鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

勉強

2010年06月20日 20時36分48秒 | Weblog
先日、6月に行った一般質問の内容について、いろいろな議員がおかしいと思ってるよという話を聞きました。それはどの内容かというと、「国保税の減額について」の内容です。
私としては、討論を行えなかった3月議会の延長のつもりだったのですが、3月に討論が行えなかった結果、私がどのような考えで税率アップの立場をとったのかがわからなかったため、減額のことをいうのはおかしいと思われていたようでした。
私は非常に考えて議決に臨んでいたので、人のことはみなさんいろいろ言うものだなぁと思っていました。
ちなみに作りかけで配布できなかった3月議会の報告の中に、どのような考えで討論を行いたかったのかを書いています(HPの中のPDF資料を参考ください)。

それについては、3月の反省として自分でも討論は必ずするようにしなければいけないと思ったところだったので、あながち言われることは間違っていないなと思いましたし、その話を聞いた際に、3月に言えてなかったのであれば、6月の質問の際に先にそのことに触れるべきだったと指摘され、それもその通りと納得するところでした。

しかし、賛成にしろ反対にしろ、議員は市民のために政策を考えるべきものであって、そのときのことをとやかく言う前に、一般質問の内容について考えてもらえればと思ったりもします。3月議会で議案に反対であっても、その後、減額への取り組み、抑制への取り組みについて言葉にしないのであれば、それを取り上げ発言していることを指摘することはすこし筋が違うようにも感じます。

ともかく、自分としては勉強になったということです。


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議案について

2010年06月20日 02時10分37秒 | Weblog
NTT西日本研修センタ跡地に建設するとされている防災公園に関する3議案について、本会議での質疑と担当する建設水道常任委員会が終了しましたが、そのどちらの議論からも見えてきたことは、今議案について、非常に不透明な部分が多いことと、論理的に考えても、公園建設について根拠が曖昧であるということです。

3議案をまとめると、NTT西日本研修センタ跡地に、転換計画に基づいて防災公園を設置するにあたって、URの防災公園街区整備事業を活用して、総事業費30億円の事業を行う。
「①公園は野球場のある防災公園ゾーンに設置」、そのためにURの防災街区整備事業メニューを活用すると事業が早く進み、国からの補助金が11億円あるため「②19億円の借金を認めてほしい」、その事業を利用するためには「③URの直接施工が条件だからそれを認めてほしい」ということです。
付随して、この事業を行うにあたっては、南側のNTTが開発する用地と歩調を合わせるというような流れです。

質疑や委員会の中から見えたことは、‘防災公園について、担当部としては必ずしも必要という見解ではない’、‘30億円の内訳は、用地費12億円、工事費16億円、URの事務費など2億円’、‘NTTが行う予定の南側とは別事業であるが、歩調を合わせて何としても事業を行いたい’、しかし‘この事業については今議決を必ずしも必要とするものではない’、‘市内業者をなるべくつかうようには申し入れをしているが、URの直接施工であり、入札に関してはURの基準で’などをはじめとして、説明を聞けば聞くほど、今回の3議案についての必然性が薄く感じられるだけでなく、市はなにかを隠しているという感じがしてなりません。

疑問点①… NTTの開発と歩調を合わせる必然性について
 市はNTTの事業と歩調を合わせるためといいますが、そもそも転換計画は平成16年に策定、一昨年には鈴鹿医療科学大学薬学部も開校されており、本当に必要であれば、その時点で公園設置については取り組めたはず。
疑問点②… URの事業と市単独事業との比較について
 市の試算では、URが施工した場合と市が直接施工した場合を比較したとき、総事業費はそれほど変わらないと言っている。そうであれば、URを選択するについて、市にとって楽だからということしか理由にならない。
①と②の問題点について、平成20年6月の私の一般質問での答弁で、公園について②に関係する答弁が出ており、その時点で市はわかっていたはずです。

疑問点③… そもそも防災公園の必然性があるのか?
 前述のように、行政内部で意見がかみ合っていないにもかかわらず、防災公園の考えだけを用いることはどうなのか?防災公園ということで、大きな改変を前提にした公園概略図が出ているが、該当地をリファインするだけでもよいのではないか。後者の考えであれば、今回の補正予算の債務負担行為19億だけで用地を買収することも可能で、残りの7億円でリファインすればよいのではないか。
疑問点④… URの直接施工とすると、入札はURの基準で行われることになり、市内業者にとっての壁が高くなるのではないか?
 入札について申し入れは行っているとは言っても、URは地域性を考慮するという返答とのこと、これはなにも保証される表現ではないから、市単独事業にして市内業者を活用しやすくするほうがよいのではないか。

などなど、すこし考えただけでもこのようなことが出てきます。
たしかに事業としては早期に取り組んだほうがよいという考えは否定するものではありませんし、防災公園という考え方も否定するものではありません。
しかし、市の対応から考えられることは、議会として簡単に議決するものではなく、多面的に検証するべき課題ではないかということです。

また、6月の一般質問で市長の答弁からも出た、隣接の旭が丘小学校の運動場が鈴鹿市で一番狭いにも関わらず、用地を購入するという考えなないことについては、「 庁内で必要という意見が出なかったため 」という言葉も出ました。つまり、市民には聞かずに、行政内で勝手に判断していることが浮き彫りになっているわけです。

残念ながら建設水道委員会では、すずか倶楽部の南条議員の反対以外、委員多数の賛成で委員会可決となりましたが、本会議の討論などで、他の議員がしっかり考えていただけるようにアプローチできないか考えたいと思います。
このまま可決することは、行政に対するチェック機関としての議会の存在意義が問われることではないかと思います。
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ここ数日と今日

2010年06月20日 00時56分53秒 | Weblog
16日に本会議場での議案質疑があり、17日に防災公園関連の3議案を審議する建設水道委員会の傍聴、18日には所属の総務委員会が開かれ出席していました。

そして今日19日は、午前中にジュニアバレーの練習試合をコーチとして参加、午後からは若松地域づくり協議会の総会に出席し四日市大学の小林准教授の講演を聞いて、夜はナイスミドル会青年部の話し合いに参加していました。

議案に関してはまたブログに書きますが、HPにUPする予定だった質疑の動画が、自宅でのデータ化がうまくいかずにまだUPできていません。なにせ、低コストでお金がかからないようにしているのと、DVDへデータを書き込む際の形式をうまく変換できずにいて止まっています。

またこの間に、選挙も含めて地域でお世話になった方がお二人亡くなられました。水木とお通夜と告別式に出席、明日もお通夜に出席することになり、人にとって死は避けられないものだと思っていても、やはり気持ちのほうで複雑なものがあります。
葬儀などに出席することがかなり多くなり、その中で、議員という仕事の重さを感じる日々です。

若松地区については、このブログでも何度か取り上げていますが、地域内での市民活動の横のつながりができつつあり、これからはそれをいかにして世代を通じて縦につながるものにするかを考えに入れていく時期なのだと思います。
うまく縦にも横にもつなぐことができれば、魅力ある地域になることはまちがいのないことだと思います。

夜の会議でも大きな取り組みの話ではなく、原永地域や愛宕小学校区への取り組みなど、身近な地域での働きを話していました。このような積み重ねが、安心して暮らせる地域づくりの流れを導くのだと思います。
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