かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

台風一過、夏の青空が広がり、とは行きませんで、世の中なかなか落ち着かない様子です。

2007-07-16 22:35:33 | Weblog
 3連休最後の休み。せめて今日くらいは明日からの仕事に備えて早起きしようともくろんでいたのですが、目が覚めたらもうお昼も近い頃合になっておりました。感覚的には確か8時過ぎくらいのつもりだったのですが、時計を見てみればこのていたらく。この3日間、結局1回も早寝早起きを実践できませんでした。身体も随分なまってしまったことでしょう。明日からの仕事が思いやられます。

 さて、今日は見事な夕立で雷も鳴り、どうやらそろそろ梅雨も明けるか、と期待されるものとなりました。何か根拠があるのかどうかも良く知らないのですが、なんとなく梅雨明け直前には雷が鳴って、激しく雨が降るように思い込んでおります。今回これで梅雨が明けたならまさしく記憶の通りなのですが、何か大気が安定する前のろうそくの最後の輝きみたいな何かがお天気にもあるのでしょうか。少々雨合羽の乾燥がおっ突かなくなりつつあったところなので、このあたりで明けてくれるのは大変ありがたいことでもあります。
 大気はそうして順序良く安定期を迎えているようですが、地面はそうも行かなかったようで、新潟では大変な地震があったそうですし、こちら奈良県でも当地を震源地とする地震で夕方地面が揺れて、私のところ周辺では、震度2と発表がありました。残念ながら私の市では地震計が無いのか、発表が無かったので近所の数字を拾うより無いのですが、家人の話を聞くに、大体それくらいであっているようにも思います。もっとも、家人はよくゆれを感知してかなり揺れた、と話しておりましたが、私は全く感知できませんでした。ちゃんとそのときは起きていたはずなのですが、我ながら自分の鈍感さには失笑の一つもしたくなります。震度も3くらいにならないと、どうも日常に埋没して感じないみたいなのです。でも、午前中新潟県であった地震の規模だと、さすがの私も気づかざるを得ないでしょう。と言うよりも、今住んでいる建物だと、果たして無事倒れずにいたかどうか、かなり怪しいと思われます。奈良の地は比較的自然災害の少ない土地柄なんじゃないかと思うのですが、北のほうには結構大きそうな活断層もあるみたいですし、東南海地震の時には相当揺れるという予想が出ております。そういえばある漫画では京都とともにすっかり崩れて海に沈み、東西を分断する海峡に変ったりしましたが、それは大げさにしても、今回新潟を襲ったクラスの揺れがこちらではありえないと言う保証も無いわけですし、やはり少しは備えと言うものを考えておくべきなのかも、と考えさせられました。

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台風も過ぎて、いよいよ夏本番ですね。

2007-07-15 23:49:03 | Weblog
 台風4号、かなり警戒していたのですが、当初予想より少し南の、潮岬をかすめて行ったのが幸いしたのか、懸念された風は思っていたほど大したこと無く。雨だけはそれなりに盛大に降りましたけど、結局それだけで過ぎ去ってしまいました。うちは周囲でも高台の方になるので、少々雨が降って近所の川があふれ出すようなことになったとしても、浸水するような心配はまずありません。したがって、雨だけなら屋内でじっとしている分には何の実害も出ないのです。もっとも、分厚い雲が上空を覆うと衛星放送の電波が届きにくくなってテレビの衛星チャンネルが見えなくなったりする、というささやかな被害はありました。
 台風はほぼ勢力を保ったまま東に進んで行ったようですが、関東の方々は大丈夫だったでしょうか? それと、台風一過、とはなかなか行かないようですが、習慣予報によるとどうやらそろそろ梅雨明けのようです。今年はかねてから猛暑が予想されておりましたが、果たして当たるのかどうか。できれば外れてくれた方が過ごしやすくてよいのですが、暑くないと困るところも多々ありますし、自分のわがままで祈ることは止めておきましょう。私一人祈ってみたところで天気がどうなるわけも無いのですが、気持ちの問題としてなるべくかかわりを持たないようにする、とまあ、「人を呪わば穴二つ」な心境なわけです。夏コミもどうなるのでしょうね。自分が行かないとなるとより冷静にその行く末に思いを馳せてみたり、と言う前にまずは申込金の返金を受けたのを先日郵便局まで換金に行ったりしたのですが、とにかく今回は左団扇でその動向を見ていられるというこの10年余りついぞ無かった経験をすることができるのが、結構楽しみだったりするのです。
 たとえば、同人誌製作を手がけている印刷屋さんに、内容が成人向けの場合は表紙へその旨を表すマークを目立つように印刷するよう要請があったと聞きました。成人向け同人誌に対するさまざまな規制はこれまでも少しずつ締め付けがきつくなりながらあったわけですが、そういうのが単に同人誌作者の側だけでなく、製作担当の印刷会社のほうへも波及してきている、というのが興味深く感じられます。印刷会社が同人誌製作でどれだけの収益を上げているのかは知りませんが、当局側からしたら一蓮托生な産業である、と認知されている,ということなのでしょうか。同人作者は個々人のことで誰がしているのか、何人いるのか、などなど規制するのも大変でしょうが、法人ならその辺は把握しやすく、締め付けも容易なのかも知れません。ひょっとしたらそのうち成人向け同人誌の規制が更に厳しくなり、印刷するリスクが大きくなってきたりして、印刷会社が撤退したり地下に潜ったりして、制作費が高騰したり、なんていう時代になるようなこともあるのかもしれません。そういう時代が本当に近づいてくるようなことにでもなったら、今のコミケもそのありようが存在そのものも含めて、大きく変貌を遂げることになるのでしょうね。私はそう後何年もコミケに参加できる若さもありませんけど、一生のうちの相当な部分を楽しませてもらったこのイベントについては、せめて死ぬまでその行く末を見守っていたいと考えているのです。

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97式戦闘機って、なかなか優秀な機体だったんですね。

2007-07-14 22:33:43 | Weblog
 いよいよ台風が接近してきました。この調子ですと、明日朝には頭上を通過することになるんじゃないか、と思われます。コースによっては、平成10年に和歌山・奈良を直撃した台風7号並みの大変な事態に見舞われるかもしれません。あの時は、我が県で瞬間最大風速で50mを超え、この辺でも街路樹が根こそぎにされたり、信号も止まったりと散々な状態になりました。仕事場のある山の方などは杉の山がごっそり倒れてしまったり、果樹園がぼろぼろにされたり温室がまるで巨人が握りつぶしたようにひしゃげてしまったりと、更に輪をかけた大変な状態になっておりました。あの時は台風自体は小さかったのですが、速度が速く風が強くなったことと、本当にまともに頭上を通過したことが被害の拡大をもたらしました。反面雨は24時間で70ミリ足らずと大したことは無く、風だけの被害だったといえます。対して今回の場合はそもそも台風の規模が桁違いに大きく、速度はゆっくりですけど、その台風の規模だけで9年前を超える風を吹かせかねません。その上梅雨時ということもあって、雨もまた比較にならない量になることでしょう。そんなのがゆっくり通過すると言うのですから、なんとも不安が募ります。既に山間地では土砂崩れで通行不能になった道も出ていますし、台風の影響次第では幹線道路だって果たして無事ですむかどうか、場合によっては、休み明けに仕事場へたどり着けないかもしれません。果たしてどういうことになるのか、あと12時間もおおよその結果が出るんじゃないかと思うのですが、今はただ速報に注目しつつ待つばかりです。

 さて、フィリピンで帝国陸軍の97式戦闘機が発見されたそうですね。私は陸軍の飛行機はあまり知らず、97戦もそういう飛行機がある、ということしか実は知らなかったのですが、よくよく調べてみると結構いい飛行機だったようです。海軍の96式もしのぐ格闘戦能力で、我が国が重戦志向の時代へ乗り遅れるきっかけを作ってしまったともいわれるほどの当時世界最高級の戦闘機だったとか。陸軍初の全金属戦闘機、大陸の劣悪な環境でも壊れないように固定脚を採用し、徹底した軽量化がもたらした軽快な運動性能でソ連軍機を圧倒したものの、その後7.7mm機銃2丁の貧弱場武装と速力・航続力不足が目立つようになり、後継機に主力の座を譲って、昭和17年には生産を終えたとのことです。それでも3000機以上生産されたそうですが、現存するのは、平成8年に博多湾から引き上げられた1機を復元したものだけだそうですから、このフィリピンの機体がそれなりに原形をとどめているのなら、貴重なものとなるでしょう。ただ、新聞の写真で創作チームのメンバーがもっている機銃を見る限り、あまり状態を期待するのは難しいかもしれません。7.7mm機銃なのでしょうが、その手にするものはただの赤錆まみれの残骸に過ぎませんでしたから。97戦は胴体に機銃を仕込んでいたはずですから、そんな機銃だけ外してもってこられると言うことは、既に機体はばらばらになっているんじゃないでしょうか。いずれにしても、この世にこれで2つしかないと言える大事な遺産、何とか極力破片一つ残らず拾い上げ、後世への歴史的資料として保存できるようしていただきたいものです。

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今は台風の一挙手一投足が気になってしょうがありません。

2007-07-13 23:20:22 | Weblog
 台風の到来はもはや避けがたくなってきているようですね。さすがに今の時点で周辺にその接近を印象付ける現象は何も起きてはいませんが、それも明日にはまた変ってくることでしょう。まさに嵐の前の静けさ、ですね。

 ところで、今日は冒頭の注意書きに新しく一行加わっているのに気がつきました。※公職選挙法に関するご注意、だそうです。なるほど、まさに選挙シーズン到来ですね。うちのような泡沫ブログでも一応は気をつけていて、選挙の話題は昨日を最後に避けようと心がけてはいるのですが、世の中にはこういう注意書きがないと気がつかない人や、あるいは注意書きなど気にしない猛者も中にはいらっしゃることでしょう。ネットでの選挙活動がおおっぴらにできるような世の中に早くなってほしいものですが、大幅な世代交代がないとなかなか難しいのかもしれません。もはやマスコミから一方通行で情報が与えられるような時代ではないのですから、そろそろもう少し何とかなってほしいし、第一ネット社会なろど想定していなかったころの大昔の法律に現在が縛られている、と言う理不尽な状況は、早々に改善すべきだと私は思います。

 さて、そろそろ雷が怖い時期になりつつありますが、アメリカでは、iPodを装着してジョギングしていた男性の至近に雷が落ち、イヤホンのコードが導線となって雷の被害に遭う、と言う事故が、2005年に発生していたそうです。もう2年もたっているのですが、その話がようやくとある学会誌に公表されたとのことで、このほど記事になっています。記事では、特にiPodの装着が雷を誘引したわけではないことを断ってはいますが、一方で万一ジョギング中に雷に遭遇した場合には、iPodを離してイヤホンも耳から外すように警告していますから、全く安全というわけでもないようです。でもそもそも雷が鳴っているような中、ジョギングするなど私には考えられないわけですが、雷ががんがん鳴っている中をバイクで走ったりしているわけですから、ジョギングすること自体を云々する資格は私には無いようです。
 できれば今年は雷を屋外で見たり聞いたりするような状況は無いように願いたいものですが、今頃台風がやってきたり暑かったり寒かったりと調子はずれな天気が続く昨今のことですから、願いがかなうことはまず無いでしょうね。


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参院選公示されましたが、個人的にはいまいち盛り上がりに欠けそうな懸念があります。

2007-07-12 22:39:37 | Weblog
 台風、ますます寄って来ました。午後8時50分発表の気象庁情報によると、中心気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の瞬間最大風速は70m、まさに超大型の本格的台風です。衛星写真を見ても、沖縄本島がすっぽり納まりかねないほどの巨大な台風の目がぽっかり黒々とあいているのが判ります。この週末はもうどこにも出かけることはかなわないでしょう。台風がどう動いてどこにやってくるのか、息を呑んで見守ることになりそうです。

 さて、参議院選挙が公示され、昨日は7党首が「年金」をめぐって討論するなどいよいよ政治の空気が濃くなってきた感がありますが、果たして今回はどこの誰に私の一票を行使したものか、結構迷います。公明共産社民は論外とすると、結局自民か民主かになってしまうのですが、民主党はどうもやっぱり信頼が置きかねますし、第一、党首から与野党逆転しか聞こえてこないというのは、それが最大の目的だったとしても納得いたしかねます。なんとなれば、確かな未来、明るい明日を描くことのできる政策を提示し、その実現可能性を具体的にかつ十分な説得力で説明して与党よりも優れていることをアピールすれば、与野党逆転など後からついてくるものでありましょう。いかに政権交代が重要であろうとも、政策そっちのけであたかも政権交代こそ至上命題であるかのごとく振舞っているように見えるのは、唯一政権交代の可能性がある政党の党首の姿として理解できかねます。
 自民党は自民党で、相変わらずお金にはルーズなところがありますが、個人的にはそんなことはあまり気になりません。身奇麗な無能者より多少汚れていても実力ある人物の方が好ましいと私自身考えているためで、だからといって自殺した人を始め、各位が能ある人たちだったかどうかは判らないわけですが、少なくとも、そのお金の問題自体がそれほど大騒ぎするのことか? と思ったりするわけです。年金問題にしても、罪があるとしたら何年もの間事態を放置してきたかつての政治家や高級官僚たちこそ第一級の犯罪者であって、今の政権にその責任を問うのはどうも筋違いのようにも思います。それに、それなりにけなげにがんばっているようにも見えるのです。ただ、その自民党にしても、防衛省やら教育基本法やら社会保険庁やら色々と政治的戦果を挙げていながらそれを政権浮揚に生かせないまだるっこしさや、年金問題ばかりが前面に出ていて、そもそも日本の借金がどんどん増え続けている現状についてはあまり話が出てこないなど、どうも釈然としないものがあります。
 いずれにしても、この田舎ではそんなにたくさんの候補者が出るわけではありませんし(ポスターは3枚しか張り出されていませんでした)、楽しめそうなのは比例区でどこに入れるか、に尽きそうなのですが、こうしてみると、なかなかこの人、この政党へ、と食指が動かない感じで、このまま行くとなんともまだるっこしい選挙になりそうです。
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台風が来るかも。

2007-07-11 22:32:39 | Weblog
 台風が接近しているそうですね。話を聞いて早速気象庁のサイトに行って確認してみたら、まるで9月の台風のような弓なりのコースで日本列島を直撃しそうな台風が1つあることが判りました。もう今となっては7月に台風接近、と言うのは珍しくも無くなったような気がするのですが、さすがに上陸するかも? と言うのは珍しい気がします。もっとも、気象庁の予報円は列島上で少し南にずれていますから、案外かすめるだけで紀州沖を過ぎてしまうかもしれませんね。アメリカ海軍の台風情報も一応外れていますし・・・と昼に見たときはそうだったのですが、今改めてみてみると紀伊半島直撃コースになっています。もちろん一定の予報円ではあるのですが、円自体が気象庁と米軍のそれとでズレがあります。昨年初めてこのサイトを見つけて以来気象庁のと見比べているのですが、それだけでも結構楽しめるものです。大雑把に言って、日本から遠い海上ではアメリカの、近海から上陸前後は気象庁の方が台風の動きを正確に予測しているような気がします。今回、上陸するとしたら14日遅くか15日未明、一方アメリカ海軍情報では、紀伊半島まで来るのは15日午後3時ごろ(世界標準時で表記されているので、書いてある時間に9時間足さないといけないそうです)。ここしばらくはこの見比べで楽しむことができます。もっとも、本当に紀伊半島に上陸したら、小さいくせにとんでもない暴風を吹き荒れさせて街路樹を根こそぎにした何年か前の台風のように、自然災害の怖さをまた思い知らされることになるかもしれません。また、そうでなくても我がふるさと南九州は今梅雨末期の大雨で大変な事態に陥っていますし、例え雨だけでも、こちらも安閑としてはいられないかもしれません。とにかく、今週末は大荒れのお天気を覚悟した方が良いようです。せめて非常食や電池くらいはしっかりストックを確認しておくべきでしょうね。

 
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すごく興味深い記事なのですが、書いてある内容がもう一つ判然としないのが困ったところです。

2007-07-10 23:10:33 | Weblog
 やはり梅雨時は天気が一番気にかかるところですが、今日はようやく季節らしい一日で、通勤の往復とも全行程雨合羽着用で、見事にしとどに濡れそぼちました。雨の日は走る前の着替えと到着後の後始末がなんとも面倒で時間がかかるのですが、今頃の季節の場合、走っている最中は案外気持ちのいいもので、少々タイヤのグリップが心もとなく感じられるのと、暗くなってくると対向車のライトが厄介なのを除けば、個人的にはさほど嫌いではありません。まあそれもたまにだから言えることで、連日雨中走行となればまた気持ちよいといった舌の先も乾かぬうちに、愚痴の一つも出るに違いないのですが、とりあえず今のうちは機嫌よく雨の中を走ることができます。

 さて、ネットニュースを見てましたら、なかなか興味深い話が出ておりました。といっても昨日のようなあたら恐ろしげな話題ではなく、人類の未来を切り開いてくれるかもしれない研究の話題です。日本大学生物資源科学部の奥忠武教授らが、植物の光合成能力を増強し、植物を大きく育てられる手法の開発に成功したのだそうです。人工的に巨大な植物を作れる可能性が見つかったとのことで、ひょっとしたら「ジャックと豆の樹」の童話みたいな夢の話も遠い将来にはありうるのかもしれません。と、そんな夢物語はともかく、もう少し詳しく記事を読んでみると、奥教授らは、光合成の中でも、明反応と呼ばれる反応系の強化に成功したとのことです。明反応というのは、簡単に言うと光エネルギーを植物が利用できる形に固定するためのもので、そうやって蓄積したエネルギーを使って、夜暗くなってから、糖を作ったりして植物は自身を養うのです。こちらは、暗反応と呼ばれています。そのとき、重要な役割を果たすのが電子を伝達する役目を持ったたんぱく質なのですが、それが高等植物では進化の過程で1種類しかないのを、「すしのり」なる下等植物がもつ違う種類の電子伝達分子(シトクロムと記事にはありました)をシロイヌナズナに遺伝子組み換えで導入し、高等植物の光合成能の強化と植物体の巨大化(3割大きくなった)に成功したとの内容でした。それをもって記事の表題が「光合成を3割増強する手法開発」。
 ううむ・・・。突っ込みどころ満載な記事なのですが、おそらく記者さん教授の話をちゃんと咀嚼できなかったのでしょうね。すくなくとも「すしのり」なる植物はありませんし、私のうろ覚えの知識でも、シトクロムは一種類ではないし高等植物でもちゃんと利用されていることを覚えていますから。あんまりわけが判らないので教授の研究室を探し、そこのトピックを見たのですが、紅藻のシトクロムタンパクの構造解析を2000年6月に成功したというのが一つ載せてありました。紅藻は私達が普段食べている海苔の原料となる海草で、アサクサノリなどが知られています。多分教授が取材を受ける中で、それら海草を「すしに使う海苔のことですよ」とでもおっしゃったんでしょう。そしてそれをそのまま書いてしまったと。でも、間違いを書くくらいなら、読者にもわかりやすく、単に海草でよかったんじゃないか、と私などは思います。
 また、記者さんは光合成とか電子伝達系とか話を聞いてもちんぷんかんぷんだったろうと想像されるのですが、取材するのなら、せっかくのすばらしい研究成果を誤り無く伝えられるよう、もう少し予備知識を蓄えてから出かけるべきだったのではないでしょうか。いまやネットで検索するだけで光合成も電子伝達系も結構な知識を得られるようになっていますし、それらを一通り眺めてから行けば、もう少し違った書き方ができたんではないか、と思うのです。まあそれよりも、マスコミにもっと理系の人達がたくさん入った方が話が早いかもしれないですね。そうすれば、いまいち統計的に意味があるのか疑問のある世論調査、なども内容が変ってくるかもしれませんし。ついでに政界とか官僚にも、もう文系の人はあんまりいらないんじゃないか、とか思ったりもいたしました。

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かつて我が国も「安かろう悪かろう」な時代がありましたが、これは少々ひどい気がいたします。

2007-07-09 22:59:25 | ドリームハンター麗夢
 昨年に比べて健康状態は著しく改善されている今年ではありますが、五體満足完全無欠、と言うわけにはもちろんいくわけでもなく、無理をすれば、道理ならぬ調子が悪化しますし、休み明けはやっぱり低調を余儀なくされるわけです。と言う次第で、今日は朝から調子は今ひとつでした。昨日の日曜日に昼まで寝てしまったのが響いているものとみられ、昨晩は寝つきが悪かったですし、朝起きるのも一苦労でした。それでも明日には多分かなりの改善が期待できるあたり、やはり今年は去年とは違う、とささやかながらうれしかったりもいたします。

 さて、そんな調子でのんびりネットニュースを見てましたら、胸ポケットの携帯電話が爆発し、人が死んだ、というなかなか衝撃的な話が目に入りました。どうやら舞台は今何かと話題の中国。 昨年に比べて健康状態は著しく改善されている今年ではありますが、五體満足完全無欠、と言うわけにはもちろんいくわけでもなく、無理をすれば、道理ならぬ調子が悪化しますし、休み明けはやっぱり低調を余儀なくされるわけです。と言う次第で、今日は朝から調子は今ひとつでした。昨日の日曜日に昼まで寝てしまったのが響いているものとみられ、昨晩は寝つきが悪かったですし、朝起きるのも一苦労でした。それでも明日には多分かなりの改善が期待できるあたり、やはり今年は去年とは違う、とささやかながらうれしかったりもいたします。

 さて、そんな調子でのんびりネットニュースを見てましたら、胸ポケットの携帯電話が爆発し、人が死んだ、というなかなか衝撃的な話が目に入りました。どうやら舞台は中国、甘粛省酒泉市金塔県というと、敦煌も程近い随分内陸の、中国でもかなり西の端っこに当たるところですが、そこの工場で22歳の溶接作業員が仕事中、突然爆発したんだそうです。その日付が6月19日だとのことで、さすがにざっと2000キロ近く物理的に離れていると、ニュースが届くのも20日ばかりかかる、と言うことなのでしょうか。改めて中国のインフラやら広さやらが認識させられるお話ではありますが、その爆発した携帯は米モトローラ社の製品と言うことですから、奥地といってもちゃんと携帯はつながるし、機械はアメリカ製だし、と、想像するほど僻地というわけでもないのかもしれません。
 それはともかく、爆発の原因はどうやら粗悪な偽物充電池らしく、中国では安価な偽物が当たり前に出回っているのだそうです。確かにリチウムイオンバッテリーと言うやつは、携帯用であれノーパソ用であれカメラ用であれ、とにかく高い代物です。私も一度ならず自分のノーパソ用のバッテリーを何とか復活させられないか、と情報を集めたりしておりましたが、大手メーカーが扱っていても膨張したり過剰に発熱したりと言う物騒な代物なので、単三電池みたいなのがいっぱい入っているだけ、に見えるその中身をいじる勇気は、ついに出ませんでした。でも、中国では平気でそういうこともやるのですね。純正品を凌駕するくらいの優秀な偽物を安く作るというのなら、なかなかぐっと来る水滸伝の英雄達みたいな勇ましさを覚えるのですが、例によって安かろう悪かろうという典型的粗悪品というのでは、やっぱり中国製か、と言うよりなく、そんなものが海を渡ってくることが無いようにと祈るばかりです。とは言え、今日の夕刊にも百均で買った中国製電卓にまともな品が一つも無い、と言うようなコラム記事が載ってました。携帯の偽物バッテリーはどうか知りませんが、既にいろんな粗悪品が日本に上陸しているのでしょう。せめて命がけになりそうなものだけは避けたいものです。

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「とてつもない日本」と言う本を読んでみました。

2007-07-08 23:01:26 | Weblog
 普段からでも迷惑メールと言うのは結構な量がありますが、土日の休みとなると一段と増えるのは、考えてみるとちょっと面白いものです。結局、迷惑メールを出している迷惑な人たちも、平日よりも休日の方が時間的に余裕ができたりするんでしょうか。どういう日常を送っている人たちがこのような所業に手を染めているのか、その迷惑振りは別として、実は結構興味があります。この人たちも、ネット時代の生んだ人種、というか職業と言うか、とにかく何らかの属性を持つ輩であることには違いないのでしょう。単なる好奇心から、この人たちの人生観なり信条なり、そんなのあるかどうかわかりませんけど、何か片鱗でもあるのならどんなものなのか垣間見てみたい気がします。まあどうこう言いつくろっても単なる覗き見趣味でしかないわけですが、たとえば、迷惑メールを排除したり流通を妨げる技術などもそれなりに開発もされていますけど、こういう迷惑人種の成り立ちや生き様を解析してみるのも、迷惑メール対策の一環になるんじゃないか、とかもっともらしく思ってみたりもいたします。
 
 さて、今日は麻生太郎氏の著作「とてつもない日本」という新書を読んでみました。実に軽快な文章で、新書と言うと大抵簡単に読めるものと相場が決まっていますが、その中でもこれは極め付けに親しみやすく、そして読みやすいものでした。口述筆記とか、あるいはゴーストライターとかではなく、ちゃんとご本人が確かに書いているのだとしたら、これはなかなかの文才でありましょう。政治家にしておくのももったいない気がいたしますが、こういう人が政治家をしている、と言うのも、それはそれで面白いものかもしれません。
 それにしても、内容は楽天的というか能天気とでも言うべきか、とにかく語り口同様に明るさいっぱいのお話がずらりと並んでいます。例えるなら、幼少時にみていた子供向け雑誌に描かれた未来予想絵図がそのまま文章になっているみたいなものでしょうか。まだ科学や未来がバラ色に見えていた時代の雰囲気が横溢しているように感じました。ニートや少子高齢化という我が国にとって未来を暗く閉ざすように感じられる諸問題を、それもまた良いではないか、と言い切り、その理由を思わずなるほど、とうなづきかねない口調で語られるのを読むと、それだけで気分よくなりそうな、落ち込んだときに聞きたくなる音楽みたいな効能のある本ではないでしょうか。まあ小冊子ですし、中身はあまり細かくそれぞれの問題を取り扱っているわけでもないですから、多分それぞれの問題について色々真剣に取り組んでいる方々からすれば突っ込みどころ満載な点も結構あるんじゃないか、とは思いますし、ちょっと違うんじゃないか? というような点も無いわけではないのですが、リーダーたるもの、これくらい楽観的に未来を希望あるものとして堂々語ると言うのは結構大事なことではないでしょうか。少なくとも、安部総理や小沢民主党党首に欠けているものが、この外務大臣にはあるような気にさせられます。大きなスキャンダルなどが無い限り、多分いずれ総理大臣になるのでしょうが、そのときどんな舵取りを見せてくれるのか、かなり興味をそそられる未来になりそうです。

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マリみて新刊「フレーム オブ マインド」の感想を記録しておきましょう。

2007-07-07 23:59:10 | マリア様がみてる
 今日は七夕。本来は1ヶ月先のはずですが、そんなことはお構いなく、地元スーパーとその近隣の数件の商店が合同で、七夕祭りを開催しておりました。お祭りといっても詰めれば50台は入る、と言う駐車場を使って、商工会や自治会やボーイスカウトなどが出す露店やちょっとしたステージを組んでのカラオケ大会などを行なう、ささやかなお祭りです。それでも、焼きそばやら焼きとうもろこしやら焼きイカやらビールやらを目当てに、降るか降らぬか怪しげな空模様の下、私も軽くのぞきに毎年足を運んでいました。ところが、なぜか今日は朝からずっとおなかの具合が悪く、朝から食べるのはおかゆやおじやばかり。原因は不明ですが、昨日寒い中薄着のままバイクで走っていたために軽く風邪をひいてしまったのではないか、というのが今のところ思いついている病因です。おかげで一日身体に力が入らないし食欲もないしで、無理やり買い物だけでも行こうかとも思ったのですが、外に出るのも億劫で、結局ここに越してきて初めて七夕祭りを欠席いたしました。やっぱり無理は禁物ですね。寒いと思ったら躊躇せず防寒対策を採らないと、と反省いたしました。
 
 さて、刊行から1週間たちましたので、そろそろマリみて新刊「フレーム オブ マインド」の感想を記しておきましょう。
 本来なら前巻の「あなたを探しに」でとうとう決着がつくまで後一歩、というところまで迫った祐巳と瞳子の関係、その続きと言うか、判りきったこととは言え、はっきりとした結末を観てみたい、というのが新刊に期待される内容でしたが、この一番興味の魅かれる話は次巻以降におあずけとなりました。もっとも、今回が中休みとでも言うべき短編集であることはかなり早くから判っていたこともあってそれほどがっかりもしませんでしたが、それでも、一つくらいは瞳子関連の話が出るか、と期待していたのが、細川可南子の話だけで終わったのが少々不満が残ると言えば不満な点です。
 それはさておき、まず表紙初登場の蔦子サンはなかなか新鮮で(初め、祐巳ともう一人は誰だろう? と思ってしまいましたが)、次にめくった主要人物紹介に、時期薔薇様3人娘と、「ウァレンティーヌスの贈り物」以来の蔦子サン、「妹オーディション」でも出なかった笙子ちゃんが並んで納められているのが印象的でした。確かに今回の幕間つなぎはこの二人が中心になった話ですからまあ紹介されるのに違和感は無いのですが、編集の都合なんでしょうけど、1ページを上下に区切って5人納める、と言うのはちょっと窮屈な感じでした。乃梨子もいないし、と思ったらお話にも白薔薇の蕾は出てきませんでした。とは言え、いつもどおり2ページあれば、この5人に加え、短編にも出ている可南子、内藤克美、鳥居江利子、支倉令といった面々を加えることができたろうに、などと、まあわりとどうでもいいことを、のっけから考えてしまいました。
 お話は雑誌「コバルト」に掲載されていた短編が主体で、私も既読のモノが幾つかありました。その話だけに登場する新キャラ主体の話も多く、総じて私はその手の話には余り興味をもてないせいもあって、個人的には幕間劇のほうがより楽しめました。タケシマツタコとマジックで名前が書かれた撮影済みの27枚撮りフィルム。しかし、持ち主と目された蔦子は覚えが無く、その本来の落とし主をあれこれ考えつつ、短編を挟んで展開していくお話、一応形として短編も一つ一つ目を通しながら幕間劇を追っていきましたが、純粋に蔦笙話を楽しむのなら、その部分だけを追いかけても良かったかもしれません。再読するときにでも試してみるといたしましょう。
 さて、次はいつ出るんでしょうね。楽しみに、また数ヶ月を待つといたしましょう。

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社保庁の現状はまさに役人の宿痾なのでしょうか。

2007-07-07 00:20:18 | Weblog
 今日は梅雨らしい一日。そんな天気のせいか今日は肌寒さもひとしおで、幸い通勤時には降ってなかったのですが、それでも合羽を着ようか、と本気で考えました。結局がんばって無理無理走り抜けましたが、普段の夏なら恨めしいだけのエンジンから立ち上ってくる暖気が、今日は実にありがたいものに思えました。これから一週間ばかりは梅雨最後の雨が続くらしいですが、九州の例を見るまでも無く、こういうときの雨は集中豪雨のように大雨が降りがちなので、注意が必要になります。とは言え、たとえば四国などはもう少し降ってもらわないと夏以降の水が足りなくなることでしょうから、加減良く降ってもらいたいところです。

 さて、社会保険庁はついに病膏肓に入る、と言うべき事態になっているようで、今日も年金時効分の申請がスタートする、と大々的に宣伝していたというのに、いくつかの社会保険事務所では連絡の不手際で申請が受理されないトラブルが起きたそうです。社会保険庁からの連絡メールに気づかない事務所があったためで、窓口業務が始まってからも必要な書類が届かないことがあったとのことです。官房長官が昨日の記者会見で6日からの受付開始を発表していますし、特例法の施行についてはもっと前から決まっていたはずで、事務所の職員なら当然知っていなくてはいけないし、その日に備えておのおの準備怠り無く進めていなくてはならないことのはずです。本庁からの指示に対しても神経を研ぎ澄ませておくのが当たり前だと思いますし、この期に及んでメールに気づかなかった、などといういいわけが出てくるあたり、一体この公務員達は何を持って己が職務と認識しているのだろう? とその不手際ぶりが信じられません。社会保険庁やその関連事務所には、対米開戦通知を攻撃後に手交した当時の外務省役人達の末裔達が山のようにはびこっているに違いないのでしょう。
 その一方で、社会保険庁では自己都合による退職が急増しているのだそうです。若手が将来に見切りをつけて辞めるのもあれば、定年間際のベテラン職員が「疲れ果てた」と早期退職を選択する例も多いと言います。「疲れ果て」るほど仕事をしたのか? と私は思わずそのニュースに突っ込んでしまったのですが、おそらく20年とか25年とか、そんなぬるま湯に浸りきっていた身には、この数ヶ月の激変が耐えられなかったのだろう、というのは理解できる気がします。こんな粗大ゴミを量産してしまったのは、職員の福利厚生の増進にこれまでかくかくたる戦果を挙げてきた労働組合や、その要求を唯々諾々と承ってきた歴代長官の責任だろうと思います。自分達の楽園がどういう形で保たれているのかを理解しないままその屋台骨まで食い尽くしてしまい、自らの手で滅ぼしてしまった職員達には同情する余地はありませんが、責任ある立場の人間は誰一人としてその危険性を認識して舵取りする決意を示さなかったことのほうが罪は重いでしょう。他山の石として自らを戒めるとともに、一日も早く常態に復して、将来の私の年金が無事健全に支給される体制となりますよう、祈りたいと思います。・・・それまでに国が滅んでしまったら元も子もなくなるわけですが。

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また「ライダー」か、とは思いましたが、PG-12の映像は果たしていかほどのものでしょうか?

2007-07-05 22:59:13 | アニメ特撮
 今日は晴れ時々曇り、と言うのが適切な感じの空模様でしたが、その割には涼しくて過ごしやすい一日でした。このところ、真夏を思わせる暑熱著しい苛烈な日差しばかりだったので、それにあわせていた軽装では、バイクで走っていると少し寒さを覚えるほどでした。梅雨明け後もこれくらいで推移してくれたら楽でよいのですが、さすがにそれは望めないのでしょうね。暑いのはそんなに苦手でもないですが、暑すぎるのはさすがに体力の損耗が激しくなるので、ほどほどになってくれたらと祈るばかりです。

 さて、この秋に公開される映画「仮面ライダー THE NEXT」が、ライダー初のPG -12指定されたのだそうです。お子様は保護者同伴でないと観ることができない、ということのようですが、顔を切り刻まれた惨殺死体などが指定の要因、とみなされているのだとか。監督さんは、新たな世界が広がることを期待してバイオレンス性に踏み込んだ。テレビでできないことを盛り込んだつもり。PG-12は本気を出して頑張った勲章」と胸を張ったとのことで、それなりに理由のある指定なのでしょう。
 それにしても、クウガに始まる最近のライダーシリーズは、これが「戦隊物」と「プリキュア」の間に流す番組なのか? と疑問に思えるほど、シリアスなドラマ性を重視した話が多い気がします。本当にこれで子供がついてきているのか、と、初代仮面ライダーをリアルタイムで観ていた私などは心配するくらいです。まあ今やっている「電王」は、その点かなりくだけたコミカル路線で話を引っ張っているようでそれはそれで楽しんでいるのですが、その「電王」にしても、お話の背景は結構フクザツそうですし、伏線がたくさんあって謎ばかり、というこれまでのライダーシリーズと共通の難しさは健在です。友人は「あれはお父さん向けに作っているのだ」とのたまいましたが、なるほど、とうなずかせるものが、今のライダーシリーズにはあると言えます。この新しい映画も、そんな「お父さん世代」へのアピールなのでしょうか。今見ると失笑してしまうこともあるほど当時の映像は陳腐で安っぽいところも多々あるのですが、まだ幼かった私には十分迫力と恐怖にあふれておりました。特に天本英世演じる死神博士は秀逸で、その姿は今でもまだ十分畏怖するに足りると私は思います。そんな幼少時の衝撃を今新たに得ようと思ったら、スレ切った神経にも通用するだけの迫力が必要なわけで、それを追求したらPG-12にたどり着いた、と言うことなのかもしれません。
 私としては、いつまで過去の遺産にしがみついているのだろう、と疑問に思う点も無きにしも非ずですし、それならそれでいっそもっと取り上げてほしい題材も数多あるのではありますが、とりあえず出来栄えを観て、単なる話題づくりなのか、あるいは言うだけの事はあるのかを判断してみたいと思います。
 ・・・でもやっぱり往年の特撮ファンとして、今の製作陣にも、新しいヒーロー・ヒロインを0から生み出す気概なぞも見てみたいと思うのです。
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田舎でこそ見ることのかなう光景というのがあります。

2007-07-04 22:41:17 | Weblog
 今日は珍しく梅雨らしいしとしとと雨の降り続く一日でした。やはり梅雨と言うのはこうでないと気分が出ないと思います。西日本全域が雨模様のようで、渇水が深刻になっていた四国の水がめ早明浦ダムも取水制限を解除したそうですし、まだもう少し降るようなので、今年はまずまず水の心配をしなくて済めばいいんですけどね。

 そんなそぼ降る雨の中、我が仕事場はやっぱり山の中の田舎なのだな、と再認識させられた光景を二つ見ました。一つは駐車場に迷い込んできた小動物。ウサギや雉は珍しくないのですが、今日はキツネを見ました。初めは茶色の小ぶりな野良犬か大き目の野良猫かと思っていたのですが、その独特の顔の形状はさすがに見間違えることはありません。のんびり歩いていたおかげでかなりじっくり観察できましたが(もちろんその間仕事はサボって(笑))、動物園以外でキツネを見たのはこれが初めてでした。
 もう一つは、蛇です。まあ蛇などはそう珍しくも無いところなのですが、今日観たそれはお食事中の実況を見るというなかなかまれな光景に出くわしました。蛇の種類は多分ヤマカガシ。薄い赤の斑紋や小さな白い点が規則正しく並ぶ表皮が綺麗なやつです。長さはおよそ80センチくらい、身体の太さがおよそ2センチくらいと小型でしたが、最初、もっと大きな蛇に見えました。おそらく食事の最中だったから、余計大きく見えたのでしょう。実はその蛇、私が発見したときに、えさを口に加えておりました。体長10センチはあろうかと言う立派な体格のトノサマガエルです。そのカエルを丸呑みにしようと、頭からがぶりと噛み付いていて、蛇の頭の先に2本の後ろ足が伸びている、と言う一見奇妙な状態で観たのでした。カエルの胴回りはざっと蛇の2倍以上はあり、蛇も飲み込むのに苦労していたようで、少し時間を置いて見直してみましたら、せっかく飲み込もうとしたカエルを吐き出しておりました。おかげでカエルの種類や大きさがわかりましたし、以外に蛇が小さいことにも気がついたのですが、果たしてその後食事を再開したのかどうか、カエルは結局どうなったのか、は残念ながら観ることが出来ませんでした。さすがにそういつまでも仕事そっちのけで蛇の食事を観察するわけにも行きませんし、単なる好奇心で蛇の邪魔をするのもはばかられたのです。色々楽しい職場でのんびりした雰囲気に満たされた暮らしやすいところではありますが、こういう普段見られないものが観ることが出来るところもまたお気に入りの点です。

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今日気づいたのですが、いつから注意メッセージが表示されていたんでしょう?

2007-07-03 22:24:26 | Weblog
さて、日記を書こうか、とブログのメニューから新規投稿を選択いたしましたら、「新しいきじを投稿します。」という見出しの下に、こんな注意書きが増えていました。

※記事編集中に別の画面(他のメニュー/プレビュー画面からのテキスト・画像リンクなど)にジャンプすると記事の内容が失われます。ご注意ください。

 そうそう、よくやるのですよ、このミスを。その気が無くても、たとえば何か調べたいことがあって、それを新しいタブやウィンドウを開いて探してみるべくマウスを操作してクリックしようとしたとき、ちょっと手元が狂ってそのままの画面でやってしまったりなど思わず余計なことをしてしまって、あと少しで完成、という文書が綺麗さっぱり消えてしまったりしたことが、過去何度かありました。最近ではさすがに学習も進んで、たとえばテキスト部分を時々コピーしておいたり、あるいはブログ投稿をアシストしてくれるソフトを利用したりしてほぼ回避できるようになっていますが、そういう習慣を身につけるようになるまで、一体どれだけのテキスト・データが無意味に浪費されてしまったことか、想像するだけで腹立たしくなるのを抑えられません。NTTもようやくこの問題を認識してくれたと言うことなのでしょう。でも、その対策としてただ注意書きをつけておくだけ、と言うのはあまりに不完全です。何もしないよりはマシかも知れませんが、ミスを防ぐと言う目的からするとあまり意味が無いでしょう。人によっては書き込み画面に注意が行ってタイトルなど見ない人もいるでしょうし、対策として注意してくれ、と言うだけでは、そもそも何故そのようなミスを生じるか、と言うヒューマンエラーの本質を全く理解していないと言わざるをえません。注意書きだけでなく、現時点でも、何故そのようなミスを人が犯してしまうのか、そのメカニズムを解析し、ミスを犯しにくいデザインを模索するなりミスを誘発する行為を妨げるようなプログラムにするなり、できることはそれなりにあるのではないでしょうか。その上で、できれば万一のときにもリカバリーできるようなフェイルセイフな機構が備わっていれば安心でしょう。フリーソフトでこのフェイルセイフを実現しているものだってあるのですから、天下のNTTができない、やらないということは無いと思います。私としては、この注意書はあくまでも対策の第一歩、暫定的な処置で、近い将来必ずミスを犯しにくいブログ設計と万一の場合の救済方法を開発、投入してくれるものと期待しております。

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「河野談話」白紙撤回を求める署名に署名してみました。

2007-07-02 23:24:26 | Weblog
 なんだか毎日「雨降らず」と書くのも飽きてきましたが、今日もまた雨らしいものは全く無いまま、一日が終わりました。一応怪しげな雲は浮かんでいるのですが、そこから雨粒が落ちてくる様子は一向に無く、ただ蒸し暑さが募るばかりと言うのがなんともつまらないです。あんまり雨が少ないと、もちろん地域によっては生活に必須の分さえ事欠くような事態になりかねませんし、農産物の出来にも大きく影響してきます。せめて梅雨後半くらいは、季節に合った天気で地を潤して欲しいものです。

 さて、今更ではありますが、従軍慰安婦問題の”根拠”とされている「河野談話」の白紙撤回を求める署名サイトというところで、表題どおりの署名をしてみました。問題の「河野談話」については、ちょっと検索すれば文字通り山ほど出てきますし、話自体がいまや知らぬものとて無い有名な事柄にもなっておりますのであえてここで繰り返す積もりはありませんが、少なくとも、当時の内閣の末期的状況のどさくさにまぎれて、河野洋平氏と外務省が独断で発信した、という点について、また、そんないわば「私文書」としか思えないものが、日本国政府の公式見解として外国の議会で非難決議案が大真面目に議論されてしまうと言う状況について、とりあえず白紙撤回する必要があるのではないか、と思うのです。その内容の是非や問題の真偽については、改めて専門家を集めて研究すればいいわけで、その過程でやはり旧軍の関与なり強制性があったことが明らかになったというのなら、素直にそれを認めてその時点で閣議決定なり国会で決議するなりして、日本国の正式な謝罪声明として世界に発信すればいいんじゃないのでしょうか。その際は天皇陛下に国民を代表して世界に向け頭を下げていただくこともありえるかもしれませんし、日本国民総ざんげで過去の過ちについて反省すればよろしかろうと思います。また、やはり強制性とか軍の関与はなく、戦争と言う極限状態で発生した数多くの不幸なお話のうちの一つだった、ということなら、そういう事実を明言した上で、そうした境遇にあった数多の人々に対して、政府として同情を禁じえない、日本政府として今後そのような事態が世界で起こることのないよう、不断の努力を続けることを約束する、などというような声明でも公式に発したらいかがでしょう。あやふやなものをいつまでもあやふやなまま奉っているから色々無理が来るわけで、大体においてそういうものはまず一度すっきり壊してしまってから作り直した方が、こわしたり作り直したりするときの苦労はあるものの、結局全体を通してみれば無理なく美しく確固としたものが比較的楽にできるものです。実にシンプルで簡単なことだと私自身は思うのですが、何故にこの程度のことでみなが右往左往しなくちゃならないんでしょう?

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