鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

開会日

2010年06月03日 23時21分48秒 | Weblog
今日から6月定例会が開かれました。今日は執行部からの議案提案と、一般質問の通告締め切りが主な活動です。また、午後からは各派代表者会議(市民に非公開)が開かれ、先だって提案したNTT西日本研修センタ跡地に関する議員間討議について、継続して議会で議論をするかどうかも話し合われていました。

議案のほうでは、やはりNTT西日本研修センタ跡地に関する補正予算を含む3議案について、非常に関心を持つところですし、議会としてもしっかり議論をすべきところと考えています。
しかし議員間討議に関して、話に聞くところでは、手続きなども含めて私たちに不手際があり、そのようなことも踏まえながら各派代表者会議で、継続的に議論する必要がないという結果になりました。

今回の流れでも感じたのですが、会派制をとっているからと、会派で報告を受ければいいという考え方は、非常に偏狭な考え方ではないでしょうか。各派代表者会議は会派長が出ているのであるから、会派長から報告を受ければよいとして、市民に非公開というだけではなく、議員の傍聴もできない仕組みになっていることになにも疑問を持たないことは、一人ひとりが選挙で選ばれた議員として本当にそれでいいのかと思います。
自分の目で見、自分の耳で聞き、その場の空気を感じ取り、自分で考察しながら考えをまとめ、一人の議員として判断することは非常に重要ではないでしょうか。会派制を前提にする以上に、議員としてはこのことが優先されるべきと思います。

また、多様な意見が議会の中にはある、議員はそれぞれ多様な考えを持っていることも確かなことです。しかし、多様な考えを議論することなく多様なままにしておくのであれば、それは議会として議論の場であるということを放棄してしまうことになるのではないかと思います。多様な意見や考えを議論でぶつけあいながら、議会としての考えとしてまとめていくということがこれからの議会に求められていることは、他市町の議会の動きの中にもあることです。議会が議決だけを行う場であるという考えがあるとすれば、そのことは考えなおされるべきではないでしょうか。

話を戻してNTT研修センタ跡地のことですが、過去私は一般質問で活用法を提案をしたり、問題点を提起したりしています。平成16年にNTT西日本研修センタ跡地土地利用転換計画が策定されていることから、計画についての再評価と検討も求めています。
あれだけの広い空間を一度手放すことになれば、鈴鹿市が人口の集中する地域でそのような空間を持つことは不可能でしょう。そういう意味では、鈴鹿市は全体を購入するという前提で考えるべきです。

議会はチェック機関であるという考えは大切と思います。しかし、それは受け身のチェックばかりではなく、積極的なチェックも考えに入れるべきです。今回、NTT研修センタ関連のことについても、議案として出されたから議会として考えられるという考えがあることは、まちがいではないと思いますが、それでいいのかという思いはどうしてもぬぐえません。

議員間討議の場がなくなり、NTT西日本研修センタ跡地の活用について、どのように他の議員の方々が市民にとってより良い形での活用を考えているのか、それともそのような議論は必要でないと考えているのかなどを聞くことができなくなったことは非常に残念です。

一般質問や質疑、委員会での議案審議と討論で、そのあたりがどう垣間見えるのかと思っています。

こういうことを考えている今の季節、鈴鹿は黄金色に実る麦と緑が深まる稲が、同時にある風景がきれいだなと思います。写真は13階から東側の景色、一ノ宮箕田方面に向けて撮ったものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳩山首相辞任

2010年06月03日 00時40分14秒 | Weblog
鳩山首相が辞任され、小沢一郎民主党幹事長も辞任されるとのこと。前政権から続く、政治の流動化はなかなかとまらないようです。たしかに、政権政党が大きく変わったということで、前政権からの移行がうまくいっていないことも考えられるでしょうが、国政自体の疲弊、制度が疲労しているのではないかと考えます。

ニュースを見ていると、他の政党の方々の中に「国民の信を問うために、衆参ダブル選挙を」という言葉も聞かれましたが、すこし違和感を感じます。
今は政権をどの政党が取るとかではなく、疲弊している社会をどのように建て直すのか、その点を真剣に取り組むべきときのはずです。

選挙で変わるのかといえばそうではないことは、今国会でも強行採決が行われたことからも言えることと思います。そのあたりの政治手法が変わっていないということは、政権与党が変わったと言っても、国会のしきたり、仕組みが変わっていないということと思います。

議院内閣制と二院制をとっている国会と、国会に対して法の上でもいろいろと違っている地方議会を同列に語ることは適切ではないかもしれませんが、地方議会が議会改革に取り組んでいる現在、国会もそのあり方を考えるべきと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする