鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

なでしこで考えること

2011年09月13日 19時05分53秒 | Weblog
少し前の話題にはなりますが、日本女子サッカー代表チームがロンドンオリンピックの出場権を獲得しました。非常に喜ばしいことだと思います。また、スポーツのカテゴリーとして女子サッカーが今以上に注目されることは、底辺の拡大にもつながるでしょうから、その点もよいことだと思います。

しかし、最終戦の中国戦で気になったことがあります。ライブの映像で見ていた訳ではなく、朝に放送される番組で見ていたことなのですが、一人の選手が膝をテーピングでがちがちに固めてピッチに出たことについて、好意的な内容で伝えられていたことに違和感を感じました。

映像で見ただけでも、テーピングでの固定の感じは非常に固めてあることが分かり、膝にかなりの負傷があるなと思うものでした。実際、その選手は試合中になかなか立ち上がれないなど、かなりの重傷を負っていたことは、後の報道で膝の靱帯損傷ということからも明らかでした。

賛否の分かれるところだとは思いますが、中国戦はオリンピック出場決定の後の試合であったから、試合に出ていなかった選手が試合に出ることを強く望んだことに対して出場の決定をしたのかもしれませんが、はたしてそれは本当に正しかったことなのかといえば、僕はそう思いません。
勝たなければいけない試合でも、同じ采配で選手起用があったのならわからないでもありませんが。

今回のような事例は、選手個人の選手生命や、それ以上に、その行為が後に続く子どもたちに与える影響を考えれば、ベンチは出場を止めるべきだったと思います。また、報道でもその点について客観的に報道する部分があってよかったと思います。
子どもたちは、結果を出すことが重要な場面や、非常に大切な意味を持つ試合には、何度も出会うことになると思います。しかし、それぞれの瞬間で、その時に終わってもいいという考えになるのではなく、先を見て、今は耐えるということも必要になるはずです。

必要がない中で無理をして出て大きなけがをすることを美談のように語るのではなく、先を考えれば、他への影響を考えれば、ここは出すべきではなかったのではないかと考えることも大切だと思いました。
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名古屋へ伊勢へ

2011年09月13日 18時43分06秒 | Weblog
土曜日は午前中に楠小でジュニアバレーの練習試合があり、その足で、午後からは名古屋の栄で、竹下穣先生のご紹介を頂き、拓殖大学地方政治研究所の協力を得て地方議員研修会「悲劇を知恵にー危機管理と議会の役割」の会場担当をしていました。

会場は私学の学校の割引を受けられるということで名古屋ガーデンパレスの一室で、講師は拓殖大学地方政治センター客員教授で明治大学危機管理センター所長でもある中邨章教授にお越し頂きました。参加議員は、大府、亀山、桑名、鈴鹿、瀬戸、常滑、東浦から出席がありました。

内容は基礎的な知識を含め、東日本大震災を受け、地方議会のあり方をしっかり考えるべき時期ということなど、非常に参考になるお話を頂きました。また、後半部では参加議員から中邨教授への質問はもちろん、議員間で盛んに意見交換を行いながら、中邨教授から示唆を頂きました。

これまでの地域防災計画には、議会の議員の大規模災害に対するあり方は盛り込まれてきませんでした。しかし、今回の東日本大震災での被災地の状況から考えると、やはり、議会はどうあるべきかを議会できちんと議論し、議会の災害対応を体系化して、行政の作る防災計画とリンクさせる必要があると思います。
また、近隣自治体との災害時の協力協定を結ぶことや、平時から連携することなども議会の議員のできることと思います。

研修会のあとは有志で懇親会を持ちました。とは言いながら、話題のほとんどは研修会の内容や、これからの議会のあり方など、非常に内容濃いものでした。


今日は伊勢の三重県営体育館で、県内のジュニアバレーボール協会各支部から代表チームが集まり、スポーツフェスティバルという大会が開かれています。愛宕ジュニアからも2人が登録されているため、その応援と試合観戦をしています。

一度、この大会での監督を経験したことがあるのですが、その時に意識したのは、参加した子どもたちが中学校に入ってもその経験でつながることができることでした。

また、普段は別のチームとして勝ちを目指して市内で戦っていますが、このような機会に一時的にでも仲間として同じ目標に向かう経験は、子どもたちの心理に化学変化のような効果があるのではないかと思います。
このような大会の主役はあくまで子どもであって、大人はそれに手助けするだけとも。

反面教師はJリーグの初期のオールスター戦で見られた、監督が勝ちにこだわり、ファン投票の結果を無視するように、その監督の所属するチームの選手を優先的につかったことです。
オールスター戦は公式戦ではないのですから、いかにそこで' 楽しむ 'ことができるか、' 楽しみ 'があるかどうかだと思います。
その点は子どもたちの大会でも同じだと思っています。
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