人が割れるとは、正直驚きました。亡くなられた方やご遺族の方々には本当にお気の毒ではありますが、船会社の会長からは早くも自社の責任を認めて素直に謝罪されたとのニュースには、ほっとするものがありました。この上はその言葉通り、誠心誠意を尽くして責任を全うしてもらいたいものです。
 ただ、その記事を載せた新聞が、別の欄に、「あれだけの傷を残す衝突をして、コンテナ船が気づかないはずがない」と非難の言葉が載っていたのにはちょっと引っかかりました。漁船は19トン、コンテナ船は4万トン超。その巨船に乗組員はわずか20名足らずと聞きます。もちろん私も4万トンの船が19トンの船に衝突したときの衝撃がどれほど響くのかは知りませんが、単純に2000分の1の大きさと言うと、私個人で言えば30gの物体とぶつかるのに等しいという計算になります。それくらいだと、状況や当たり所次第ではほとんど気づかないかも知れません。実際にはそんな単純なはずはないでしょうけど、4万トンと言えばかつての戦艦に匹敵する巨船です。目的がまるで違うとは言え、かつて千人以上が乗り組んで動かしていたのと同規模の船に、たった20人ちょっとしか乗っていないと言うことを想像すると、船の船長が気づかなかった、と言うのがあながちウソではないのではないか、と言う気もしてくるのです。それを憤りの余りとは言え、天下の公器が何の裏付けもなく「気づかないはずがない」などと断言して相手を非難するのはいかがなものでしょうか? 第一、本当に気づかなかったのかどうか、実証もできないのに船長を責めて何が得られると言うのでしょう? それともこの記者は4万トンの船で19トンの船にぶつかったらブリッジなどでそれがどのように感じ取れるのか、具体的な経験やデータをもっているとでも言うのでしょうか? そんな検証もできない幼稚な決めつけよりも、どうしてこのような事故が起こったのか、この種の事故を未然に防ぐにはどうしたらいいのか、そう言うことを掘り下げて問題提起をして、悲惨な事故を風化させないようにするのが活字の役割だと思うのですが、犯人が割れた途端、次の新聞にはどこにもこの事件の記事は載っておりませんでした。朝日の愚劣極まる甘甘自己批判などは論外ですが、他の新聞にしてもこんな調子では鼻白んでしまいます。ニュースの一次ソースがネットにも流れる今日、こんな事ではもう新聞という活字文化もそう長い事はないなと思ってしまいました。

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石油価格急騰が遂に昼のお弁当にまで影響!

2005-10-03 21:58:58 | Weblog
 10月16日のための20周年記念誌「れむぼん」の三〇冊増し刷りは順調に進行中で、中身の原稿の印刷を早々に完了し、ただ今表紙に取りかかっています。それも裏表紙も合わせて既に三分の一を終え、今週末までには全ての印刷を終えられる見込みです。ただ、インク減りが早いように感じるのは相変わらずで、詰め替えを頻繁に行っております。詰替用インクは夏に大分余分に用意してしまったので在庫の心配は全くないのですが、すぐに手が赤青黄色と様々に染まってしまうのが困りものであります。詰め替えるたび細心の注意を払っているつもりなのですが、どうしてもいつの間にかインクが指先や掌を染めてしまうのです。まあ別に手が色づいたところで気に留めるほどのものでもないのですが、印刷を続行している今は、特に指先にインクが残っていると、印刷用紙を汚してしまう恐れがあります。誰も私のカラフルな指紋付きの本など欲しくはないでしょう。そう言うわけで注意の上にも注意を重ねてインクの詰め替えをやるのですが、どうしても汚れを払拭することが出来ません。誰か上手に出来る方があったなら、是非ともその方法を伝授いただきたいものです。

 さて、我が職場に出入りしているお弁当やさんが、この11月から二〇円の値上げをお願いしたいと頭を下げられに来ました。一向に落ち着く気配のない石油価格の上昇が、回り回ってお弁当や産にも影響し、もう企業努力で吸収できるレベルではなくなったんだそうです。お弁当と石油とはなかなか結び目が見えない取り合わせですが、お弁当を配達する車の燃料代などはダイレクトに響いてきますし、お弁当の調理にボイラーでも使っているようなら、その燃料も大体石油の可能性が高いと言えます。また、蒲鉾など原材料もその加工時の燃料に石油が使われている例が多いらしく、お弁当の材料が値上がりしているんだそうです。石油の値上がりは、車の燃料代や冬の暖房など直接的な影響ばかりでなく、色々な方面から真綿で首を絞めるごとく、じわじわ私達の生活を蝕んでいくようです。
 そう言えば、本年の米は作況指数102と、平年をやや上回る豊作年だそうです。特に北海道は天候に恵まれたこともあって作況指数109という好成績。一昔前なら村人総出で大喜びする収穫の秋を迎えるはずですが、米の消費量が大幅に落ち込んでいる今日では、豊作=価格の下落、つまり農家の懐に大きく響く事になります。その上に石油価格の上昇ですから、農機具やモミの乾燥機の燃料代が大幅アップするわけで、農家の皆さんの手取りは益々目減りするわけです。まだ新潟のコシヒカリのように全国的に名の知れた米なら、安い安いといいながらもそれなりに取り引きされるでしょうが、ブランドにならないお米を作っている人達の中には赤字がかさんで米作りを出来なくなる人もいずれは出てくるでしょう。そして更に石油の価格が上がっていったらどうなるか。肥料、農薬などの資材も値上がりし、一段と農家経営は苦しくなって行き、新潟でも米作りが成り立たなくなる事になるかも知れません。まさに、日本の食生活は石油に支えられていると言っても過言ではないわけです。食料生産の根幹を握る石油のほぼ全量が輸入頼りという我が国において、自民党も民主党も判っていてマニフェストに自給率向上を書いたのか、私には大いに疑問です。
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国勢調査に回答しました。

2005-10-02 22:55:56 | Weblog
 新規導入のプリンタ、中古ですけど結構調子いいです。何より早いのがいい。今日一日目標30部で「れむぼん」の印刷をしてましたけど、原稿の印刷はほぼ終わりました。あとは表紙と帯の増し刷りだけ。夏に四苦八苦したのがウソのようですね。ただ、何となくなのですが、インクの消耗が激しいみたいな感じです。思いもよらず早々とインク切れしてくれるので、印刷その物は順調な割に、たくさんの反古紙を出してしまいました。

 さて、国勢調査、うちにも参りました。色々面倒なことを書かねばならないのですが、無碍には出来ません。それに、この調査に協力するのは国民の義務として法律にも定められているそうです。まあ法律がどうこう、というのは私自身にとってはある意味どうでもいいことなのですが、我が国の国力を計る一つの貴重なデータである、という点からみて、そのデータが不完全になり、情報の精度が落ちると言うのは大変問題があると思います。まあ今の行政や政治がそのデータを上手く活用してくれるかどうか、若干心許ない気もいたしますが、それでもこれからの日本の行く末を見定める貴重な資料の一つとなると思えば、少しは真剣に中身を埋めようと言う気になるものです。ただ、中を鉛筆で記せとあるのにはちょっと困りました。日頃は書き物の大半をパソコンですまし、何か書かないといけないときもボールペンしか使わないので、いざ鉛筆と思うとまずそれを捜さないといけないのです。次にようやく捜した鉛筆は大抵折れていますので、今度はナイフを捜して鉛筆を削らないといけません。私は幼少時に祖父からナイフで鉛筆を削るのを教わってから、鉛筆はもっぱらそれで削るようにしております。そんなこんなで苦労の末、ようやく回答欄を埋めることが出来ました。
 ところが最近は、回答を拒否されるご家庭も出てきていると聞きました。プライバシーの保護がようやく国民の間にも浸透してきたことが、この種の調査を非常にやりにくくしているとのことです。心情的にそう言った回答拒否は判らないでもないですが、国の行く末を占う基礎資料がそんなことで精度を失うのはちょっと淋しい気がいたします。まあこの間の国政選挙でも、華々しい過熱気味な前哨戦が、結局ふたを開けてみれば投票率6割強だったわけですから、少しくらいデータの欠損が出るのはしょうがないのかも知れません。答えた人間だけのデータを元にして政策決定されていく可能性があると思えば、もう少し真剣に回答を検討していただいてもいいと私などは思うのですが。

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最後までツッコミ入れ通しでしたけど、まあ楽しかったので良かったとしておきましょう。

2005-10-01 23:54:37 | アニメ特撮
 このカテゴリーでの日記は、これが最後かも知れませんね。ガンダムSEEDデスティニー、とうとう今日で最終回と相成りました。ちゃんと時間をチェックして朝から気にかけていたので、無事間違えることなくリアルタイムで視聴いたしました。まあ色々ありましたし、今日の放送だって言いたいことは山ほどあったりするのですが、それはさておき、何はともあれ1年に渡って土曜の夕方を楽しませてもらったことは間違いありません。その巡り合わせを得た幸運に感謝すると共に、長きに渡って作品を発信し続けたスタッフや局に感謝いたします。来週からは違う番組が始まるそうですが、ガンダムほど入れ込んで見ることが出来るかどうかは今のところ未知数です。いずれまたそのうち続編でもしてくれないか、と今からあらぬ未来を夢見ていたりしております。

 それはさておき。

 結局
「デスティニー計画」って何をするつもりだったのか、明確に述べられることはありませんでした。
シンは最後まで主人公になれませんでした。
レイが最後の最後でヘタレになってしまいました。
国同士の戦争のはずが、いつの間にか議長一人の火遊びになってしまいました。
ルナマリアは戦死こそ逃れましたが、妹との再会はなりませんでした。
グラディス艦長は、幼い子供よりも愛人を選んでしまいました。
戦後の後始末はまるで語られずじまいです。
などなどなど。

 
 結局
 
 このお話は、1年通して何を言いたかったのでしょう? 一見慈愛に溢れ、誠実で節度のあるように見える(ついでに外面のいい)政治家には気を付けましょう、ということでしょうか?(笑) それとも、いつまでも過去の亡霊に取り憑かれて復讐に身を焦がすのはよくないことだ、と述べたかったのでしょうか? そうだとしても、シンのあの最後の涙で、過去を吹っ切ることが出来たと読みとるのは、ちょっと難しい気がします。恋人の胸の中で泣くことで傷心を癒すことは出来ると思うのですが。ということは、今回のお話は、主人公シンの、翻弄された運命に対するやり場のない怒りが癒される過程を描いたのだと言えるのかもしれません。癒しブームに乗ったガンダムストーリーと言うことでしょうか? それなら主人公が最後の最後までさしたる成長も見せないまま、感情の赴くままにふらふらしていたのも頷けます。運命に翻弄される悲劇のヒーローと言うところでしょうか? 確かに現実はそう甘いものではないですから、主人公の力ではどうしようもないというお話もありかも知れませんが、苦悩した分成長も見せて欲しいと思うのです。現に前作ではキラが育ちましたし(育ちすぎて新興宗教の教祖みたくなってしまいましたが)、今作でもアスランが一定の精神的自立を勝ち取りました。でも、彼らは本来脇役で、シンこそ主人公だったはず。それなのに悩みっぱなしで1年も引っ張ったのはやはり問題があるように思います。第一、あんまりそう言う視点でガンダムを見たいとも思いません。ドンパチが楽しければいいや、等とは申しませんが、もう少しカタルシスを得られるお話作りをしていただきたかった。あと、ラストでばたばた駆け込みするようなストーリー展開も、次に機会があるなら是非改めていただきたい。どう考えたって、あの最終回は3回分くらいのストーリーがすし詰めになってますよ。前半のパートが終わったときは、残り時間でどうやって締めるつもりなのか本気でハラハラいたしました。

 ・・・このハラハラドキドキも、来週からはもう味わえないのですね。出来の悪い子ほど可愛いという世の親の気持ちが、こんな事でほんのちょっとだけ理解できるような気がする、そんな一年の夢でした。

コメント (1)
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