鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

どうやって稼ぐのか

2010年09月22日 21時14分48秒 | Weblog
鈴鹿市役所の最上階、15階は展望スペースになっています(写真)。建物南側の窓からの展望は、日中も非常によいですし、別の階からの夜の展望から考えても、鈴鹿市の夜景を一望できる魅力的なスペースだと思います。

常々思うのですが、鈴鹿市はこのスペースを本当に有効活用していると思えません。昼食時は、各フロアに食事スペースが不足しているという理由もあるからか、職員の方々の食事利用が多く、その他の時間では近隣中学生が時間潰してきに使ったりと、持っている可能性から考えると、ほとんど活用されていないに等しいと思います。

以前、この階で鈴鹿の産業展というより、鈴鹿の食材を活かしたイベントを開いてはどうかと産業関係の部局や、管理を担当する部局の職員の方に話したことがありましたが、管理の問題があるなどの理由で、そのようなことはできないという返事が返ってきました。その返事自体は、確かにその面もあるので、すべてを否定するものではありませんが、やはり、鈴鹿市を活気づけるという観点で考えたとき、あまりにも硬直的で、積極的にものごとに取り組もうとしない態度には、問題があると思いました。

指定管理や広告導入だといいながら、いまあるものを最大限活かそうとしない、どうやって自主的に収益を考えようとしない体質は、自分達のできる努力をしていないように映ってもしかたないのではないでしょうか。

昼食時に15階を利用している職員の方々に、自分たちの食事という面から、自分たちの福利厚生的なものの見方から離れて、ここでどうやったら収益を上げる事業ができるのか、どうやったら楽しいのかという視点を持って、提案を募るだけでも、職員
の方々の意識改革につながるのではないでしょうか。
逆に、そういう視点を持たず、自分達で内部改革ができない状態で、今の時代、民間の感覚にあわないのではないでしょうか。
ともかく、すこしでも財源を稼ぐことを意識するように、行政職員の方々はとりくんでもらいたいと思います。

私は、15階はイベントスペースとしての活用。ブライダルをすることができるようにして会場費用で収入をえるであるとか、カフェなどの業務委託で家賃収入を得るなど考えてよいのではと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日のできごと

2010年09月22日 12時33分38秒 | Weblog
タイトルがどこかのニュースタイトルのようではありますが。
昨日は、午前中に予算決算委員会の全体会が全員協議会室で行われました。内容は、各常任委員長からの委員会での補正予算と決算議案についての、委員会の審議状況と議決についての報告があり、それを受けての委員長報告に対する質疑、最終の討論の確認がありました。

その後は、各派代表者会議(会派長でなければ議員も傍聴できません)で、鈴鹿商工会議所経由で提出された地域内での公共事業を推進してほしいという内容の意見書を、国と県に対して提出してほしいという陳情についてのー話し合いが行われました。意見書については、若干の修正を加えて、国と県に提出することになりました。

午後からは議会改革特別委員会があり、会派制度についてどのように扱うか、基本条例策定の際に、項目としてとりあげるか、その基本的な考え方をどうするかなどを話し合い、基本条例の項目としては取り入れる、基本的な考えかたについては、鈴鹿市議会の内規や三重県議会や亀山市議会を参考にする、という形で一応のまとまりを持つ形になりました。

ただ、話し合いの方向が議論を行うことよりも、結果としての結論や方向をもとめるということになってしまっている感覚がどうしてもぬぐえません。過去から続いてきている制度だからということは否定しませんが、本当にその仕組みが必要なのか、これまでも機能してきているのか、市民にとってプラスの仕組みなのか、そのようなことも含めて深い議論を本来するべきなのだと思います。
そのことと共に重要なことは、変革を望まない保守的思考を次の期の議員に残すのではなく、これからの市民と議会のあり方とは、という根本的な問いかけを市民と共に議会が考えることじゃないかと思います。

議会改革終了後は、地域の方のところにお邪魔して、陳情に関することや経済状況などのことについて意見をお聞きしていました。
実感として感じるのは、福祉や教育などやさしい政策を進めるためにも、経済政策に取り組み、地域産業の創出だけでなく、企業の事業転換なども含めた支援を充実させなければということです。

やさしい政策を実行するためには、相応の財政的な裏付けが必要になります。
これからの議員に、議会に求められるのは、やさしい政策を打ち出すことだけではなく、それを実現するための財政的な対応もしっかりと考え、同時に提案することだと思います。それなくして、やさしい政策だけを全面に出すのであれば、見方によっては無責任なことになるのではないかと思います。

どの事業を削減もしくは縮小し、逆にどのような政策を重視していくのか、これからの鈴鹿市民、これからの世代のための地域づくりを、行政と真剣に議論していくことが議会に求められていると私は考えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋のリコール

2010年09月22日 00時12分40秒 | Weblog
連休中も名古屋市でのリコール関係の動きは活発だったのだろうなと思いつつ、どうしても情報を得るのがメディアを通してなので、そこから見えたものに対しての感想という域を越えないのですが、率直なところ、異様な感じが増すばかりのような気がします。

話をする前提として、名古屋市長や大阪府知事が言っていること、リコールに関してだけではなく、その他のいろいろなことも含めてですが、すべてに賛同するわけではありませんが、すべてを否定するというわけでもありません。

大阪府知事や元横浜市長が、名古屋市長の街頭演説の場に同席し、同調して名古屋市議会のリコールを声高に叫ぶ姿は、果たして地方自治を考えるときに正常な姿なのでしょうか。本来は、その地域に住む人たちが、その地域の自治に責任を持つのが普通のはずで、他地域の首長の職にある人が、他の地域での動きに関して、直接的に関与するというのは、やはり逸脱した行動と思います。

ただ、聞く側になっている市民の方々は、名古屋市長の仕掛けた舞台で、そのとき作られている雰囲気の中で、名古屋市長の言葉を素直に受け入れるだけになってはいないか、大阪府知事も名古屋市長も、メディアに露出する機会の多かった方々で、ある意味、政治家ではなくタレント的に見られている部分はないかと気になります。

論点として思い浮かぶのは、「議会はダメ」「議員報酬が高い」「自分のやりたいことを実現するのをとめているのは議会だ」というようなことでしょうか。こう考えると、名古屋市長は否定はされていましたが、阿久根市長との違いはなんだろうと、すこし考えてしまいます。

ともかく、今の論調は一方的になっていることに怖さも感じます。

名古屋市議会が不祥事を起こしたわけでもない中で、リコールにも相応の税金を投入し、かりにリコールが成立したとしてそれによる選挙の2カ月後が統一地方選挙という中で、税金を投入し出直し選挙を実施することが、本当に筋の通ることなのか、やはりよく考えるべきだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする